【密着レポ】藍井エイル、全国ツアー4本目広島「自然と笑顔になっちゃう」

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■【インタビュー──藍井エイル】
■「私も自然と笑顔になっちゃう」

──広島公演、おつかれさまでした。全9公演のうち4公演が終了したことになるわけですが、現在の手応えはいかがですか。

藍井:すごくいい感じで、毎公演が楽しすぎるんです。ライブが終わっていくごとに寂しくなっているという(笑)。

──まだツアー中盤なのに、すでに遠足の帰りのバスのなか状態じゃないですか(笑)。では、最高のスタートとなった初日の仙台公演から振り返っていただけますか?

藍井:仙台は初ワンマンでしたし、ツアー初日ということもあって、やっぱり緊張感を伴ったなかでのライブだったんです。でも、仙台のお客さんが熱く受け止めてくれて、パワーも凄く発してくれて。初日からグッとくるものがありました。

──場内は息ができなくなるほどの熱気でしたね。初日だからこそ見えてくる発見もあったと思うのですが?

藍井:仙台はMCも短めに激しいステージを中心としたもので、かなりゴリゴリだったんです。だからこそお客さんがパワーを発してくれたこともあると思います。今はそのステージを基本に、少しずつ演出面で手を加えている感じですね。

──そういう意味では、セットリストに変化も?

藍井:そうですね。少しずつ曲を変えたりしているので、その場所場所で楽しめるツアーになっていると思いますし、そのきっかけとなったのがやっぱり仙台。初日にいただいたパワーを2公演目の徳島に届けられるように、という気持ちになれたことが印象的でした。

──2公演目となる徳島は、イベントで何度か訪れている土地ですね。

藍井:はい、<マチアソビ>というイベントで。そのイベントはufotable(※アニメを主体とした映像企画制作会社)さんが運営して、徳島市で開催されているものなんです。私のデビュー曲「MEMORIA」がufotableさん制作アニメ『Fate/Zero』の主題歌ということもあって、徳島はかなりの回数おじゃまさせてもらっているんですね。だから、徳島でのライブは本当に“帰ってきた”という気持ちが大きくて。 “ただいま!”って言うと、徳島のみなさんが“お帰り!”って返してくれたり。だいたい私は、<マチアソビ>に呼ばれてなくても勝手に徳島に遊びに行ったりしますからね(笑)。

──それはもはや地元的な(笑)。

藍井:それくらい大好きな街だから、「自分にとって第二の故郷でもある」ということを徳島のライブではお客さんに伝えたんです。温かい土地だっていうことも知っていたので、“徳島でもワンマンをやりたい”と思っていたさなかに夢が叶ったという。

──なるほど。全9公演は北海道は札幌、東北は仙台、北陸は金沢、中国地方は広島、九州は福岡、そして大阪、名古屋、東京と大都市を中心に廻るものですが、四国に徳島を選んだのにはそういう理由もあったわけですね。

藍井:そうなんです。自分にとってたくさんの思い出がある場所ですし、また新しい光景を徳島のみなさんと観られたのは嬉しかったですね。

──金沢はその翌日の公演となりましたが、2日連続のライブはいかがでしたか?

藍井:2日連続ライブというのは自分にとって初めての経験だったんですけど、前日の熱をそのまま繋げられるという意味でも、すごく熱いライブができたと思います。

──450kmの移動距離は、行程としてのハードさを感じなかった?

藍井:それよりも続けられる嬉しさが勝っていたという(笑)。

──男らしい発言ですね(笑)。

藍井:だいぶ男勝りですね(笑)。ずっとバスケをやっていたこともあって体育会系なところもあるので、“しんどいかもしれない”という状況に燃えるんです(笑)。

──3公演目の金沢でのライブにはかなり手応えを感じていた様子でしたが?

藍井:金沢もラジオとかイベントだったりで何度か訪れている場所なんですね。自分自身カレーが好きなので、行くたびにチャンピオンカレーを食べていて、ライブのMCでその話をしてもお客さんがすごく盛り上がってくれましたし。そんなに頻繁に訪れることができていたわけでもないんですけど、それでもお客さんに向かっていくようにパワーを出していくと、それを全部受け止めてくれて、それ以上のパワーで返してくれるっていう一体感が生まれた瞬間をたくさん感じることができたライブでした。

──4公演目となる今日の広島も一体感=0距離をひしひしと感じました。

藍井:広島は先月、<ひろしまフラワーフェスティバル>におじゃましたばかりでしたしリアルタイムな感じがしていて。そこからずっと楽しみにしていたワンマンライブでもあったので。

──ライブ中には客席から「議長!」っていう声援も飛んでましたしね。RCCラジオの番組『ラジプリズム』での愛称がすっかり浸透してました。

藍井:自分自身も広島に馴染んでいるところがあるので、ここに帰ってくるとみんなが「議長!」って呼んでくれるのが、私にとって本当に嬉しいことなんです。今日もバンドのメンバーと「私が広島に住んでたらどんな感じだったのかな」とか話したり。お昼の散歩中に不動産屋さんの賃貸の張り紙をチラッと見てみたり(笑)。街並みも、広島の人たちの熱くて優しい感じとか、ヘンに気を遣わないで話ができるところとかが凄く好きなんです。だからまた戻ってきたいという気持ちがあって、だからこそさっきのライブの最後に“約束”っていう話をさせてもらったんです。本当に楽しかったですね。今日はお客さんに、いっぱい元気をもらったなっていう感じです。

──このツアーに密着させていただいて、藍井エイルさん自身、ステージ上で笑顔が多いなって思いました。その姿が客席を元気にさせているんだなと。ステージとフロアの“0距離”が相乗効果を生んでいるのかもしれませんね。

