エリック・クラプトン、最新映像が日本先行発売

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エリック・クラプトン最新映像作品『スローハンド・アット・70 - エリック・クラプトン・ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』が11月4日に日本先行発売されることが発表された。70歳の誕生日を期にツアーからの引退宣言をしているエリック・クラプトン最後のロイヤル・アルバート・ホール公演として世界中のファンが集ったメモリアル公演だ。

◆エリック・クラプトン画像


エリック・クラプトンにはお気に入りのコンサート会場が2ヵ所存在する。ひとつは我が日本にある日本武道館、もうひとつがクラプトンのお膝元ロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホール(以下RAH)。本作はファイナル・ツアーのフィナーレを飾る2015年のRAH公演をシューティング&レコーディグしたものである。

1963年にデビューして以来、節目節目では必ずRAHでコンサートを行ってきたエリック・クラプトンだが、1968年のクリーム解散コンサート、そして1983年のデビュー20周年記念のチャリティ・イヴェントとしてARMSコンサートとプリンス・トラストでは、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジとの三大ギタリスト揃い踏みとなったことで話題となった。1988年にはデビュー25周年記念公演、RAHの連続公演新記録を樹立した1990/1991年のジャーニーマン・ツアーと24ナイツ、2005年にはクリームの再結成公演もRAHで果たしている。今回はファイナル・ツアーということもあり、日本でいう古稀となったエリック・クラプトンは、馴染み深いRAHでもってツアーを締めくくった。

ボーナス・トラックを除き、本編は三部構成となっており、一部と三部はエレクトリック・セット、真ん中の二部ではシッティング・アコースティック・セットとなっている。「アイ・ショット・ザ・シェリフ」「レイラ」「ワンダフル・トゥナイト」などの往年のヒット・ソングを中心に、J.J.ケイルの「サムバディズ・ノッキン・オン・マイ・ドア」、ビリー・プレストンの「ユー・アー・ソー・ビューティフル」など、珍しい曲を織り交ぜて構成されている。

RAHでのエリック・クラプトンはいつもリラックスしており、今ツアーでも雄弁だったのだが、さすがのクラプトンでも収録日は意識するのか、口数は少なく無駄なおしゃべりは皆無であった。がしかし、その分演奏に集中していたともいえる訳で、本作を聴けばそれも理解できる。バンドにギタリストが自分だけということもあり、ソロはもちろんのことバッキングに徹している時もキレのあるサウンドを聴かせてくれている。

ボーナス・トラックには、16分を超える「リトル・クイーン・オブ・スペード」が追加収録されている。このスロウな長尺ブルーズこそエリック・クラプトンの真骨頂と言えるもので、得意とする反り返ってのプレイは、後ろに倒れてしまいそうなほどだ。気合いの入った入魂のフレーズに観客席は静まり返り、終われば大拍手喝采のスタンディング・オヴェイションとなる。

本作でのバンド・メンバーは、エリック・クラプトン(ギター&ヴォーカル)、クリス・ステイントン(ピアノ・キーボード)、ネイザン・イースト(ベース&ヴォーカル)、スティーヴ・ガッド(ドラムス)、ポール・キャラック(オルガン・キーボード&ヴォーカル)、ミッシェル・ジョン(バッキング・ヴォーカル)、シャロン・ホワイト(バッキング・ヴォーカル)、アンディ・フェアウェザー・ロウ(ギター:アンコール曲「ハイ・タイム・ウィー・ウェント」のみ)、となっている。今回のツアーでは珍しくサンバーストのフェンダー・ストラトキャスターを使用、いつものノイズレス・ピックアップを搭載した真新しいストラトであった。アコースティック・ギターはお気に入りのマーティンOOO-28ECである。

通販限定BOX及び限定盤にカップリングされたボーナスDVDには、50年を越えるクラプトンの音楽史の中から、RAHで行われた数々の代表的な公演が収録されている。1968年クリームの解散公演/後に“24ナイツ”と銘打たれた1990・1991年のジャーニーマン・ツアー/2004年のズッケロのショウでのゲスト出演/2005年クリーム再結成公演/2010年のプリンス・トラスト。これらの中からダイジェストで10曲が収録されている。さらに日本国内盤には2曲のボーナス・トラックが収録されていることも日本のファンにはありがたい仕様となっている。

エリック・クラプトン『スローハンド・アット・70 - エリック・クラプトン・ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』
11月4日発売
【1,500セット通販限定BOX:Blu-ray(or DVD)+2CD+3LP/BONUS DVD+Tシャツ TYPE B+ポスター+写真集(直輸入仕様)】 28,000円 *ポスター/写真集はBOXに外付け
【2,000セット完全限定生産 Blu-ray( or DVD)+2CD/BONUS DVD+Tシャツ TYPE A】 Blu-ray仕様:10,000円 / DVD仕様:9,000円
【初回生産限定盤Blu-ray+2CD/BONUS DVD】 7,800円
【初回生産限定盤DVD+2CD/BONUS DVD】 6,800円
【通常盤Blu-ray】5,200円
【通常盤DVD】 4,200円
*価格は全て税抜き

