トニー・アイオミ「さよならを言うために最後のツアーをやる」

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2016年1月から最後のツアーとなる<The End Tour>をスタートすると発表したブラック・サバスのトニー・アイオミが、なぜこれで終わりにするのか、その理由を説明した。

◆トニー・アイオミ画像

アイオミは地元、英国バーミンガムの新聞『Birmingham Mail』紙のインタビューで、こう話した。「僕は、本当にもうこれ以上できない。身体がもう耐えられないだろう」「リンパ腫に戻ってこられたくないんだ。ブラック・サバスのツアーに伴う移動は、ものすごく負担がかかる。だから、さよならを言うために最後のツアーをやるんだ。間違いなく最後になる。もうやらない」

「僕らは50年、やってきた。一線を引くときが来たんだよ。そう思わないかい? 素晴らしいものだったけど、もう終わるときだ。誤解しないで欲しい。いまでもギグは大好きだよ。ただ、移動や疲労が問題なんだ。そういう副次的なことが、僕には大きな影響を及ぼす」

「贅沢なフライトで飛び、最高級のホテルに泊まり、快適なリムジンに乗ってるかもしれない。それでも、ツアーは身体に負担がかかる」「長時間のフライトの後、朝5時にホテルに着き、サウンドチェックやプロモーションがあり、それからギグだ。ホテルに戻って、ベッドに倒れ込む。次の日もその繰り返しだ」

アイオミは現在も6週間おきの血液検査のほか、定期的に精密検査も受けているそうだ。

現在のところ、ツアーにビル・ワードは参加せずトミー・クルフェトスがドラムをプレイする予定だが、アイオミは「ビル次第だ。6週間前に彼と会った。いい感じだったよ。でも、ビル次第だ」と話した。

<The End Tour>は2016年1月20日に米ネブラスカ州オマハでスタート。現在、北米、オーストラリア公演のみ発表されている。さらなる日程が10月に告知される予定。アイオミは、ツアーは1年もしくは、もうちょっと長く続くだろうと話した。

Ako Suzuki
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