【ライブレポート】仙台貨物、トゥアーファイナルで妖怪たちが届けたのは最上級の愛

ツイート

9月26日、仙台貨物が東京・豊洲PITにて<仙台貨物トゥアー2015 妖怪大仙奏>のトゥアーファイナル公演を行なった。

◆トゥアーファイナル ライブ画像

はじめにひとつ断っておきたい。筆者は過去に仙台に住んでいたことがあるのだが、方言を文字にするのは非常に難しいのだ。メンバーが実際に口に出した言葉と若干の相違が生まれているかもしれないが、そこは大目に見ていただけるとありがたい(ちなみに、濁点ははっきりと発音するのではなく、鼻にかかるようにするとそれっぽく聞こえる)。

それでは、ここからレポートを始めたいと思う。

  ◆  ◆  ◆

ゆりかもめに揺られて新豊洲駅に到着すると、赤いツナギに赤いTシャツを着た二人組を見かけた。気合いが入ってるんだなあと、微笑ましく思っていたのだが、会場である豊洲PIT前は真っ赤な人々で溢れていた。「そうか…これは戦闘服か…」と悟り、会場内へ。中ではテレビアニメ『妖怪ウォッチ』や『地獄先生ぬ~べ~』のオープニング曲をイガグリ千葉(Vo/以降“千葉さん”と表記)が歌っているものが流れている。ステージにはお化けの提灯がぶらさがり、卒塔婆や大量の御札が用意され、本トゥアーのテーマである“妖怪”の演出でいっぱいに満たされていた。

開演時間を少しまわったところで「妖怪人間ベムのテーマ」が流れると、ベムやベラに扮したスタッフが登場。フロアから起こった手拍子に合わせダンスを踊って盛り上げハケていった。ここで「どもどもどもどもどもどもどもどもー!」と千葉さんからの影アナが入る。「演出上、いろいろなこどが皆さんぬ関係してぐるがもしれません!」「トゥアーファイナル楽しんでいこうねー!イガグリの千葉さんでしたー!」と注意事項を伝えると『ゲゲゲの鬼太郎』のオープニング曲とともに、メンバー扮する妖怪たちが続々と登場してきた。


赤いレーザーが会場に広がり、「妖怪大演奏」のイントロがスタートするとステージのバックに設置されたスクリーンにライブ映像が映し出された。カッパのダンサーがステージを走り回り、サティ(G)が花道に出る。「ぴよーん」という効果音ではフロア全体でジャンプが起こった。2曲目の「サタデーナイトゲイバー」では“仙台貨物”と船体に書かれた赤い飛行船が登場し宙を自由に飛び回り、ステージには赤いふんどしに手ぬぐいをほっかむりしたまぶしい筋肉のダンサーが現れダンスを踊っていた。「みんなジャンプして!ジャンプジャンプジャンプ!」と千葉さんが煽り、続いて「キムチ」が始まると、サティ・千葉さん・フルフェイス(G)・王珍々(B)の順で縦一列に並び、「チューチュートレイン」のようなフォーメーションダンスを見せた。


「はい!よーすよすよすよすよす!東京の皆さーんこんばんわー!」と挨拶をすると、ここから千葉さんによるメンバー紹介タイムに。まずは猫又のフルフェイス。この日は二又のしっぽをハート型にしたという彼にフロアからは「かわいいー!」と歓声があがる。千葉さんは、フルフェイスに「今日でファイナルだがら、みんなにいっぱいイタズラすていいよ!」と何やら怪しげな言葉をかけていた。


次はサティの元へ。なぜ“からかさ”の格好をしているのかの意味について千葉さんに「見つけ出せた?」と聞かれたサティは、「ライブ終わって、楽屋帰って冷静になってこのかっこ見るど、何やってんだど思うんだ」「でもみんなが喜んでくれるなら、いいがなって。それに尽きる」とコメント。どうやら無事に意味を見つけ出せたようだ。

続いて王珍々。王珍々はキョンシーのため、おでこに御札を貼られると動けなくなるのだが、それに関して千葉さんは「貼られだら動いちゃだめっていう設定は守ってくださいよ!」と釘を刺すと王珍々は笑顔で応えていた。


次は狼男のギガフレア(Dr)。ふわふわの狼の顔が付いた帽子に顔を包まれているギガフレアに対して「あづいでしょう?あづいがらって、脱いじゃだめだよ?脱いだら妖怪じゃなぐなっちゃうがんね?いーい?」と言うも、ギガフレアは無言で睨みつけるだけであった。


最後に百目に扮したKURIHARA(Mp)の元へ。KURIHARAは、全身タイツに顔まで覆われていて中身が全く見えないのだが「カメラさん目元アップしてみで!」と千葉さんが頼むとうっすらと透けた目がスクリーンに映り、「本当の目の部分がいづもより見えやすくなってるんですよ!カメラ入ってるがら気をつけでね!」と注意を促す。

そして最後に天狗となった千葉さんの自己紹介。「みんな見で、この立派なお鼻!」鼻を高速で揺らしてテンションを上げる千葉さんに、フルフェイスは首を左右に振って「それだめ」と暴走を制していた。

この記事をツイート

この記事の関連情報