【密着レポ】藍井エイル、全国ツアー8本目札幌「故郷には格別な想いが」

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■【インタビュー──藍井エイル】
■「信頼関係もより濃くなっている」

──今回はエイルバンドについて訊かせてください。まずバンドサウンド自体はかなりハードですよね。イベントとかではオケで歌うこともあると思うんですが、本人的にはどちらでも“どんとこい!”って感じです?

藍井:オケだと、自分の声がオケの音量に負けないようにしないといけないっていう配慮が必要ないんです。それが生バンドになると、音のバランスが変わってくるし、パワフル。そもそもの音の聞こえ方がまったく違うんですね。バンドはそのぶん、お客さんに伝わる熱量みたいなものがより強くなるので、お客さんはもちろん歌っていても自分が盛り上がりますよね。

──ただ、あれだけハードで音数も多いバンドサウンドのなかで、ピッチもリズムも乱れない。むしろライブ後半に行くにしたがって上り調子になるボーカルには正直、驚きました。

藍井:えー!嬉しいです。自分のなかでは大丈夫かな?という部分もあるんですけど、それよりも歌を届けるという想いのほうが勝っているんです。ピッチとかリズムはもちろん大切なんですけど、ライヴはダイレクトに気持ちを伝えることができるから。

──エイルバンドとの一体感もますます高まっているところで、今回はバンドメンバー1人1人について訊きたいんですが。楽屋のみなさんはホント仲が良くて、サウンド的なバンド感はもちろん、人間的にもガッチリとスクラムを組んでいるように思えるんです。まずは、ドラムの楠瀬タクヤさんは元ヒスブル(Hysteric Blue)のメンバーですが。

藍井:私はヒスブルが好きで、よく歌ったりもしていたんです。だから最初にお会いしたときはすごく緊張したんですけど、気さくに話しかけてくれたりもして。キャラクター的には大阪な感じが出ている(笑)。すごく人を惹きつけることのできる方なので、みんなを引っぱっていくタイプなのかなと思っています。

──タクヤさんはライブ中、藍井エイルさんの楽曲を歌いながらドラムを叩いている場面が多いんですよね。さすがは歌心のあるドラマーです。

藍井:たしかに。さっきも私がライブで歌ってる曲を口ずさんだら、え!?なんで歌詞を覚えているの?っていうくらい一緒に歌ってたのでビックリしました(笑)。

──ベースのローリンこと黒須克彦さんは、ももクロやKAT-TUNなど数々の著名人の楽曲を手がけるコンポーザーであり、ベースを構えるポジションが驚くほど低いロックなミュージシャンですが。

藍井:はい、クールキャラです。自分のペースを大切にしている人でもあって、バンドメンバーの中で一番冷静かもしれない。しかも、サポートとしてかなり場数を踏んでいるベーシストなので、ライブに関して的確なアドバイスをくれたり、悩んだときに相談にのってくれるんです。たとえば、この音ってどうしたらもっと聞こえやすくなるかな?とか、バンドサウンド全体のことも訊いたりもしていて。

──金沢では藍井エイルさんのためにチャンピオンカレーを買ってきてくれたりもしたし(笑)。

藍井:そうですね(笑)、すごく優しい。ライブでは無口なイメージがあるかもしれないですけど、実はノリのいい部分もあったりするので、お客さんのみんなにも“ローリン”って呼んでほしいなと。

──イケメンのツッチーこと土屋浩一さんは元HI LOCKATION MARKETSのメンバーであり、SIAM SHADEの栄喜ソロのサポートも務めるギタリスト。

藍井:男前ギターなわけですけど(笑)、ツッチーもかなりノリがよくて、ステージ上ではメンバー紹介のときに煽ってくれたりする男らしい面も持っている人です。その反面、結構気を遣ってくれてたりするのかなって。

──ギタリストとしてはエレキはもちろん、ガットギターやアコースティックギターを担当したり、プレイは繊細で器用ですよね。

藍井:そう。トークとかもすごく上手なんですよ。私は最初、トークとか苦手だったんですけど、ギタリストなのにガンガンしゃべれてて、羨ましいなって。

──もう1人のギタリストの新井弘毅さんは元serial TV dramaの凄腕ギタリストで、現在はAIMI(ex.ステレオポニー)と共にALiCE IN UNDERGROUNDで活躍中です。

藍井:とにかく常にお腹が減っている(笑)。最初は新井ヒロキングっていう愛称だったんですけど、いつも「腹ペコだ。ペコペコだ。ペコだ」って言ってるので、いつの間にかペコキングになっちゃったんです(笑)。楽屋ではいつも明るくて、新井さんが言うことは全部面白いっていう。

──ムードメーカーですか。

藍井:はい。オンとオフの使い分けがすごく上手。ステージ上では一気にオンになるんですけど、そのスイッチの切替があからさまに分かるんですよね。だから、普段の新井さんとステージに立ったときの新井さんは全然違う面を持っている。そういう意味ではプロ意識の高い人なのかなって思います。それにやっぱり、すごくギターが好きなので、頭の中はギターのことでいっぱいなんだろうなと。バンドメンバーのなかでは最も少年の心を持っている人。

──バンマスの重永亮介さんは中川翔子やAKB48などへの楽曲提供を行うコンポーザーであり、アレンジャーであり、キーボーディストです。

藍井:やっぱりバンマスらしく、判断力に優れていたり、みんなをまとめることに長けていますね。特徴としては、すごく猫背(笑)。むしろそれを直さないでほしいくらいの大きな特徴です(笑)。あと、いつまでもとれない山口弁も特徴(笑)。で、ヘンな人なんですよ。ヘタしたらバンドメンバーのなかで一番の変わり者。

──十分キャラクターの濃いエイルバンドの面々のなかでも、一番ですか!? 音楽的には?

