【ライブレポート】indigo la End、魔法のような夏の一夜

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中盤には「彼女の相談」、「染まるまで」とミドルテンポでしっとりとメロディーを聴かせる曲が並び、ここでこれまでラストに演奏されることが多かった「幸せな街路樹」を早くも披露。轟音とコーラスが混ざり合い、スケールの大きなサウンドスケープが広がった。続くMCでは6月に出たシングルについて触れ、「ぜひCDで買って聴いてもらいたいです」と話し、表題曲の「悲しくなる前に」へ。佐藤の手数の多いドラムを中心に、メンバー4人がせめぎ合うかのようなアンサンブルが抜群にかっこいい。イントロでフロントの3人が一斉にステージ前方に駈け出した「夜明けの街でサヨナラを」からは最後の盛り上がりに突入し、「名もなきハッピーエンド」で本編が華やかに締め括られた。

アンコールでは9月16日(水)に発売される両A面シングル『雫に恋して / 忘れて花束』から「雫に恋して」を初披露。ラストはAOR調の「夏夜のマジック」を川谷がピンボーカルで歌い上げると、コーラスの2人を含むメンバー6人が整列をしてオーディエンスに挨拶をし、過ぎ去った夏に思いを馳せるかのようなエンディングの映像が流れて、この日のライブが終了。バンドの充実ぶりが伺える、まさに魔法のような夏の一夜が、こうして過ぎて行った。
  ◆  ◆  ◆

[SETLIST]
1.瞳に映らない
2.夜汽車は走る
3.ダビングシーン
4.さよならベル
5.ワンダーテンダー
6.渇き
7.billiom billion
8.実験前
9.彼女の相談
10.染まるまで
11.心ふたつ
12.幸せな街路樹
13.悲しくなる前に
14.夜明けの街でサヨナラを
15.緑の少女
16.名もなきハッピーエンド
En1.雫に恋して(新曲)
En2.夏夜のマジック

◆indigo la End オフィシャルサイト
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