エルトン・ジョン、プーチン大統領の電話はTV番組のいたずら

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エルトン・ジョンがウラジーミル・プーチン露大統領から掛かってきたと信じこんだ電話は、ロシアのコメディアンによる偽物だった。会話の一部が水曜日(9月16日)、ロシアの国営放送チャンネル1の番組で放送されたそうだ。

◆エルトン・ジョン画像

Vovan and Lexusとして知られるお笑いコンビの1人、Vladimir Krasnov(Vovan)は、同国の新聞『Komsomolskaya Pravda』にこう明かしたという。「Alexei(Lexus)は英語が上手だから(大統領のスポークスマン)Dmitry Peskovのフリをし、僕らの会話の通訳をした。僕がプーチンだった」

「エルトンは本当に電話を期待していたようだった。だから、僕らが名乗ったら、それを信じた。“ありがとう、素晴らしい日になった。今日、そしてこの会話は僕の人生で最も素晴らしい出来事だ”って言っていたよ」

録音された会話は、チャンネル1が深夜に放送しているトーク番組『Vecherny Urgant』で放送された。プーチン大統領だと思い込んでいたエルトンは、「僕は政治家ではありませんが、大統領に直接お会いして話をしたいと思っています。一緒に多くの問題を解決できると思うからです」「同性愛者も基本的な自由を与えられるべきです」「私はロシアを愛しています。できれば状況を良くしたいと思っているのです」などと話したという。

エルトンは月曜日(9月14日)、プーチン大統領から電話をもらったとインスタグラムで明かしたが、翌日、大統領のスポークスマンは事実ではないと否定していた。

Vovan and Lexusが最終的にエルトンにいたずらだと明かしたのかは不明。番組では2人が電話について笑いながら話し、スタジオにいたライブ・バンドがエルトンのヒット曲「Sorry Seems To Be The Hardest Word」をプレイしたという。

Ako Suzuki
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