【密着レポ】藍井エイル、全国ツアー3本目金沢「このままの調子で」

藍井エイルが5月31日（日）、Van van V4にてワンマンツアー＜Eir Aoi LIVE TOUR 2015-BEYOND THE LAPIS-＞の3本目となる金沢公演を開催した。

◆藍井エイル 画像

全国9公演の規模で行われる＜Eir Aoi LIVE TOUR 2015”BEYOND THE LAPIS“＞は、配信サイトで9冠を達成したほか、レコチョクアニメチャートで3週連続で1位獲得、配信サイト「mora」では総合月間チャートで1位を記録するなど、絶好調の最新シングル「ラピスラズリ」を携えて行われるもの。11月には日本武道館単独公演を控える彼女が今、至近距離のやりとりが楽しめるライブハウスでツアーを行なうプレミアムなものでもある。さらに、ツアー直前には「Bright Future」を先行配信したほか、ツアー中の6月24日には3rdアルバム『D’AZUR』をリリースするなど、上昇気流を描き続ける藍井エイルの現在進行形が凝縮されたものになるはずだ。BARKSはその9公演すべてをご紹介する。

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■【密着レポート──金沢Van van V4】
■「さすがローリン！」

前日の徳島club GRINDHOUSEから金沢へは約450kmにおよぶ移動距離。2日連続公演となる藍井エイル一行は徳島でのライブ終演後、すぐにバスに乗り込み大阪へ。大阪で一泊した後、翌早朝に移動するというハードな行程で金沢に入った。

ライブを前に、藍井エイルは11時30分よりアニメイト金沢でリリースイベントを開催。同イベントでは金沢店のご厚意で、アルバム『D'AZUR』特製大型パネルを用意して出迎えてくれたということもあって、本人のテンションが一気に急上昇するという一幕も。お店側の心の通うおもてなしや金沢のファンとの直接の交流に、旅の疲れなど吹っ飛んでしまったような笑顔で、サイン色紙お渡し会が終了した。

しかし、アニメイト金沢からVan van V4へ移動中のタクシー車内にて、「バンドメンバーが「チャンピオンカレー」を食べに行った」との連絡が入り、ショックを受ける藍井エイル。ご当地カレーとして話題の金沢カレーのなかでも「チャンピオンカレー」は老舗店であり、大のカレー好きである藍井にとってはあまりに残酷な報告だったようだ。

意気消沈のまま会場入りした藍井エイルは、用意されていたケータリングの弁当を食べようとしたところ、ベースの黒須克彦（愛称：ローリン）より、「お持ち帰りチャンピオンカレー」の差し入れが。「さすがローリン！」と涙ながら（？）にそのカレーを堪能するなど、リハーサルを前にバンドメンバーとの精神的なつながりを強固にした。食のパワー恐るべしだ。

リハーサルはバンドメンバーのサウンドチェックから始まり、藍井エイルがステージに姿を現したところで全員での演奏が行われる。細部にまで至るチェックはなかなかシビアなもので、ステージへの集中力が一気に高まったことが肌で感じられる。その詳細は後日改めてお伝えするのでお楽しみに。心地よい緊張感と高揚感を得たところで、リハーサルの最後には恒例となったメンバー全員での「エイエイル－！」で締め。そして、いざ本番へ。

ここ金沢ではリリースイベント等の開催はあるものの、ワンマンライブは初。会場となるVan van V4は建物内にRECスタジオや練習スタジオも併設するなど、音楽好きのメッカとして知られるライブハウスだ。キャパシティ200人の客席は当然ながらソールドアウトで、あっという間にフロアに隙間がなくなる。開演予定時刻の17時、ついにライブがスタートした。

「金沢ー！」と煽る藍井エイルのステージのキレは、この日も抜群だ。ファンの熱い盛り上がりはそのキレを増幅させ、バンドメンバーの高度な演奏など、どこを取っても無駄のない最高のステージングが展開された。ツアー3本目にしてライブの完成度はますます高まる一方、序盤戦ならではの緊張感もあって、まさに灼熱というにふさわしいステージが繰り広げられた。

終演後、藍井エイルもバンドメンバーもかなり手ごたえを感じたようで、「このままの調子で最後まで頑張ろう！」と改めて気合を入れ直していたのが印象的だった。藍井エイルバンドの雰囲気は最高だ。

次回ライブはツアー4本目となる6月4日の広島ナミキジャンクション。この熱く烈しいステージはさらに精度を増して完成度を高めるはず。楽しみにしたい。








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