【イベントレポート】CREA、夏の終わりの＜SUMMER EPILOGUE＞完遂

8月31日、渋谷TSUTAYA O-WESTにてガールズロックバンドCREAの主催ライブ＜CREA Presents『SUMMER EPILOGUE』＞が開催された。ニューシングル「GO MY WAY！」で注目を集めガールズロックシーンを牽引するCREAと、ともにシーンを盛り上がるガールズバンド／ユニットが一堂に会し、詰めかけたオーディエンスとともに、終わりつつある夏を惜しむように熱いライブを行った。

◆＜SUMMER EPILOGUE＞画像

オープニングアクトはLUXION。3次元で苦しむ人々を愛と希望で光へ導くGIRLS Messenger！、2.5次元アニROCKガールズバンドをコンセプトとしたロックバンドである。yui（Vo）、Rio（G）、イツキ（G）、るい（B）、れん（Dr）の5人からなるLUXIONのステージは、のっけからハイテンポなナンバーで会場を煽り、観客も熱くそれに応え、ライブは一気にヒートアップした。心地よいスピードとメロディラインで、キャッチーなメッセージを会場に届け、素晴らしいパフォーマンスでこの日のライブの幕を切って落とした。








この日はバンド転換の間にMCとして、先日1stアルバムのレコ発ライブを行い、ガールズロックシーンを盛り上げている逢瀬アキラと、独自の世界でファンを魅了するガールズバンドHERe：NEのVocal、おかんこと和鬼子が登場した。MCでは、サブステージにちゃぶ台を持ち込み、演奏が終わったアーティストを呼び込んで小芝居を繰り広げたりインタビューをしたりと、軽妙で緩い雰囲気のコミュニケーションで会場を盛り上げていた。







本編のトップバッターとして登場したのは注目度急上昇中のCherryHearts。この冬にデビューが決定しているCherryHeartsのメンバーは笹宮千穂（Vo）、早川満里奈（G）、椎名りえ（G）、日向琴乃（B）の4人。ステージの開始から高いテンションで会場を煽り、観客も腕を振り上げてその声に応える。ハードでハイスピードなビートにキャッチーなメロディを乗せるCherryHeartsのステージに会場は熱気に包まれていった。









続いての登場は既にメジャーデビューを果たしているたんこぶちん。メンバーはMADOKA（Vo）、YURI（G）、NODOKA（B）、HONOKA（Dr）、CHIHARU（Key）の5人。その人気と実力は多くの人が認めるところである。ミドルテンポ中心でタイトでロックな演奏に、ポップなメロディを乗せてコーラスで華を添えるたんこぶちんの楽曲を安定のパフォーマンスで魅せる彼女たちの姿に、観客も笑顔で声援を送っていた。















次にゲストとして登場したのは、こちらもメジャーデビューを果たしている青山☆聖ハチャメチャハイスクール。坂木ひとみ、今村美咲、咲山しほ、菜田彩佳、奈良井夢、星園まりんのメンバーからなるアイドルグループである。ハイスピードな楽曲に合わせ、会場狭しとダンスを披露する彼女たちに、腕を振り上げ、声を合わせて声援を送るファン達。その声援に応えるように、さらにアグレッシブに歌い、踊り続ける彼女たちに、観客は大きな声援を送っていた。













次に登場したのはCaramel。「平均身長149cm 絶対！妹宣言」をコンセプトに活動しているガールズバンドであり、今注目の存在となっている。モモ（Dr）のタイトなドラムに、ユウミ（G）のアグレッシブなギター、圧巻のそして叙情的な歌声で会場の視線を一心に集めるルミ（Vo）。CREAとの共演も多い彼女達もこのライブを盛り上げようと、いつもの通りの全力のパフォーマンスで会場を沸かせる。後半のロックナンバーの連続に会場の温度はどんどん上がっていく。最高の盛り上がりとともにCREAにバトンをつなぐ大役をきっちりと果たし、いよいよCREAの登場を待つ。






そして最後に主催バンドCREAの登場である。精力的なライブ活動を通じてシーンをひた走るCREA。Naki（Vo）の歌声を合図に幕を開けたCREAのステージに、待ち焦がれていた観客はその気持ちを一気にぶつけて盛り上げていく。Mikuの迫力と安定感を兼ね備えたドラミングに、積極的なアクションで会場を煽りながら重低音を支えるHiroka、ソリッドなビートの上に、時にはハードに、時にはメロディアスに、自由自在なメロディを乗せるAiko。そして魅力的なハスキーさと迫力、そして会場とともにライブを作り上げていくフロントマンNaki。この4人が作り出すCREAの世界の完成度は多くの観客の認めるところである。

MCでNakiから、来年4月14日に同じ渋谷TSUTAYA O-WESTでワンマンライブを行うことが発表された。この日に向かって決意を新たにしているというCREA。その思いがたくさんの人に届くことを祈っている。そして後半は立て続けにCREAロックを会場にお見舞いする彼女達。その姿には決意と貫禄が見て取れる素晴らしいステージングであった。

そしてステージを終えた Nakiが、今日ともに盛り上げてくれたバンドメンバーたちをステージに呼び込み、セッションをやります、と宣言。1バンドづつ声を掛けながらメンバーを呼び込む Naki、そして声をかける。

「みんな、今日は本当に来てくれてありがとう！大好きなみんなに囲まれて夏を終わることができて最高に幸せです。本当にありがとう」

そして記念撮影に続いて全員によるセッションで演奏する曲は、夏の終わりの代表曲ZONEの「secret base ～君がくれたもの～」。そしてCREA主催ライブの最後は、 CREAのNew Single「GO MY WAY！」で締める。ステージの全員で奏でられる「GO MY WAY！」。その名の通り、CREAの進む道は彼女達自身が決め、そして確実に進んでいくであろう。ここにいた観客と仲間達と共に。夏の終わりのライブはそれぞれの夢を乗せながら、多くの人たちの思いと共に終演を迎えた。そしてこの時間と空間を共有した全員が、それぞれの MY WAYを明日に向かって歩き続けていくであろう。








Text：大泉 繁
Photo：kinoco


◆LUXIONオフィシャルサイト
◆CherryHeartsオフィシャルサイト
◆たんこぶちんオフィシャルサイト
◆青山☆聖ハチャメチャハイスクール・オフィシャルサイト
◆Caramelオフィシャルサイト
◆HERe：NEオフィシャルサイト
◆逢瀬アキラオフィシャルサイト
◆CREAオフィシャルサイト