【密着レポ】藍井エイル、全国ツアー6本目名古屋「めでたい!」

ツイート

■【ライブレポート──名古屋ボトムライン】
■「夢を諦めないでください」

開演時間を少し過ぎて場内が暗転。静かなフロアにブルーのペンライトが光るなか、藍井エイルの歌声が場内に広がる。本番では、いつもと変わらない真っすぐに伸びるクリアなハイトーンを出してきた。エイルバンドの音が鼓膜を揺らすと、たちまちフロアからはそれを打ち消すようなボリュームでOiコールがわき起こる。

下手側に作られた“女子エリア”は満員状態。女の子たちも大声でコールしながら勢いよくペンライトを振り、目の前に藍井エイルがくると指でハートマークを送って猛烈にラブアピール。名古屋公演は、のっけからオーディエンスがパワー溢れるリアクションを見せる。

「名古屋ー! もっと楽しんでいくよ~」という藍井エイルの掛け声で土屋と新井が揃って勢いよくフロントへ突進。ギターパフォーマンスでフロアを挑発した。それに激しい手拍子で応戦するオーディエンス。名古屋はバンドパフォーマンスが至るところで藍井エイルとオーディエンスを引っぱっていった。アッパーな楽曲と世界観が強い楽曲。変拍子や転調をふんだんにとりいれ、キメを連発する楽曲。バンドが一つの塊になって生み出す強靭なグルーヴに、藍井エイルの熱い魂が引き出され、どんどんエモーショナルに高ぶるシーンでは、歌いながら泣いているんじゃないかと思った曲もあった。

フロアからはたまらず「エイルちゃん最高!!」「カッコいい」と悲鳴に近い声が上がった。レンジの広い曲を感情を込めて歌い終えた後は、予定通りMCをタクヤにバトンタッチ。メンバーをいじりながらのひつまぶしトークで観客を盛り上げている間、藍井エイルは携帯酸素を吸ってしばし喉を休めた。彼女が再びフロントンに立ち、ライブは早くも後半戦へ。

ここからは藍井エイルもジャケットを脱ぎ捨て、白いカーディガン姿に。「みんな思い切り楽しんで、思いっきり盛り上がろう!」という合図で盛り上がり必至のナンバーを次々と投入。ベースのローリンは腕を振り上げ、観客を鼓舞。大音量のOiコールでそれに応えるフロアに、重永はイスの上に立ち上がって鍵盤を弾くパフォーマンスを見せる。

このツアーのために最新アルバム『D’AZUR』より先行配信された「Bright Future」に突入すると、メンバーと観客が“WOW WOW WOW WOW~”と息の合った大合唱を響かせた。声も身体も心もどんどんみんなが一つにつながり“0距離“を体感した本編。この後始まったアンコールでは、メンバー各々が「最高!」と褒め称えた。「すごい一体感だったね」と興奮気味の藍井エイルが話し始めた。

「今日のこの景色は、支えてくれるみんながいてこそ見れた景色です。歌手になりたいとずっと昔から夢見てたんだけど、その夢に挫折したこともありました。それでも諦められなくて、ずっと夢見てきたからこそ見れた景色だと思います。だから、みなさんも自分を信じて、夢を諦めないでください」

藍井エイルの掛け声でオーディエンスは隣りの人と手をつなぎ、観客同士も“0距離”を体感。最後の曲が始まると、弦楽器隊3人があちこち入り乱れ、ステージ上も0距離状態のパフォーマンスで大暴れ。そして、藍井エイルの「せ~の」という掛け声で全員がジャンプをして、アンコールを締めくくった。

1曲目からラストまで、テンション高い盛り上がりでライブを作り上げた名古屋公演。恒例の「エイエイルー」の3本締めを終えたあと、藍井エイルはマイクを外し、「最高の時間をありがとー! 名古屋、愛してます。必ずまた会いましょう。したっけ!!」と、地元・北海道の方言を使った“バイバイ”を名古屋のファンに贈った。楽屋に戻ると、スタッフのお子さんが無事誕生したことが伝えられ、ライブとともにもう一つの最高が、この夜に重なった。

こうして名古屋ワンマン公演も大成功におさめた藍井エイル。バンドとしての結びつきもさらに増した今、次の福岡ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう。

取材・文◎東條祥恵



■3rdアルバム『D’AZUR』

6月24日(水)発売
【初回生産限定盤A (CD+BD+Photobook)】SECL 1714~15 ¥3,704+税
●特典Blu-ray付
●フォトブック「The Blue Nightmare」封入
●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードA封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1714

