【ライブレポート】GEM、結成2周年の赤坂BLITZは超満員。「私たち、絶対、武道館に帰りたい」

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GEMの結成2周年を記念した単独公演<GEM Live Mixture2015 ~2nd Anniversary~>が、6月28日、赤坂BLITZにて開催された。彼女たちにとって、1000人をキャパを越える単独ライブは、今回が初めて。とはいえ、今、勢いに乗るグループだけにチケットはソールドアウト。当日も1200人のGEMLY(GEMファン)が駆けつけた。

◆<GEM Live Mixture2015 ~2nd Anniversary~>画像

挨拶代わりとなるダンスパフォーマンスの「Girls Entertainment Overture(F.O)」を経て、1曲目は3枚目のシングルとして2014年にリリースされた「Star Shine Story」からスタート。早くもその盛り上がりは会場の気温を上げていくほど。そして「1曲しかやってないけど暑いねー!」と、リーダーの金澤有希を筆頭に口を開くと、「すごいね!」「感動しました」「SEの時から泣きそうだった!」とメンバーそれぞれが話し、そして「幸せー!」と全員で絶叫。さらに南口奈々は、最初の挨拶で、すでに涙を見せる。

さらに序盤から「Delightful Days」「No Girls No Fun」など新曲を次々に披露していく。それぞれが幼い頃からスポットライトを目指して修練を積んできた“デキるアイドル”。彼女たちの曲に、いわゆるアイドルソングにありがちな、ファンがコールなどを挟む余裕は皆無。オーディエンスと対峙して、ただひたすらに、自身の鍛え上げたパフォーマンスで圧倒するのみである。また、「You You You」では人数比固定の利点をいかして、人気絶頂の武田舞彩を中心に5人組編成で魅せていく。


ステージが煌々と照らされて光のなかで激しく躍動する「Do you Believe?」では、そのエモーショナルなステージングに思わず誰もが(2F関係者席含む)手を掲げて、まるで赤坂BLITZがどこかのフェスのような光景を形作っていく。そうかと思えば、武田舞彩と伊藤千咲美のふたりで歌い上げるバラード「きっとFor you! ~piano ver~」では、しっとりと会場に歌声を染み渡らせる(この曲はそもそもw-Street NAGOYAの楽曲であり、エイベックス・アーティストアカデミー名古屋校出身の武田舞彩と伊藤千咲美がGEMになる前からずっと歌い続けてきた。ゆえにバラードにも関わらず、披露前のファンの歓声はひときわ大きなものがあった)。

「2年といったら長いようで早くて、濃い2年間だった」と、これまでの活動を振り返る中盤MC。途中、GEMの楽屋が、先輩グループのSUPER☆GiRLSやCheeky Paradeから「部室みたいな匂いがする」と言われていたことや、その原因が「金澤の足の匂い」だという話、しかし、今は「角質除去に行った」ためにいい匂いになったという、アイドルとしてギリギリアウトに片足突っ込んだようなトークを展開して会場を和ませる。

そして金澤は「誰しも、生まれた場所には帰りたい。」と、彼女たちがお披露目となった日本武道館のステージに、今度はGEM単独で立ちたいという想いを熱く語った。
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