“アイドルサイボーグ”宮本佳林の真実

注目のアイドルたちの生い立ちと赤裸々な思いを追ったロングインタビュー本『IDOL AND READ』の第4弾が7月15日に発売される。今回の表紙巻頭を飾るのは、同日に待望のファーストアルバム『First Squeeze!』をリリースするJuice=Juiceの宮本佳林だ。

◆宮本佳林画像

Juice=Juiceは、2015年4月にリリースされたシングル「Wonderful World／Ça va ? Ça va ?（サヴァサヴァ）」がオリコン1位を獲得し、今最も勢いに乗るアイドルグループのひとつだ。日本武道館ワンマンライブを目指し、2016年秋までに220公演を行なうと宣言、先日そのツアーをスタートさせたばかりだが、そのセンターを務めるのが16才の宮本である。そんな彼女の生い立ちから、所属するハロー！プロジェクトへの想い、注目度をどんどん増しているJuice＝Juiceでの意気込みなどを、2万字規模のロングインタビューでたっぷりと語っている。

小学4年生でハロプロエッグの一員になりつつも、モーニング娘。やスマイレージ（現アンジュルム）などのオーディションに何度も落選。「私はこのままデビューできないんだな」と思い悩み、レッスンが受けられないほど泣いたこともあったという。そこから這い上がり、2013年にJuice=Juiceを結成してからはぐんぐんとその頭角を現してきたわけだが、夢に向かってがんばるそのストイックな姿勢から“アイドルサイボーグ”と形容されることもある宮本の人間性が垣間見える、彼女のことを応援するファンは必読のロングインタビューになっている。


また『IDOL AND READ 004』は、LoVendoЯ（ラベンダー）でロックバンドのボーカリストとして活動している元モーニング娘。の田中れいなも登場し、生い立ちはもちろん、家族やモー娘。のことまで赤裸々に語っている。トップを走りながらも、さまざまな葛藤や苦悩があったという田中れいなの、それを乗り越えてきた彼女の強さがうかがえる内容で、こちらもファンは要注目だ。

そのほか、ワールドツアーをスタートさせたでんぱ組.incのリーダー相沢梨紗に加え、バンドじゃないもん！の恋汐りんご、妄想キャリブレーションの胡桃沢まひるなど、ディアステージでおなじみのアイドルが3人登場。さらに、PASSPO☆の森詩織、アップアップガールズ（仮）の森咲樹、夢みるアドレセンスの荻野可鈴といった人気アイドルから、寺嶋由芙、BELLRING少女ハートの柳沢あやの、ゆるめるモ！のけちょんといった個性派アイドルまで、今回も11人がパーソナルで登場し、ロングインタビュー＋完全撮り下ろし写真を掲載している。

今や音楽シーンに完全に定着している「アイドル」の「今」を知るにはうってつけの一冊になっているので、ドルオタは当然ながらアイドル初心者の入門書としてもおすすめだ。