【インタビュー】ジョルジオ・モロダー75歳、まだまだ踊ります

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ディスコ・ミュージックのパイオニアとして、ダフト・パンクやEDMアーティストにも多大な影響を与え、1970年代にドナ・サマーのヒット曲や映画『フラッシュダンス』のサウンドトラックを手掛けてきたイタリア出身のアーティスト/プロデューサー=ジョルジオ・モロダー。2015年で75歳をむかえる彼が、6月17日に30年以上ぶりとなるソロ・アルバム『デジャヴ』をリリースする。一時は音楽業界から完全に引退したと思われていたた彼が、どのような想いで今作を制作、華麗なる復活を遂げたのか。

◆ジョルジオ・モロダー画像

――30年ぶりのソロ・アルバム『Déjà Vu』の発売日が迫っていますが、どんな気分ですか?

ジョルジオ・モロダー:非常に興奮しているよ。あともう1カ月だから待ち切れないし、リリースの日が来るのを、指折り数えて待っているんだ!

――思えば、1980年代の終わりになってあなたは、ヴィジュアル・アートに興味を転じて半ば音楽界から引退しましたが、実は音楽より前にアートに関心を持っていたそうですね。

ジョルジオ・モロダー:確かにそう言えるんだろうね。ただそれはかなり若い時で、14~15歳の頃にアートを勉強したんだ。でもそれからギターを弾き始めて、音楽に興味が移った。そして随分時間が経ってからアートに戻ってきて、改めて勉強して、展覧会などもしたよ。

――当時はやりたいことをやり尽くしたような気分だったんでしょうか。

ジョルジオ・モロダー:まあ、それもあるのかな。面白いプロジェクトに出会えなくて、音楽から心が離れていた。それに僕はあの時点ですでに、ポップ・ミュージックをやって、ディスコとダンス・ミュージックをやって、ロックもやって、映画音楽も手掛けていたからね。まだやったことがなかったのは、ミュージカルだけだった。ただ、ここにきて実はミュージカルに関わることになりそうで、それでやりたいことは全部制覇したことになるかな(笑)。

――その間も、いつか音楽にカムバックすると思っていたんじゃないですか?
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