藍井:ステージ上でみんなの声援とかが聞こえる瞬間に、私も自然と笑顔になっちゃうんですよね。私自身グイグイいくタイプではあるので、それに対して大きく反応してくれると、本当に嬉しいんです。

──残り5本もそういう光景がますます増えそうですね。

藍井:はい。今回のツアーは“0距離”ということがテーマですし、目標でもありますので。それって、会場の大小の問題ではないんです。どんなにキャパが大きくても、逆にどんなに小さくても、届けたいものが変わることはないんです。たとえ物理的な距離がどれだけあったとしても、どれだけ心の距離を近づけられるかということ。

──その気持ちを音楽に乗せて伝えているわけで。

藍井:そうなんです。自分自身が各楽曲で伝えたい想いを、歌を通して、聴いてくれている人やライブ会場にきてくれている人の心に、どれだけダイレクトに届けられるか。それを大切にしているのが今回のツアー<Eir Aoi LIVE TOUR 2015-BEYOND THE LAPIS->ですし、ライブって、そういうものだなと改めて実感しています。この先も頑張りたいし、思いっきり楽しめたらと思っています。

取材・文◎梶原靖夫(BARKS)



■3rdアルバム『D’AZUR』

6月24日(水)発売
【初回生産限定盤A (CD+BD+Photobook)】SECL 1714~15 ¥3,704+税
●特典Blu-ray付
●フォトブック「The Blue Nightmare」封入
●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードA封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1714

【初回生産限定盤B (CD+DVD+Photobook)】SECL1716~17 ¥3,426+税
●特典DVD付
●フォトブック「The Blue Nightmare」封入
●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードB封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1716

【通常盤 (CD)】SECL1718 ¥2,778+税
★初回仕様:フォトカードC封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1718
<収録曲>01. awakening [作曲・編曲:篤志]
02. IGNITE [作詞:Eir, 小川智之 / 作曲:小川智之 / 編曲:Saku]
~TVアニメ『ソードアート・オンライン II』OPテーマ~
03. ラピスラズリ [作詞:Eir, 加藤裕介 / 作曲・編曲:加藤裕介]
~MBS/TBS系TVアニメ『アルスラーン戦記』EDテーマ~
04. ゆらり [作詞・作曲・編曲:安田貴広]
05. シンシアの光 [作詞・作曲・編曲:新井弘毅]
~PlayStationR3 & PlayStationRVita『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』OPテーマ~
06. Quit [作詞・作曲・編曲:篤志]
07. Bright Future [作詞:Eir / 作曲・編曲:黒須克彦]
~5月20日より超先行配信スタート!~
08. JUMP!!! [作詞:Eir / 作曲・編曲:増谷賢]
09. 幻影 [作詞:Eir, 大塚利恵 / 作曲・編曲:津波幸平]
10. ずっとそばで [作詞:Eir, Saku / 作曲・編曲:Saku]
11. GENESIS [作詞:唐澤美帆 / 作曲:丸山真由子 / 編曲:佐藤あつし, 清水武仁]
~TVアニメ『アルドノア・ゼロ』EDテーマ~
12. ツナガルオモイ [作詞・作曲:Eir / 編曲:水木峻、石塚英一朗]
~TBSテレビ『ランク王国』10・11月度OPテーマ~
13. 青の世界 [作詞:Eir / 作曲・編曲:重永亮介]
14. BREAK OUT! [Bonus Track] [作詞・作曲:織田哲郎 / 編曲:篤志]

◆初回生産限定盤特典映像(初回A・初回B共通)
01. 「IGNITE」 Music Video
02. 「ツナガルオモイ」 Music Video
03. 「GENESIS」 Music Video
04. 「ラピスラズリ」 Music Video
05. 「シンシアの光」 Music Video
06. Making of 「D'AZUR」

◆初回生産限定盤特典フォトブック
 全48Pオリジナルストーリー仕立ての豪華フォトブック 「The Blue Nightmare」

■「Bright Future」先行配信スタート

【iTunes】 https://itunes.apple.com/jp/album/id991286419?at=10lpgB&ct=4547557039184_al
【mora】 http://mora.jp/package/43000001/4547557039184/
【レコチョク】 http://recochoku.jp/artist/2000081230/

■<藍井エイル ワンマンライブ@日本武道館>

11月2日(月)日本武道館
OPEN / START 17:30 / 18:30
¥6,000(税込)全席指定
※3歳以上チケット要
チケット一般発売:9月12日(土)
[問]HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

■<Eir Aoi LIVE TOUR 2015 -BEYOND THE LAPIS->

5月24日(日)宮城県・仙台 darwin
5月30日(土)徳島県・徳島 club GRINDHOUSE
5月31日(日)石川県・金沢 vanvan V4
6月04日(木)広島県・ナミキジャンクション
6月07日(日)大阪府・なんばHatch
6月10日(水)愛知県・名古屋 ボトムライン
6月14日(日)福岡県・福岡 DRUM LOGOS
6月18日(木)北海道・札幌 PENNY LANE 24
6月27日(土)東京都・豊洲PIT

■初のワールドツアー<Eir Aoi WORLD TOUR 2015 -ROCK THE WORLD!->
7月よりフランス・パリを皮切りにスタート
詳しい情報はオフィシャルサイトにて

◆BARKS内藍井エイル特集ページ
◆『D'AZUR』特設ページ
◆藍井エイル オフィシャルサイト
◆藍井エイル オフィシャルTwitter
◆藍井エイル オフィシャルFacebook
◆藍井エイル オフィシャルYouTubeチャンネル

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