【初回生産限定盤B (CD+DVD+Photobook)】SECL1716~17 ¥3,426+税
●特典DVD付
●フォトブック「The Blue Nightmare」封入
●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードB封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1716

【通常盤 (CD)】SECL1718 ¥2,778+税
★初回仕様:フォトカードC封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1718
<収録曲>01. awakening [作曲・編曲:篤志]
02. IGNITE [作詞:Eir, 小川智之 / 作曲:小川智之 / 編曲:Saku]
~TVアニメ『ソードアート・オンライン II』OPテーマ~
03. ラピスラズリ [作詞:Eir, 加藤裕介 / 作曲・編曲:加藤裕介]
~MBS/TBS系TVアニメ『アルスラーン戦記』EDテーマ~
04. ゆらり [作詞・作曲・編曲:安田貴広]
05. シンシアの光 [作詞・作曲・編曲:新井弘毅]
~PlayStationR3 & PlayStationRVita『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』OPテーマ~
06. Quit [作詞・作曲・編曲:篤志]
07. Bright Future [作詞:Eir / 作曲・編曲:黒須克彦]
~5月20日より超先行配信スタート!~
08. JUMP!!! [作詞:Eir / 作曲・編曲:増谷賢]
09. 幻影 [作詞:Eir, 大塚利恵 / 作曲・編曲:津波幸平]
10. ずっとそばで [作詞:Eir, Saku / 作曲・編曲:Saku]
11. GENESIS [作詞:唐澤美帆 / 作曲:丸山真由子 / 編曲:佐藤あつし, 清水武仁]
~TVアニメ『アルドノア・ゼロ』EDテーマ~
12. ツナガルオモイ [作詞・作曲:Eir / 編曲:水木峻、石塚英一朗]
~TBSテレビ『ランク王国』10・11月度OPテーマ~
13. 青の世界 [作詞:Eir / 作曲・編曲:重永亮介]
14. BREAK OUT! [Bonus Track] [作詞・作曲:織田哲郎 / 編曲:篤志]

◆初回生産限定盤特典映像(初回A・初回B共通)
01. 「IGNITE」 Music Video
02. 「ツナガルオモイ」 Music Video
03. 「GENESIS」 Music Video
04. 「ラピスラズリ」 Music Video
05. 「シンシアの光」 Music Video
06. Making of 「D'AZUR」

◆初回生産限定盤特典フォトブック
 全48Pオリジナルストーリー仕立ての豪華フォトブック 「The Blue Nightmare」

■「Bright Future」先行配信スタート

【iTunes】 https://itunes.apple.com/jp/album/id991286419?at=10lpgB&ct=4547557039184_al
【mora】 http://mora.jp/package/43000001/4547557039184/
【レコチョク】 http://recochoku.jp/artist/2000081230/

■<藍井エイル ワンマンライブ@日本武道館>

11月2日(月)日本武道館
OPEN / START 17:30 / 18:30
¥6,000(税込)全席指定
※3歳以上チケット要
チケット一般発売:9月12日(土)
[問]HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

■<Eir Aoi LIVE TOUR 2015 -BEYOND THE LAPIS->

5月24日(日)宮城県・仙台 darwin
5月30日(土)徳島県・徳島 club GRINDHOUSE
5月31日(日)石川県・金沢 vanvan V4
6月04日(木)広島県・ナミキジャンクション
6月07日(日)大阪府・なんばHatch
6月10日(水)愛知県・名古屋 ボトムライン
6月14日(日)福岡県・福岡 DRUM LOGOS
6月18日(木)北海道・札幌 PENNY LANE 24
6月27日(土)東京都・豊洲PIT

■初のワールドツアー<Eir Aoi WORLD TOUR 2015 -ROCK THE WORLD!->
7月よりフランス・パリを皮切りにスタート
詳しい情報はオフィシャルサイトにて

◆BARKS内藍井エイル特集ページ
◆『D'AZUR』特設ページ
◆藍井エイル オフィシャルサイト
◆藍井エイル オフィシャルTwitter
◆藍井エイル オフィシャルFacebook
◆藍井エイル オフィシャルYouTubeチャンネル

◆【密着レポート──名古屋ボトムライン】へ戻る
◆【インタビュー──藍井エイル】へ戻る

◆LINE MUSIC「藍井エイル50songs」プレイリスト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス