MOTU、Digital Performerがバージョンアップ、EDMサウンド搭載のシンセやギターシンセプラグインを搭載した「DP9」登場

ハイ・リゾリューションは、米MOTU社のDAWソフトウェア「Digital Performer」の最新バージョン「DP9」を発売した。

約2年半ぶりのメジャーアップデートとなるDP9は、定評のあるオーディオ・MIDIの音質や編集機能をより強化し、新しいプラグインの追加など数多くの新機能を搭載して登場した。

新機能の目玉となるのは、EDMサウンドバンクを搭載したパワフルなシンセサイザー「MOTU MX4」のバンドル。伝統的な減算方式のシンセサイザーにインスパイアされたシンセであり、ウェーブテーブル音源、FM音源、アンプリチュードモジュレーション、アナログエミュレーションなどさまざまなシンセシス方式も取り入れたハイブリッドシンセシスエンジンを持つ。

エフェクトでは、1176LNを再現したコンプレッサーやファズなど5つの新しいプラグインを用意。中でも注目はギターをシンセサイザーに変身させる「MegaSynth」。これはギター/ベース用シンセプラグインであり、ポリフォニックオクターブジェネレーターとして使用することや、フレキシブルなシグナルルーティング、エンベロープ/LFO/パターン/マクロジェネレーターとしてさまざまな用途に応じて活躍する。

シーケンスエディターには、オートメーション専用レーンと波形の周波数スペクトル表示機能が追加。このほか、Retinaディスプレイ対応、FinaleやSibeliusにインポート可能なMusicXML形式の書き出し、プラグインウィンドウのフローティング表示、オーディオプラグインのMIDIラーン対応といった新機能が追加されている。また、Mac OS X 10.10 Yosemite、Windows 7/8に対応する。

ラインナップは通常版のほか、クロスグレード版、アカデミック版、アップグレード版の4種類。アップグレード版はハイリゾリューションストアのみの取り扱いとなる。また、2015年1月23日以降にDP8を購入もしくはアップグレードしたユーザーは、無償アップグレードの対象となる。