【Blu-ray/DVD収録予定曲】
1.サムバディズ・ノッキン・オン・マイ・ドア
2.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ
3.テル・ザ・トゥルース
4.プリテンディング
5.フーチー・クーチー・マン
6.ユー・アー・ソー・ビューティフル
7.キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム
8.アイ・ショット・ザ・シェリフ
9.ドリフティン・ブルース
10.ノーバディ・ノウズ・ユー・ウェン・ユア・ダウン・アンド・アウト
11.ティアーズ・イン・ヘヴン
12.レイラ
13.レット・イット・レイン
14.ワンダフル・トゥナイト
15.クロスローズ
16.コカイン
17.ハイ・タイム・ウィ・ウェント

-ボーナス映像-
・リトル・クイーン・オブ・スペイズ
《2015年5月 イギリス/ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール公演収録》

【仕様(予定)】
収録時間:本編 約106分 / ボーナス映像 約16分
画面サイズ:16:9
音声仕様
Blu-ray:リニアPCMステレオ / DTS HDマスター・オーディオ
DVD:ドルビー・デジタル ステレオ / ドルビー・デジタル 5.1chサラウンド / DTSサラウンド・サウンド

【CD収録予定曲】
-ディスク1-
1.サムバディズ・ノッキン・オン・マイ・ドア
2.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ
3.テル・ザ・トゥルース
4.プリテンディング
5.フーチー・クーチー・マン
6.ユー・アー・ソー・ビューティフル
7.キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム
8.アイ・ショット・ザ・シェリフ
-ディスク2-
1.ドリフティン・ブルース
2.ノーバディ・ノウズ・ユー・ウェン・ユア・ダウン・アンド・アウト
3.ティアーズ・イン・ヘヴン
4.レイラ
5.レット・イット・レイン
6.ワンダフル・トゥナイト
7.クロスローズ
8.リトル・クイーン・オブ・スペイズ
9.コカイン
10.ハイ・タイム・ウィ・ウェント

【LP収録予定曲】
—ディスク1ー
SIDE A
1.サムバディズ・ノッキン・オン・マイ・ドア
2.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ
3.テル・ザ・トゥルース
SADE B
1.プリテンディング
2.フーチー・クーチー・マン
3.ユー・アー・ソー・ビューティフル
4.キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム
—ディスク2ー
SIDE C
1.アイ・ショット・ザ・シェリフ
2.ドリフティン・ブルース
3.ノーバディ・ノウズ・ユー・ウェン・ユア・ダウン・アンド・アウト
SIDE D
1.ティアーズ・イン・ヘヴン
2.レイラ
3.レット・イット・レイン
4.ワンダフル・トゥナイト
—ディスク3ー
SIDE E
1.クロスローズ
2.コカイン
3.ハイ・タイム・ウィ・ウェント
SIDE F
1.リトル・クイーン・オブ・スペイズ

【BONUS DVD収録予定曲】
『205ナイツ - エリック・クラプトン・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホーツ 1968 to 2015』
1.ポリティシャン[1968年 クリーム・フェアウェル・ツアー]
2.アイム・ソー・グラッド[1968年 クリーム・フェアウェル・ツアー]
3.ホワイトルーム[1990年 ジャーニーマン・ワールド・ツアー]
4.ウォーリード・ライフ・ブルース[1990年 ジャーニーマン・ワールド・ツアー]
5.サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ[1990年 ジャーニーマン・ワールド・ツアー]
6.ヘイ・マン[2004年 ユナイテッド・ネイションズ ベネフィット・コンサート]
7.スプーンフル[2005年 クリーム再結成コンサート】
8.ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン[2005年 クリーム再結成コンサート】
9.アウトサイド・ウーマン・ブルース[2005年 クリーム再結成コンサート】
10.アイ・ゴッド・ザ・セイム・オールド・ブルース[2010年 プリンス・トラスト ベネフィット・コンサート]

-ボーナス映像(日本版限定)-
・ステッピン・アウト[1968年 クリーム・フェアウェル・ツアー]
・ランニング・オブ・フェイス[1990年 ジャーニーマン・ワールド・ツアー]

【仕様(予定)】
収録時間:本編 約57分/ ボーナス映像 約11分
音声仕様:ドルビー・デジタル ステレオ

◆エリック・クラプトン『スローハンド・アット・70 - エリック・クラプトン・ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』オフィシャル・ページ
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