【ライブレポート】“諦めるわけには…いかない” チャオ ベッラ チンクエッティ秋ツアー開始

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事務所およびレコード会社の移籍、改名、そして突然のメンバー卒業と、2015年、ダイナミックな動きが続いたチャオ ベッラ チンクエッティ。彼女たちの秋ツアー<チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2015秋~THE STORY IS NEVER-ENDING~>が、9月27日のTSUTAYA O-WESTからスタートした。初日公演では、本ツアーの追加公演が早くも決定したことと、2016年1月の新曲リリースが発表された。

◆<チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2015秋~THE STORY IS NEVER-ENDING~>初日 画像

THE ポッシボーからチャオ ベッラ チンクエッティに改名後初、そして秋山ゆりかの突然の卒業による4人体制移行後初となる今回のツアー。ファンも、もちろん本人たちも、様々な想いや感情を抱えての初日となったのは想像に難くない。そして、自分が抱えている“何か”を確かめるかのように、初日公演にはファンが殺到。チケットは昼夜ともにソールドアウトとなった。

ライブは、ここ最近のツアーで定番にもなりつつある新曲から。自己紹介曲にもなっている「True Hearts~ファンタスチック4~ verA」は、「チャオ ベッラ チンクエッティ!」のコールも含めてエモーショナルな楽曲。この曲で超満員となったフロアのボルテージを冒頭から一気に引き上げる。

「みんな会いたかったよー! ついに始まっちゃいましたね。すでに汗だくでございますけども、今日はツアー初日、みなさんのおかげで無事ソールドアウトということで、ありがとうございます。忘れられない一日の思い出を作りたいと思います。」── 岡田ロビン翔子

「やっほー! いいやまびこだ。ありがとうございます。私たち、初日からぶっ飛ばしていくので、1曲1曲逃さず、じっくり味わっていってください。」── 後藤夕貴

「初日の2日前くらいに急に(メンバー)カラーをチェンジをしました。(ロビン「衣装もうちら赤だし」)そうなんですよ。歌っていくにつれて私の顔も段々赤くなっていくので、全身で情熱の赤を表現できると思います。今日はよろしくお願いします!」── 橋本愛奈

「普段はゆるキャラ最年長とか言われていますけど、秋ツアーはこんな感じの、スタイリッシュな私、ということで、今回のテーマは“M-girls”ということで。(ロビン「E-girlsさん意識してるでしょ?笑」 )見た目からだけでも踊れるなって。見た目から入っていきたいなと思います。」── 諸塚香奈実

ステージ上こそ前回ツアーよりもなんだかちょっとだけ広く感じられたものの、そこからは、いつもどおりのチャオ ベッラ チンクエッティ。THE ポッシボー初期の頃の曲から、ライブでの定番曲、ガッツリ盛り上げる曲にしっかり聴かせる曲などなど、彼女たちが出せるすべてに、アイドル10年目の経験と実力と茶目っ気を織り交ぜる。加えて、ライブで聴きなれた曲も新しいアレンジや試みで、THE ポッシボーとは違うチャオ ベッラ チンクエッティを印象づけ、オーディエンスのハートを一気に鷲掴み。そんな4人のパフォーマンスに、観客からの声援も地鳴りのように、もしくは雷鳴のように熱を帯びていった。

途中のMCでは、家にもろりんが泊まりにきて一緒にお風呂に入ったものの、浴槽にペディキュアの赤色をつけられたりとすごい汚れていたという、比較的大事な初日の公演にする必要があったのか若干疑問な、はしもんからの「どうしても初日に言いたかった話」が披露されたり、そんなはしもんの力強い歌声に“M-girls”もダンスにいつも以上に力が入ったという発言も。さらにライブ後半に向けての怒涛の展開で、興奮したフロアは飛んで跳ねて光を振り回して全力でバンザイしての熱狂につぐ熱狂となった。

「ムシャムシャ パクパク」なる、これまで耳にしたことがないようなコーラスという、彼女たちの歌唱力と遊び心の融合も見られたアンコールでは、ツアーの追加公演と、「次のシングルリリースが決まりました!」と、新曲のリリースが明らかにされる。メンバーもファンも待ち望んだリリースということで歓喜の声に沸いた会場。ところが「嬉しいね! でもね、まだ先なんだよね。」とロビン。そして気になるリリース日が2016年1月27日と、まさかの来年であることが発表されると、さすがに観客のざわめきにも笑いが入り交じる。これにはしもんは「しかも、ここで詳細言いたいけど、何も決まってない!(笑) リリース日だけは決定したから、みんなに言ったら余計にここからずらせないじゃん? だから言っちゃおうということで。」と説明。なお、このシングルについては、今回のツアーを通して詳細が少しずつ明らかにされていくようである。

そして、ロビンが代表して、今の気持ち、素直な想いを口にする。

「今日はツアー初日ということで、こう、最近の私たちはいろいろあったじゃないですか。みなさん、察しておりますか? 言おうかなと思ったけど、言わなくてもわかってくれるかなということで、言いませんけども、いろいろありまして。昨日の夜、私は、「ファンのみんなはどういう気持ちで会いに来てくれるのかな」とか、いろいろ考えていたんです。4人になって、みんなの印象は、「ちょっと魅力が減ったな」とか思っている方もまだいると思うし、ツアー初日、私たちは今の100%を出したつもりだけど、私自身もまだ満足はいってないというか、まだまだ私たちは上を目指していけると思っているので。いろいろ悩むこともあるんですけども、4人で続けるという道を決めたからには、このツアーでどんどん成長していって、「チャオベラどこまでいくんだろう」って、みんなが思ってくれるような、みんなの背中をぽんと押せるような、素敵なグループになっていきたいと思っているので……ぜひ、みなさん応援してください。よろしくお願いします。」── 岡田ロビン翔子

ステージ上で浴びるスポットライト。その外側にできる陰。光も陰も全部ひっくるめて、チャオ ベッラ チンクエッティ。アイドルとして圧倒的なスキル、それこそ歌割りを決めてなかった曲でさえもその場のアイコンタクトだけでパフォーマンスしてしまう……なんていうありえないような話もまことしやかに囁かれているほどの恐ろしいまでのスキルを備えていながらも、なおも不安や悩み、自分の弱さを抱えて歩き続ける彼女たち。

時にロビンは、「愛しさを束ねて」で、以下のフレーズを引き継いだ。

<つぶやきもできないほど 不安で / つらい日もあるんだけど / こんなに…素敵な…夜に出逢えて / 諦めるわけには…いかないの>。

4人で続けるという道を決めたからには、まだまだ上を目指していくためには“諦めるわけには…いかない”。そんな彼女たちの決意も覚悟も伝わってくる、チャオ ベッラ チンクエッティの秋ツアー初日だった。




text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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