【イベントレポート】LiSA、「今日もいい日だっ。ばいちー！」

10月3日（土）ラゾーナ川崎、10月4日（日）は大阪・あべのキューズモールにて、LiSAのリリース記念ミニライブが開催された。

◆LiSA画像

LiSAにとって、ラゾーナ川崎とあべのキューズモールはリリースの毎にイベントを開催するなかば恒例となった会場だが、今年はアニメタイアップに加え、Mステやロックフェスへの出演、映画『ミニオンズ』での吹き替え初挑戦など、多くの活躍と注目を集めてきたこともあり、それぞれの会場で過去最高の動員を記録する人気ぶりをみせつけた。


期待感あふれる会場に颯爽と現れたLiSAは、バックバンド：らーメンズからギター高慶、キーボード野間を迎えてのアコースティックセットで、『Empty MERMAiD』から2曲目の「リスキー」からライブをスタートさせた。アコースティックならではのしっとりしたアレンジながら、抑制された熱情を湛えてのLiSAのヴォーカルが冴えわたる。続いて、前作シングル「Rally Go Round」のカップリング曲「オレンジサイダー」では、夏の日の淡い恋心を描いた詞とLiSAが奏でる素朴なピアニカの音色が、感傷的な空気がオーディエンスの間に広がっていく。


「ここはスナックです（笑）」と言って『Empty MERMAiD』収録の「虚無」では、昭和的な雰囲気を携えムードたっぷりに歌い上げてみせた。あべのキューズモールでは、「今回の『Empty MERMAiD』収録曲の作曲は関西出身の女性アーティストばかりなんです。関西すごい！」と語り、それぞれの楽曲と作家に対してのリスペクトを表した。

「大切な曲を歌います」と大ヒット曲「シルシ」をファルセットを交え情感たっぷりに歌い上げた後、「今日は何のリリイベだっけ？大事な曲やらないとね！」と『Empty MERMAiD』を激しいサウンドにのせて歌唱、観客のコールアンドレスポンスで一気に会場の興奮を焚き付けていった。「せっかくだからもう一曲やっていい？」と最後はLiSAの代表曲「Rising Hope」で熱狂を巻き起こし、圧巻のステージでミニライブに幕を下ろした。


その後は『Empty MERMAiD』購入者への特典お渡し会が実施され、ファン一人一人と約2時間にわたって真摯に会話を重ね、多くの笑顔が溢れる中で「今日もいい日だっ。ばいちー！」と、イベントを後にした。

『Empty MERMAiD』は、10/12付オリコン週間CDシングルランキングで初登場10位を記録、ノンタイアップシングルとしては『best day, best way』『BLiGHT FLiGHT / L.Miranic』につづいて全てTOP10入りを果たしている。




◆LiSAオフィシャルサイト