ステレオフォニックスのケリー「ミュージシャンになるか、脚本家になるか」

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ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズ(Vo)は、高校卒業後、バンド活動を続けながらも、生活のために一体自分はどんな仕事をしたいのかわからず、失業者のために開かれる脚本コースへ通っていたことがあるという。こちらのほうも才能があったようで、BBCからオファーが舞い込んだそうだ。しかし、タイミングがよかったのか悪かったのか、そちらの道には進まなかった。

◆ステレオフォニックス画像

コースが終了する際、BBCウェールズ局のトップにアイディアを売り込んだという彼は、『The Independent』紙のインタビューでこう話した。「11ページのトリートメント(本書き)を書いてみないかってオファーが来た。金も払われる。そしたら、変なことにリチャード・ブランソン(当時のV2レコード社長)からレコード契約の話が来たんだよ。だから、いい月だったよ。でも、“どっちの道へ行くべきか?”ってわけだ」

レコード契約を選んだステレオフォニックスはすぐにブレイク。デビュー・アルバム『Word Gets Around』が大ヒットし、ブリット・アワーズの最優秀新人賞を受賞した。このときはオール・セインツが最有力候補で、ステレオフォニックスは意外だとの空気が流れていたため、ケリーは壇上で、「そろそろ、評価されたっていいころだろ、ありがとよ」とだけコメント。そのおかげで、生意気とのレッテルを貼られた。

当時のことを、彼は「12歳のときからバンドやっていて、契約したのが23歳のときだ。自分では長いことやっている気になってた。でも、もちろん他の人からしたら、たったの6ヶ月だよな(笑)」と振り返った。

脚本家の道を進まなかったケリーだが、この数年はステレオフォニックスのミュージック・ビデオを監督。また、来月リリースするニュー・アルバム『Keep The Village Alive』とコネクトする脚本も執筆中だという。

ステレオフォニックスの9枚目のスタジオ・アルバムとなる『Keep The Village Alive(キープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴ)』は、日本盤が9月9日に先行発売される。バンドは先週、ケリーが監督したミュージック・ビデオ「I Wanna Get Lost With You」(2ndシングル)のビハインド・ザ・シーン映像を公開した。



Ako Suzuki

『キープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴ』


2015年9月9日日本先行発売(UK:9/11)
デラックス・エディション(2CD)全18曲収録 SICX 4~5 ¥3,200+tax 【完全生産限定盤】
スタンダード・エディション(1CD)全12曲収録 SICX 6 ¥2,400+tax
※デラックス盤、通常盤共に日本盤限定ボーナス・トラック2曲収録
1.C'est La Vie/セ・ラ・ヴィ
2.White Lies/ホワイト・ライズ
3.Sing Little Sister/シング・リトル・シスター
4.I Wanna Get Lost With You/アイ・ウォナ・ゲット・ロスト・ウィズ・ユー
5.Song For The Summer/ソング・フォー・ザ・サマー
6.Fight Or Flight/ファイト・オア・フライト
7.My Hero/マイ・ヒーロー
8.Sunny/サニー
9.Into The World/イントゥ・ザ・ワールド
10.Mr And Mrs Smith/ミスター・アンド・ミセス・スミス
11.C'est La Vie(Live from The Royal Albert Hall)/セ・ラ・ヴィ(ライヴ・フロム・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール)*
12.My Own Worst Enemy(Stripped 2015)/マイ・オウン・ワースト・エネミー(ストリップト2015)*
*日本盤限定ボーナス・トラック
*Track-12は、ベスト盤『ディケイド・イン・ザ・サン』(08年)のみに収録された曲のエレキ1本ヴァージョン。
[デラックス盤CD2]
1.Ancient Rome/エインシェント・ローマ
2.Let Me In/レット・ミー・イン
3.Blame(You Never Give Me Your Money)/ブレイム(ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー)
4.You Are My Energy/ユー・アー・マイ・エナジー
5.You're My Star(Acoustic 2015)/ユア・マイ・スター(アコースティック2015)
6.I Wanna Get Lost With You(Acoustic 2015)/アイ・ウォナ・ゲット・ロスト・ウィズ・ユー(アコースティック2015)*Track-5は、ベスト盤『ディケイド・イン・ザ・サン』(08年)のみに収録された曲のアコースティック・ヴァージョン。
All Songs written by Kelly Jones.Produced by Kelly Jones and Jim Lowe.
Engineered and programmed by Jim Lowe.Mixed by Craig Silvey.Mastered by Greg Calbi at Sterling Sound NYC
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