【インタビュー】ブレット・トレイン・ブラスト「BABYMETALと共演できたらいいんだけど…新幹線にも乗りたいね」

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クラシックな感覚とラフで骨太なロックを聴かせるブレット・トレイン・ブラストの3rdアルバム『シェイク・ラトル・レーシング』が2015年8月26日に発売となる。

◆ブレット・トレイン・ブラスト画像

2009年のデビュー以来、ZZトップとヴァン・ヘイレン、フー・ファイターズにブラック・ストーン・チェリーをミックスさせたスタイルと称され、ヨーロッパを中心に活動、2012年リリースの2nd『Nothing Remains』はデンマークのロック・チャートで最高13位をマークし、一気に国内ロック・シーンへと躍り出た。


当『シェイク・ラトル・レーシング』では、これまでの路線をさらに推し進めたクラシック・ロックン・ロールを聴かせ、より引き締まった音に、エナジーとメロディをフォーカスした姿を見せてくれる。プロデューサーにはHatesphere、Sick Of It All、The Haunted、Mnemicを手掛け、BABYMETALの最新ライヴ盤のミキシングも担当したチュー・マドセンが起用されている。今作からはギターに元Hatesphereのヘンリック・ヤコブセン、ベースにはヤコブ・アラアップが参入、新たなスタートを切った状況だ。

「Bullet Train Blastが走り出すと、オレたちのアティテュードとエナジー溢れるロックン・ロールが弾けるのさ!キャッチーなヴォーカルとより強力になったギターを聴いて欲しいネ。ドライヴとビアにうってつけの最高のアルバムに仕上がったよ!」──ブレット・トレイン・ブラスト

ここではギタリストのヘンリック“ヘインツ”ヤコブセンに話を訊いた貴重なインタビューをお届けしよう。

──3rdアルバムが完成した今の気持ちは?

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:ようやくこの新作を完成させることができて、とってもハッピーな気持ちだし、誇りに思っているところさ。間もなくCDでもダウンロードでも、ストリーミングでも聴けるようになるよ。でもCDで聴いて欲しいのが本音だね。今回はいろいろと苦労することが多かった。今回から新メンバーも迎えているんだ。レコーディングとミックスの作業で8ヶ月を要したさ。近年は1週間で終了させるバンドもいるというのにね。近年は多くのバンドがホーム・スタジオでレコーディングして、プロデューサーがミックスをする。ほとんどお金をかけずにね。このパターンが多いよね?でもオレ達はオールド・ファッションな方法を選択しているんだ。ソングライトに時間を費やし、レコーディングとプロデューシングをプロデューサーのチューと一緒に行う。まさにチーム、家族的だよね?

──完成したアルバムには満足していますか?

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:イエス!その過程はまさにタフだったけどね。喧嘩寸前の討議、機材や楽器のトラブル、ここでは言えない事も経験したさ。でも改めて聴きなおしてみるといい仕上がりだし、オレたちの気持ちが音に反映されている。まさにやりがいがあったというものさ。

──アルバムのレコーディングの様子はどうでしたか?


ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:レコーディングは地元でもあるオーフスで行った。ベスト・ロック・プロデューサーのチュー・マドセンの住んでいるところからもそんなに遠くない場所だったからラッキーだった。チューは今話題のBABYMETALの新しいライヴ・アルバムのミキシングを手掛けているんだ。オレたちがスタジオにいるときに彼が作業をしていたので、その音源を大音量で聴けて楽しかったさ。彼女たちは凄いバンドだね。オレたちのレコーディングは基本に忠実なスタイルさ。ドラムを録音し、次にベースとリズム・ギター、そしてヴォーカルとギター・ソロ、キーボードを録音していく。トラブルのことはさておき、作業は順調に進んで行ったさ。

──楽曲はどのように作られていくんですか?

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:ギターにニルスがベーシックなアイディアとかリフを持ってきて、バンドでそれを基にジャム・セッションを行いながら、曲として仕上げていく。これが曲作りの基本だね。ニルスが2004年にこのバンドをスタートさせたのさ。彼はとても才能あるギタリストだし、ブルース・ロック・フィールにいつも影響を受けているさ。オレは「I Think I'll Stay」を完全にひとりで書き上げた。アルバムの中では最もソフトな曲だけどね(笑)。

──あなたにとって、最新アルバムのセールス・ポイントとどういう点になりますか?

