マルヴォレント・クリエイションが放つ、不変不屈のデス・メタル

ポスト

USデスメタル草創期から現在までシーンを牽引するマルヴォレント・クリエイションの最新作『デッド・マンズ・パス』が日本でも10月2日に発売されることが発表された。先行で公開された収録曲「ブラッド・オブ・ザ・フォールン」で聴かせているとおり、四半世紀の歴史を貫く不変不屈のデス・メタルサウンドだ。

◆マルヴォレント・クリエイション画像&映像

ニューヨーク出身、フロリダを拠点に活動するマルヴォレント・クリエイションは、1987年にニューヨーク州バッファローで結成された。すぐにフロリダに拠点を移したバンドは1980年代後半に4本のデモを制作、それらをきっかけにオランダのRoadrunner Recordsとの契約を手に入れると、1991年にファースト・アルバム『THE TEN COMMANDMENTS』を作り上げた。同じくフロリダを拠点とするデス、オビチュアリー、モービッド・エンジェルらと共にデス・メタル草創期における先駆者として世界中のバンドに大きな影響を与えた。

その後もコンスタントにリリースを継続し、Century Media移籍第一弾であり通算12枚目のスタジオ・アルバムが本作『デッド・マンズ・パス』だ。現在のラインナップはブレット・ホフマン(Vo)、フィル・ファシアナ(G)、ジオ・ゲラカ(G)、ジェイソン・ブラコヴィッツ(B)、ジャスティン・ディピント(Dr)の5人であり、バンド結成時よりずっと残ってきたメンバーはギタリストのフィルのみとなった。ヴォーカリストのブレットとベース奏者のジェイソンもオリジナル・メンバーだが、彼らは共に何度かバンドを離れていたことがあるなどメンバー交代の多いバンドとしても知られており、現行メンバー以外ではライヴ要員を含めると30人以上のミュージシャン達が関わっているのも、バンドの歴史を感じさせるところだ。


音楽性は一切不変であり、最初のアルバムから最新アルバムまで一貫して1980年代スタイルのスラッシュ・メタル/デス・メタルをベースにしたブルータルなサウンドにこだわりを持ち続けている。エクストリーム・メタル・シーンも細分化するようになって久しいが、一片の曇りもない正真正銘のデス・メタルを身上とする彼らに対する支持は、本作リリースを機に更に強固なものとなることだろう。


【メンバー】
ブレット・ホフマン(ヴォーカル)
フィル・ファシアナ(ギター)
ジオ・ゲラカ(ギター)
ジェイソン・ブラコヴィッツ(ベース)
ジャスティン・ディピント(ドラムス)

『デッド・マンズ・パス』マルヴォレント・クリエイション

10月2日発売
1.デッド・マンズ・パス
2.ソウル・レイザー
3.インペリウム(キル・フォース・ライジング)
4.コーポレート・ウェポンリー
5.ブラッド・オブ・ザ・フォールン
6.レジスタンス・イズ・ヴィクトリー
7.12th プロフェシー
8.エクスティンクション・パソニファイド
9.フラグメンタル・サニティ
10.フェイス・ユア・フィアー
11.カーニヴォラス・ミスギヴィングス(ボーナストラック)
12.ドミネイテッド・リサージェンシー(ボーナストラック)

◆マルヴォレント・クリエイション『デッド・マンズ・パス』オフィシャルページ
この記事をポスト

この記事の関連情報