藍井:作曲の話とか、すっごく長い時間話してくれるんです。これまでにもいっぱい楽曲を書いてもらっているので。レコーディングのときは楽譜にいろいろとアドバイスを書き込んでくれたり、細かいことも全部教えてくれて頼れるお兄ちゃん的存在というか、愛情を感じるというか。

──それぞれキャラクターもミュージシャンとしての実績も実力もある。人間的にも素敵な5人に囲まれてますね。

藍井:そうなんです。ツアーを重ねていくにつれて、メンバー同士の信頼関係みたいなものも、より濃くなっていって。その経験値がライブの成長にも確実につながっているのかなと感じています。だからお客さんには楽しみにしていてほしいし、私自身ファイナルまで思いっきり楽しみたいと思います。

取材・文◎BARKS



■3rdアルバム『D’AZUR』

6月24日(水)発売
【初回生産限定盤A (CD+BD+Photobook)】SECL 1714~15 ¥3,704+税
●特典Blu-ray付
●フォトブック「The Blue Nightmare」封入
●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードA封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1714

【初回生産限定盤B (CD+DVD+Photobook)】SECL1716~17 ¥3,426+税
●特典DVD付
●フォトブック「The Blue Nightmare」封入
●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードB封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1716

【通常盤 (CD)】SECL1718 ¥2,778+税
★初回仕様:フォトカードC封入
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SECL-1718
<収録曲>01. awakening [作曲・編曲:篤志]
02. IGNITE [作詞:Eir, 小川智之 / 作曲:小川智之 / 編曲:Saku]
~TVアニメ『ソードアート・オンライン II』OPテーマ~
03. ラピスラズリ [作詞:Eir, 加藤裕介 / 作曲・編曲:加藤裕介]
~MBS/TBS系TVアニメ『アルスラーン戦記』EDテーマ~
04. ゆらり [作詞・作曲・編曲:安田貴広]
05. シンシアの光 [作詞・作曲・編曲:新井弘毅]
~PlayStationR3 & PlayStationRVita『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』OPテーマ~
06. Quit [作詞・作曲・編曲:篤志]
07. Bright Future [作詞:Eir / 作曲・編曲:黒須克彦]
~5月20日より超先行配信スタート!~
08. JUMP!!! [作詞:Eir / 作曲・編曲:増谷賢]
09. 幻影 [作詞:Eir, 大塚利恵 / 作曲・編曲:津波幸平]
10. ずっとそばで [作詞:Eir, Saku / 作曲・編曲:Saku]
11. GENESIS [作詞:唐澤美帆 / 作曲:丸山真由子 / 編曲:佐藤あつし, 清水武仁]
~TVアニメ『アルドノア・ゼロ』EDテーマ~
12. ツナガルオモイ [作詞・作曲:Eir / 編曲:水木峻、石塚英一朗]
~TBSテレビ『ランク王国』10・11月度OPテーマ~
13. 青の世界 [作詞:Eir / 作曲・編曲:重永亮介]
14. BREAK OUT! [Bonus Track] [作詞・作曲:織田哲郎 / 編曲:篤志]

◆初回生産限定盤特典映像(初回A・初回B共通)
01. 「IGNITE」 Music Video
02. 「ツナガルオモイ」 Music Video
03. 「GENESIS」 Music Video
04. 「ラピスラズリ」 Music Video
05. 「シンシアの光」 Music Video
06. Making of 「D'AZUR」

◆初回生産限定盤特典フォトブック
 全48Pオリジナルストーリー仕立ての豪華フォトブック 「The Blue Nightmare」

■「Bright Future」先行配信スタート

【iTunes】 https://itunes.apple.com/jp/album/id991286419?at=10lpgB&ct=4547557039184_al
【mora】 http://mora.jp/package/43000001/4547557039184/
【レコチョク】 http://recochoku.jp/artist/2000081230/

■<藍井エイル ワンマンライブ@日本武道館>

11月2日(月)日本武道館
OPEN / START 17:30 / 18:30
¥6,000(税込)全席指定
※3歳以上チケット要
チケット一般発売:9月12日(土)
[問]HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

■<Eir Aoi LIVE TOUR 2015 -BEYOND THE LAPIS->

5月24日(日)宮城県・仙台 darwin
5月30日(土)徳島県・徳島 club GRINDHOUSE
5月31日(日)石川県・金沢 vanvan V4
6月04日(木)広島県・ナミキジャンクション
6月07日(日)大阪府・なんばHatch
6月10日(水)愛知県・名古屋 ボトムライン
6月14日(日)福岡県・福岡 DRUM LOGOS
6月18日(木)北海道・札幌 PENNY LANE 24
6月27日(土)東京都・豊洲PIT

■初のワールドツアー<Eir Aoi WORLD TOUR 2015 -ROCK THE WORLD!->
7月よりフランス・パリを皮切りにスタート
詳しい情報はオフィシャルサイトにて

◆BARKS内藍井エイル特集ページ
◆『D'AZUR』特設ページ
◆藍井エイル オフィシャルサイト
◆藍井エイル オフィシャルTwitter
◆藍井エイル オフィシャルFacebook
◆藍井エイル オフィシャルYouTubeチャンネル

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