【ライブレポート】西野カナ、多彩な衣装に温かいパフォーマンス

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8月22日&23日、西野カナの全国アリーナツアー<with LOVE tour>が大阪城ホール公演にてファイナルを迎えた。アルバム『with LOVE』のコンセプトどおり、「みんなの日常生活にそっと寄り添うような、心温まるツアーにしたい」という西野カナの思いを込めたツアーだ。

◆西野カナ画像

会場には西野カナの衣装を真似た多くの女性や、カップル、家族など老若男女様々なファン約9,000人が会場を埋め尽くしていた。パープルの豪華な幕がゆっくりとセンターから開くと、幻想的、かつ壮大なイントロと共に、幕中からドライアイスの立ち込めたステージが現れ、カラフルな華が描かれた大幕がゆっくりとステージ上から天に向かって引き上げられていく。イントロが終わると同時に大幕が一気に上まで上がると大幕裏からブランコに乗った西野カナが登場。あっと驚く登場に会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。


色とりどりの花が咲き誇る花園のようなドレスを身にまとった西野カナは、ブランコに乗ったまま「恋する気持ち」を歌唱、そのキュートで華やかなパフォーマンスから1転し、2曲目「We Don't Stop」ではホワイトコーデにカラフルなビジューを散りばめたクールなコスチュームに速着替えをみせ、ステージバックとステージ床面に敷き詰められた大規模LED画面に映されるエレクトリックな映像と共にクールでアッパーなパフォーマンスを披露した。


「Abracadabra」ではインドの伝統音楽を匂わせるダンサーパフォーマンス後に、ステージ上に突如出現したエスニックテントの中から、インドの伝統衣装をネオンカラーで現代風にアレンジした煌びやかでエキゾチックなドレスで再登場。さらに「Abracadabra」後には、ものの数秒でインドの世界からアメリカンポップなコスチュームに1転、次から次へと観客を驚かせる。


「Tough Girl」では、観客を男性・女性の2チームに分け、手拍子と歓声の大きさを競う「男女対抗クラップファイト」企画は実施され、会場一体の盛り上がりを見せた。その後「GO FOR IT !!」では、ポップコーンのオブジェで飾られたトロッコに乗ってアリーナ会場内を回るというサプライズな演出が続き、クラップファイトでアツくなった会場のボルテージも最高潮を迎えることとなった。

最高潮に達したライブは、その後しっとりとクールダウン。ビビットなグリーンのトップスに、プリーツが掛ったペチコートスカートを合わせた、レトロな50's衣装でアコースティックアレンジが施された3曲「ごめんね」「君って」「このままで」とシングル「さよなら」をしっとりと聞かせた。

バンドタイムを挟み、いよいよライブ終盤では、デニムにボリュームのあるチュールを合わせたドレスに身を包み最新シングル「もしも運命がいるのなら」を歌唱、「Darling」でライブ本編のラストを飾った。観客全員が待ち望んだ「Darling」の登場に、会場はあたたかい手拍子に包まれ、まさに本ツアーのコンセプトである「寄り添うようなあたたかいツアー」を体現しているかのようなラストとなった。


アンコールでは「Best Friend」を替え歌にした合唱がファンから送られて再登場、光ファイバーで様々な色に変化するシックなハート柄ドレスを纏い、アルバム『with LOVE』のリードシングル「好き」が披露された。その後9月9日(水)発売のニューシングル「トリセツ」が初披露された。

「ファンのことを友達だと思っている」「ライブはそんな友達と久しぶり会う感覚」とMCでも語る西野カナらしい、『with LOVE』に溢れたアットホームであたたかいライブだった。

西野カナ New Single「トリセツ」
9月9日発売
http://recochoku.com/s0/torisetsu/
【初回生産限定盤】CD+DVD SECL-1768~1769 ¥1,481+税
初回生産限定盤特典
(1)CDジャケットメイキングDVD付
(2)オリジナルCDジャケット
【通常盤】CD SECL-1770 \1,165+税
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