【ライブレポート】三浦大知がFC限定ライブ。「僕は、ステージに住みたい。家賃いくらだろう。」

ソロを始めた頃は「子供の頃から歌とダンスを分けたことがなかったんですよ。どっちもある状態が僕には普通」だったために、「歌とダンス、どっちに力を入れてる?」という質問にどう回答するべきか悩んでいたという大知。しかし、この三浦大知のスタイルが当たり前のように受け入れられて今があることに感謝の言葉を述べ、そして実体験から「続けることの大切さ」を語る。しかし、我々が忘れてしまいがちなのは、三浦大知の言う“三浦大知にとって当たり前のスタイル”は、三浦大知だからこそ当たり前なのであって、世界レベルのダンサー陣に混じっても見劣りしないダンスを披露しながら歌うという行為を同時にこなすというのは、そもそも“当たり前じゃない”ということ。“口パク”なんてものもあったりして、ダンスしながら歌う(ように見せる)ことは昔ほど難しくないし、それもまたエンターテインメントの演出手法としてはなしではない(もちろん口パクの是非についての議論をここでするつもりもない)。ただ、大知の場合は生歌である。
「Anchor」「IT'S THE RIGHT TIME」「ふれあうだけで ~Always with you~」とバラードが続いた終盤。「ふれあうだけで ~Always with you~」では、会場を埋めた観客からの大合唱も発生する。
そして最後は「Unlock」。最新曲にして、シングルとしては久しぶりのバリバリのダンスチューン。Koharu Sugawaraとのコラボによる振り付けやミュージックビデオがファンという枠を越えて話題になったほか、<LIVE-En Dance Studio × Daichi Miura->では、Koharu Sugawaraと三浦大知と鏡写しのような完璧なるシンクロを見せつけ、会場を驚愕させた(恐ろしいほどのかっこよさで震え上がらせた、と綴ったほうが正確かもしれない)。この日もs**t kingzと、CGでも観ているかのようなパフォーマンスで魅せて、フロアから大きな喝采を集めていた。
過去の作品が披露された本編。そして「大知!」コールに誘われてのアンコールでは、三浦大知の未来の歌、6月17日リリースの「music」が披露される。
「またひとつ、みなさんと最高を作れたんじゃないかなって思います。ありがとうございます。」
「ひとつ言えることがあるとするなら、10年を2時間で振り返ろうとするのは無理(笑)」
ステージから客席の景色を眺めながら、「ソロデビューしたばかりの三浦大知は、この景色を知らないし、驚くんじゃないかな。」と、昔の自分に誇れると瞳を輝かせる大知。さらにこれからも、そのスタイルをアップデートして、みんなと一緒に三浦大知を作っていくことをしっかりと約束する。
3000人からの鳴り止まない拍手に包み込まれた豊洲PIT。そして大知は、そんなファンからの気持ちを前にして、なんだか恐縮しているのだった。
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なお、三浦大知は<DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015>が9月10日のオリンパスホール八王子からスタート。さらに、アルバムリリースも発表されている(詳細は近日公開)。
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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