【インタビュー】SUGIZO、<LUNATIC FEST.>を語る_フェス前夜「諸君、狂いたまえ!」

ツイート

■ほかのバンドに飛び入りすることも
■十分、あり得ると思います

──LUNACY自体、狂気を孕んだバンドとして始まったわけで、LUNA SEAがトリでLUNACYとしてオープニングアクトを飾ることに興奮したSLAVEも多いと思います。そこには、どんな想いがありましたか?

SUGIZO:まずはホストである俺たちが最初に出るべきだという想いがあったんですよね。それがアーティストのみなさんに対しての仁義、というか礼義。

──Twitterで“初心に帰って狂い咲くぞ”とツイートしていましたが、のっけから暴れまくりですか?

SUGIZO:曲が速くて暴れられないかもしれないけどね(笑)。

──ははは。それとLUNA SEAが主宰するフェスは今回が初。本番までの過程もこれまでと全然、違うと思いますが、大変なこととやりがいは?

SUGIZO:みんな忙しくてメンバーとなかなかミーティングできないのがいちばん大変ですよ(笑)。現時点ではどちらかというとプレッシャーのほうが強いですけどね。まだまだやるべきことがあるし、準備が追いついていないから、がんばらないとって感じです。

──主宰する側に立つとフェス全体を成功させなきゃという責任が生まれますものね。

SUGIZO:そうですね。まずは出演アーティストのみなさんに気持ちよく演ってほしいし、お客さんにもフェス全体を楽しんでほしい。そういう枠組み作りにも全力投球しているので、自分たちのことは後回しになりますね。

──SUGIZOさんはLUNACYとLUNA SEA以外に、X JAPANのステージもありますが、それ以外にほかのバンドで飛び入りすることもあり得るんでしょうか?

SUGIZO:十分、あり得ると思います。

──それはすごい。それと、<LUNATIC FEST.>は25周年の締めくくりではあると思いますが、今後も続いていくもの? それとも1回限りですか?

SUGIZO:今はまだわからない。今回のフェスをいいものにしなきゃいけないという想いでいっぱいなので、未来のことはまだ考えられないですけど、存続できるように第1回目を成功させたいですね。

──こんな顔ぶれが揃うのは今回限りかもしれないけれど。

SUGIZO:もう、ないんじゃないですかね。LUNA SEAの歴史を紐解くようなフェスになってる気がするんですよね。過去、現在、未来、バンドが歩んできた道のりに存在してきた先輩たち、仲間たち、後輩たち。今は結成26年目ですけど、駆け抜けてきた月日が走馬灯のように駆け巡るような想いもあります。Inter FM特番に出演していてもそういう気持ちになった。出演アーティストとのエピソードを話しながら、改めて各バンドの曲を聴いて想いを馳せていると、同時にLUNA SEAのあらゆる時代の思い出が浮き彫りになる。結成当時、Xと出会った当時、デビュー当時、終幕、復活。あらゆる時代に今回の出演アーティストのみなさんがリンクしている感じです。自分たちの歴史を見ているような顔ぶれであり、自分たちが愛し、信頼している人たちと25周年を締めくくれるなんて、ロックバンドとしてこんなに光栄で幸せなことはないですね。

──では最後にBARKS読者にメッセージを。

SUGIZO:諸君、狂いたまえ!(※吉田松陰が塾生に残した名言より)。

取材・文◎山本弘子


<LUNATIC FEST.>

2015年6月27日(土) 幕張メッセ 1~4 ホール
2015年6月28日(日) 幕張メッセ 1~4 ホール
OPEN 9:30/START 11:00 / END 20:00 予定
■出演アーティスト
LUNA SEA(6月27日、28日両日)
【6月27日(土) 全12組】
LUNA SEA、X JAPAN、DEAD END、DIR EN GREY、Fear, and Loathing in Las Vegas、SIAM SHADE、LADIES ROOM、coldrain、TOKYO YANKEES、the telephones、9mm Parabellum Bullet、LUNACY(Opening Act)
【6月28日(日) 全12組】
LUNA SEA、BUCK-TICK、D’ERLANGER、GLAY、[Alexandros]、MUCC、KA.F.KA、AION、minus(-)、ROTTENGRAFFTY、凛として時雨、LUNACY(Opening Act)
■各プレイガイド一般発売日:2015年5 月30日(土)
■チケット料金: 各日¥15,500(入場チケット¥15,000+DRINK代¥500 / 税込)
[問]:LUNATIC FEST.実行委員会
0180-993-122(24 時間テープ対応)


◆インタビュー(1)へ戻る
◆ J インタビューへ
この記事をツイート

この記事の関連情報