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:いい楽曲といいプロダクションによるバリエーション豊富な素晴らしいロック・アルバムだと思う。自身でも購入したいアルバムさ(笑)。オレたちは尖った他のロック・バンドとは違ってとても礼儀を重んじているミュージシャンだけど、プレイするときは突っ走る曲を思いっきり、ハードにプレイするからネ。そんなフィーリングがアルバムにも表れているんじゃないかな?男同士でビールを飲むときとか、ドライヴには打ってつけのアルバムに仕上がっているから、嫌なことは忘れて楽しんでもらえると光栄さ。

──これまでもバンドはいろんな経歴をたどっていますよね。


ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:バンドは2004年にギターのニルスとドラムのサイモンによって結成された。大好きなハード・ロックをプレイするためにね。間もなく初代シンガーのビヨンが加入し、ビュー・アルバムを制作した。しかしコペンハーゲンへと移り住むことを決めたビヨンはバンドを脱退し、新たなシンガーとしてマーティンが加入した。そして2nd『Nothing Remains』をリリースしたのさ。その後、ニルスとサイモンとオレは別プロジェクトで活動を始めた。彼らがBullet Train Blastで活動していることは知っていたけど、彼らと活動を行っているうちにオレがそのままBullet Train Blastへ加入する流れとなったんだ。そしてすぐさま新しい楽曲を書き上げ、このアルバムを完成させたというわけさ。人の縁って不思議なものだね。

──バンドのメンバーを紹介していただけますか?

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:シンガーのマーティン・ラーセンはBlack Stone Cherryを筆頭にアメリカン・ロックが大好きさ。かつてはHangmans Jokeというバンドで活動していた。ベースのヤコブ・アラアップ。彼はこのアルバムから参加している。その前はデンマークのビッグなポップ・バンドのローディーのプロとして働いていた。WarrantやDeep Purpleが大好きなやつさ。サイモン・ジェンセンがドラム担当。Deep Purple, Van Halenを愛しているバンドのファウンダー。ドラムを叩いていないときは肉屋で働いている(笑)。ニルス・ヒューティはファウンダーでギタリスト。ブルースに影響を受けている。でもポール・ギルバートにかなりインスパイアされているんだ。このバンドの前はラップ・メタル・バンド、Geronimoで活躍していた。そしてオレがギターのヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン。バンドのなかで唯一のメタルヘッドさ。以前はHatesphereでギターを弾いていたし、デスメタル・バンドのKoldbornでもプレイしていた。デスメタルやスラッシュ、スウェーデンのロック・バンドをよく聴いている。コンテンポラリーなジャズも好きだね。とにかくジャンルは関係なくいいものはいいという感覚で音楽を聴いている。Panteraの『Vulgar Display Of Power』には影響を受けたね。Opethやデヴィン・タウンゼンドもいいね。

──今後、バンドが目指す方向はどのようなものになりますか?

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:ロックン・ロール・バンドさ(笑)。バンド名“ブレット・トレイン・ブラスト”は日本の新幹線から付けたんだ。TVで放送されていた電車関連のドキュメンタリーを観ていたら物凄いラウドな音と速さで突っ走る電車が目に飛び込んできた。それが新幹線だったのさ。インパクトがあったし、興味を惹かれたね。そしてこのバンドに決定したというわけさ。そのスピードとエナジーに触発され、Bullet Train Blastになってからはずっと走りっぱなしさ(笑)。

──日本のロック・ファンへのメッセージを。

ヘンリック“ヘインツ”ヤコブセン:とにかくオレたちの最新アルバムを買って聴いてほしいよ。そして気に入ってくれたら最高だね!日本のバンドBABYMETALがこっちでも凄い人気さ。プロデューサーのチュー・マドセンが彼女達のライヴ・アルバムをミックスしているんだ。それを聴いてオレもファンになったよ。人気も凄いけど、オレジナリティー溢れる中身も凄いバンドさ!いつか彼女たちと共演できたらいいんだけど…そして新幹線にも乗りたいね!とにかくいいアルバムが完成したので、大音量で楽しんで欲しいね。

『シェイク・ラトル・レーシング』


2015年8月26日発売
BKMY-1002 2,222円(税抜価格)+税
1.Shake Rattle Racing
2.Head Above Water
3.Game Over
4.Right Reasons
5.Broken
6.I Think I'll Stay
7.Oh Desire
8.When Fools Rise
9.My Life Got New Meaning
10.Standing In The Darkness
11.Rock ‘n' Roller
12.The Fighter

Produced by Tue Madsen

Bullet Train Blast
・Martin Larsen(vo)
・Niels Hyttel(g)
・Simon Brøchner Jensen(ds)
・Henrik “Heinz” Jacobsen(g)
・Jakob Ellerup(b)
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