【特別対談】遠藤正明×TOTALFAT「いつか海外でフェスが出来たら良いなって思っているんだ」

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“アニソン界の若獅子”との威名を持つ遠藤正明。ボイストレーニングをしたことがないという天性のボーカリストである遠藤正明が、10月7日に通算3枚目となるカヴァーアルバム『ENSON3』をリリースした。今作も自身による選曲でのカヴァーとなるのだが、その11曲目に収録されている「Good Bye,Good Luck」で、作詞作曲者であるTOTALFATとの初の共演を果たすこととなった。アニメスーパーユニットJAM Projectのメンバーでもある遠藤をリスペクトするTOTALFATにとっては願ってもいなかった光栄な出来事であったという。今回は、そんな遠藤とTOTALFATとの出逢いを記念して、BARKS独占で対談をお届けしよう。

◆遠藤正明~画像~

■ちゃんとライヴが出来るバンドって限られてると思うんだよ
■TOTALFATの音を聴いたとき本物だなって思ったからね


──10月7日に遠藤さんがリリースされた、3枚目のカヴァーアルバム『ENSON3』の中で、TOTALFATの楽曲を歌われていらっしゃるということで、今回は特別対談企画を行います!

Shun:いやぁ、もうびっくりしました。光栄すぎて。また歌声聴いて圧巻でしたし。もう、びっくりしっぱなしです! 本当に。

遠藤正明(以下、遠藤):いやいやいや。こちらこそ、今回は歌わせてもらってありがとうね。


──なんと、実際に顔を合されるのは今日が初めてなんですよね?

遠藤:そうなんですよ。今回ご一緒させていただこうと思ったときは、ぜひ、一緒に一発録りでセッションしたい! と思っていたんですけど、いろいろとレコーディングのスケジュール的な問題なんかもあって、TOTALFATのみんなが一発録りで演奏してくれた音に、僕が歌を乗させてもらったという形になってしまったので、会うのは今日が初めてなんですよね。そういえば、最初にオケをもらったとき、女性の仮歌が入っていたんだけど、あれは誰?

Jose:ウチのマネージャーです(笑)。

遠藤:え、そうなの? 上手だったよ。めっちゃ上手かったよ(笑)!

Jose:あははは。褒められた(笑)。いやいや、俺たちも一発録りだったんで、歌がないと構成が分からなくなっちゃうんで、歌ってもらったんですよ。

Shun:まだアイドル志望の夢は捨てきれてないんで、もし良かったら(笑)!

遠藤:あははは。これをきっかけにね。ありかもよ! きっかけなんてそんなもんだからね(笑)。僕も、影山ヒロノブ兄さんに、“コーラスやってみない?”って言われたのがきっかけで、今の事務所に声かけてもらったのが始まりだからね。

Bunta:そうなんですね! すごいですよね、出逢いって。でも、本当にレコーディングすごく楽しかったです。

Kuboty:本当はご一緒出来たら良かったんですけどね。でも、一発録りっていう緊張感がたまらなかったです。


──一発録りというのが条件でもあったの?

Bunta:でしたね。

Shun:もともとはブースに一緒に入らさせていただいて、せーので録るってお話をいただいてたんですよね。だから、僕らも一発録りありきだったんです。とにかく、ライヴ感をそのまま活かそうってことで。オーダーが、“いつもライヴでやってるまんまで!”ってことだったんですよ。

遠藤:そうそう。でも、本当にライヴのままだったよね。聴かせてもらったとき、本当に興奮したからね。めっちゃ良かったよ。TOTALFATはライヴバンドだって、音を聴いて思ったからね。その良さを前面に出したかったんだよ。

Kuboty:そう言ってもらえるの、すごく嬉しいです!


──バンドにとっては一番の褒め言葉だよね。

Jose:本当にそうですね。嬉しいです。しかも、自分たちが憧れている存在でもある先輩にそう言ってもらえるって、すごく嬉しいです。

遠藤:でも、本当にそう思うんだよね。今、本当にたくさんバンドが居るけど、ちゃんとライヴが出来るバンドって限られてると思うんだよ。TOTALFATの音を聴いたとき、本物だなって思ったからね。本物のライヴバンドだなって。

一同:嬉しいです。

──遠藤さんからTOTALFATの名前が上がったと聞いていますが。

遠藤:そうなんですよ。JAM Projectを知っててくれてるっていう話をスタッフから聞いて、じゃぁ一緒にやりたいなって。それでお願いしてみたら実現出来たっていう流れだったんです。最初はね、失礼ながら僕自身はTOTALFATの音は聴いたことなかったんですけど、名前は知っていたんですよ。ウチの影山ヒロノブ兄さんが、青森かなんかのフェスで一緒だったんだよね? そのときの話をしてくれたときに、“いやぁ、TOTALFATっていうすごくいいバンドがいてねー”って言ってたのをすごく覚えてて。

Shun:いや、僕たちも、あのときの影山さんの印象がすごく記憶に残っていて。

遠藤:どうでした? 兄さんの印象って。

Shun:歌唱力ももちろんのこと、キラキラしたモノが溢れかえっていたんですよ。す、すごいな! って。

遠藤:そうなんですよ、そこが兄さんの手なんですよ(笑)。


──手って(笑)。

遠藤:そうなんですよ、手なんです(笑)。ウチの兄さんのことを悪く言う人誰ひとりいませんからね。

Jose:あははは。いや、でもホントにすごく素敵な方でした。実は、僕の先輩が今、ランティス(※JAM Projectの所属レーベル)さんで働いていて、それで“今、遠藤さんのカヴァーアルバムの話があって”って言われて、僕らの名前を上げてくれていたらしいんですよ。

遠藤:あぁ、うんうん。そうなんだよね。そのスタッフから僕も最初にTOTALFATの名前を上げられて、ヒロノブ兄さんから聞いた名前と合致したって感じだったんだよ。それで、実際に音を聴かせてもらって、すっげぇカッコイイじゃん! って思って、何枚か聴かせてもらったんだけど、その後、自分でアルバム2枚買っちゃったからね!

Kuboty:えっ、マジですか!? めちゃめちゃ嬉しいです。言ってくださったら送りましたのに。実は、僕ら昔、4人でJAM Projectのライヴを観に行かせてもらったことがあるんですよ。もぉ、そのときも感動しまくりでしたからね、4人で。

Bunta:ホント、ずっと興奮してましたからね、4人で(笑)。すごい迫力だったからね。実際こうしてお会いしてみて、あ、この筋肉だからかぁって。

遠藤:あははは。筋肉関係ないでしょ(笑)。

Jose:いや、その筋肉をつけるに至る精神力的な部分は、歌にすごく影響してるところだと思いますよ。

Kuboty:うんうん。やっぱりフロントマンとして筋肉は、無いよりあった方がカッコイイですもん。

Shun:たしかに(笑)。でも、ホント、実際お会いして納得しちゃいました。パワーの源を感じました。

遠藤:あははは。そう? やっぱね、ボーカリストに対しては、みんな身体目当てだから(笑)。

一同:(爆笑)

遠藤:まぁそれは冗談だけど(笑)。でもね、そんなに特別に鍛えたりはしてないんだよ。暇なときに水泳やっているくらい。若いときにラグビーやってたから、そのときの筋肉が落ちないんだよね。俺はそれを筋肉貯金って言ってるんだけど(笑)。

◆インタビュー(2)へ
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