新機能続々！ 仮想キーボードやLes Paulサウンドも追加、新「SONAR」シリーズの魅力に迫る動画シリーズ「SONAR UPDATE Vol.3」

TASCAM Professional SoftwareブランドのDAWソフト「SONAR」シリーズの機能を紹介する動画「SONAR UPDATE」。Vol.3ではパッケージ発売後に追加されたバーチャルキーボードや、エフェクトモジュールなどを取り上げている。

「SONAR PLATINUM」「SONAR PROFESSIONAL」「SONAR ARTIST」の3グレードをラインナップする新SONARシリーズ。メンバーシップ制により新機能をタイムリーに追加していく体制が整ったことで、ユーザーはこれまでにない恩恵を得られるようになっている。「SONAR UPDATE Vol.3」でそうした新機能、追加サウンドをチェックしてみよう。


まずうれしいのが、オンスクリーン仮想キーボードコントローラー機能の追加。画面上に表示されるキーボードをマウスでクリックすることでリアルタイム演奏ができる。モード切り替えでパソコンのキーボードでの演奏も可能、A/S/D/Fが白鍵のドレミファ、W/E/T/Y/Uが黒鍵といった具合だ。また、SONARはX2よりタッチパネル対応ディスプレイに対応しているが、この仮想キーボードコントローラーもタッチでの演奏が可能。さらにタブレットPCのディスプレイも使用可能。ハードウェアのMIDIキーボードを置く場所がない環境でもリアルタイムレコーディングOK。これまで以上にいろんな場所で音楽制作ができるようになりそうだ。



音源では、SONAR搭載の代表的なシンセサイザー/プレイバック・サンプラーD-Pro用の追加音源として、Gibson Les Paul Gold Topが登場（PLATINUMのみ）。Gibson '57レスポール・リイシュー・ゴールドドップを丁寧にサンプリングしたもので、ベース/ネックの各ピックアップポジションのほか、バリエーション音色まで30音色を収録している。SONAR PLATINUMにはギター用エフェクトも用意されているので、サウンドメイクも思いのままだ。



エフェクトでは強力フェイザー、Anderton Collection Phasor Constructorが登場。複数のエフェクトを組み合わせることで作成できるFX ChainというSONARの機能を使ったものだ。4段または8段のフェイズシフトが選択でき、ステレオ感の調整も可能。操作性はシンプルながら他では聴いたことのないようなサウンドが得られる。


ProChannelにはBoz Digital Labs Panipulatorというモジュールが追加（PLATINUM/PROFESSIONAL）。ステレオ音声の左右チャンネルにさまざまな効果を与えることのできるエフェクト。ステレオミックスが、モノラルスピーカーではどのように聴こえるかをボタン一発で試聴することができるほか、スピーカーの極性のシミュレートも可能。ステレオトラックを逆極性で録音してしまった場合や、マイクの位相がずれていた場合などにも対応可能。トラブル解決の強い味方にもなりそうだ。


このほか、対応フォーマットの追加（新たにRF64、Ogg Vorbisなどのインポート/エクスポートが可能）、ミックス時の設定を変えての試行錯誤をサポートするMix Recall（ミックスリコール、Vol.1で紹介）で出力バスの設定が可能になるといったアップデートが紹介されている。Vol.1、Vol.2とあわせてじっくりチェックしてほしい。