スレイヤー、9月にニュー・アルバム『リペントレス』登場

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スレイヤーの6年振りとなる11thアルバム『リペントレス』が、9月11日発売となる。

◆スレイヤー画像

6月19日に公開された最新作のタイトル・トラック「リペントレス(原題: Repentless)」を公開しており、より凄味を増した獰猛性が確認できる。

「“リペントレス”は、俺にとってのジェフへのトリビュート曲だ。“ハンネマン・アンセム(HannemAnthem)”とこの曲を呼んでいる。ジェフのテイストを俺なりに再現してみた曲で…、何というか、ジェフが自分自身で新たな曲を書いたとしたら、こんな曲になるんじゃないかと思いながら作った曲なんだ」──ケリー・キング(G)


彼らは2014年3月に行われたスタジオ・セッションで新曲をレコーディングし、同年4月にファンへのプレゼントとして最新曲「インプロード(原題: Implode)」をフリー・ダウンロードで公開したが、その後同年9月から翌1月の間に、LAにあるHenson Studiosにてレコーディングを続行、そこで完成させたのがこの『リペントレス』だ。「インプロード」も今作に収録されているが、9月以降のレコーディング・セッションにて新たにレコーディングされ、新ヴァージョンが収録されている。

また、車のコマーシャル用に提供していたインストゥルメンタル楽曲「ホエン・ザ・スティルネス・カムズ(原題: When The Stillness Comes)」も新たにレコーディングされ、ヴォーカルを追加され楽曲として完成を見せている。全12曲からなるこの最新作は、究極のブルータリティと、ヘヴィで雷のようなスピードが暴れまわるスラッシュ・メタル・サウンドが渦巻く作品となった。

「最新作は、まさしくスレイヤーのサウンドだ。今までの作品では、ファンもどんな作品になるのかある程度予想はできていたと思う。でも今回は今までとは状況が違うから、どんな音になるのか興味を持っている事だろう。とにかく俺はこの最新作が気に入っているし、ファンを絶望させるようなことは絶対にないと思うね」──トム・アラヤ


『リペントレス』は、スリップノットやサウンドガーデン、デフトーンズらを手掛けるプロデューサー、テリー・デイトと初めてタッグを組み制作された。また、2001年『ゴッド・ヘイツ・アス・オール(原題: God Hates Us All)』以降、ドラマーのポール・ボスタフが再びスレイヤーのレコーディング・メンバーとして加わり、初めてゲイリー・ホルト(G)がレコーディングに参加した作品となる。創立メンバーの一人であり2013年にこの世を去ってしまったジェフ・ハンネマン(G)がいない初めての作品となるが、しかしながらジェフの手による楽曲も収録されているという。

「ジェフはいつだって曲を書いたりデモを作ったりしていた。息を引き取る直前まで曲を書き続けていたんだ。彼が書く曲のクオリティを感じれば、それこそが彼の情熱だったことが判るはずだ。今作にはジェフが書いた曲も収録している。ヴォーカル・テイク以外ほぼ完成に近い状態のものもあったから、そいつを仕上げたのさ。他にも彼の手による曲があるから、いつかまた彼の曲をレコーディングする時がくるかもしれない」──トム・アラヤ

また、ケリー・キング(G)は、「今作は、トムとポール、そして俺のそれぞれのアイデアをテーブルに乗せて、互いにコラボレートしながら、究極的なヘヴィさを作り上げていった。今作にリード・ギターで参加したゲイリーも凄かったよ。彼が弾くリード・パートを、たった1日でやり遂げたんだからな。あいつは狂ってるよ!」と、大いなる手応えを感じているようだ。

相変わらず強力なインパクトを持つジャケットは、ブラジルのアーティスト、マルセロ・ヴァスコによるアートワークで、トム・アラヤは「ジャケットに関しては、様々なアイデアが実際にあったんだけど、その中でもマルセロがベストだと感じだんだ。俺達からちょっとした提案を付け加えて、でき上がったのがこの最高なアートワークってわけさ」と語っている。

今作は通常のCDに加え、CD+DVD限定スペシャル・エディション、CD+Blu-ray限定スペシャル・エディション(映像には、2014年に行われた<ヴァッケン・オープン・エアー・フェスティヴァル>のライヴ映像、アルバムのメイキング映像を収録予定)、アナログ盤、限定ボックス・セット、デジタル配信、そして全世界3,000セット限定というメタル・イーグル・エディションの計7フォーマットでリリースとなる。メタル・イーグル・エディションは、Nuclear Blastのオンライン・ショップでの限定販売となるもので(http://media.nuclearblast.de/bands/Splash/slayer/repentless/eagle/index.html)、日本盤は通常盤CD、CD+DVD、そしてCD+Blu-rayの3フォーマットでの発売が予定されている。

スレイヤーは、7月後半から<Rockstar Energy Drink Mayhem Festival>のヘッドライナーとして出演するが、ここ日本でも10月に開催される<LOUD PARK 15>でののヘッドライナー出演が決定している。

スレイヤー / 『リペントレス』
2015年9月11日発売
通常盤: WPCR-16753 / \2,457(本体)+税
CD+DVD盤: WPZR-30681/2 / \3,200(本体)+税
CD+Blu-ray盤: WPZR-30683/4 / \3,800(本体)+税
1. Delusions of Saviour / ディリュージョン・オブ・セイヴィアー
2. Repentless / リペントレス
3. Take Control / テイク・コントロール
4. Vices / ヴァイシズ
5. Cast The First Stone / キャスト・ザファースト・ストーン
6. When The Stillness Comes / ホエン・ザ・スティルネス・カムズ
7. Chasing Death / チェイシング・デス
8. Implode / インプロード
9. Piano Wire / ピアノ・ワイアー
10. Atrocity Vendor / アトロシティ・ヴェンダー
11. You Against You / ユー・アゲインスト・ユー
12. Pride In Prejudice / プライド・イン・プレジュダイス
DVD & Blu-ray収録内容
SLAYER Live at Wacken 2014 / ライヴ・アット・ヴァッケン 2014 ライヴ映像(収録曲未定)
Making of “Repentless” Documentary / メイキング・オブ・『リペントレス』・ドキュメンタリー(日本語字幕付)
https://itunes.apple.com/jp/album/repentless/id1005705264?at=10l3PY
◆スレイヤー・オフィシャルサイト
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