Klipschから、新Xシリーズ「X20i」「X12i」「XR8i」「X6i」登場

Klipsch（クリプシュ）から、ハイレゾ対応機種を含む4機種もの新モデルのイヤホンが発表となった。「X20i」「X12i」「XR8i」「X6i」という名機Xシリーズの新ラインナップである。発売は2015年11月中旬になるという。


各モデルとも注目のアイテムとなりそうだが、中でもフラッグシップとなるX20iは、ハイレゾオーディオに対応する世界最小クラスのイヤホンとして名乗りを上げたモデルだ。Xシリーズながらスーパーツイーター＋フルレンジのBA×2ドライバー構成を持ち、新開発の「KG-125」スーパーツイーターとクリプシュが誇る最高品質のドライバー「KG-926」との組み合わせで40kHzまでの広帯域に対応したという、注目の一品だ。ウーファー部分にはSonion社のAcuPassテクノロジーが採用されており、2つのドライバーの干渉を極小化することでスムーズなレスポンスを可能としている。

ハウジングには、医療機器などに使われている耐蝕性の高いサージカルステンレスが採用されており、丈夫で軽量ながら発汗による腐食にも強く、人にやさしい素材であるという。「Oval Ear Tips」と名づけられたイヤーチップは、新しく開発されたスリムタイプでかつてないほどの快適な装着感をもっているとか。X10、X11の快適性を上回るとなれば、これは期待大だ。

SSMCXコネクタを採用し、ケーブルが交換可能であることも大きな注目ポイントだ。ネジ式で同軸のSSMCXコネクタはMMCXコネクタよりも約35％小型でケーブル交換や修理が簡単に行える。ケーブル自体も新開発のReferenceケーブルが装着されており、耐久性の向上とともにケーブルノイズも低減されているという。半透明なスモーキーブラックの被膜からみえる銅線が高い品質を感じさせてくれるものだ。バランス用ケーブルも発売が計画されているのが嬉しい。


X12iは、銘機「X10」「X11i」を継承しつつ数々の改良を加えてさらなる進化をとげたモデルで、KG-926ドライバーをさらにチューンナップし、グルーヴィーな低音から女性ヴォーカルの繊細な響きまでを表現するという。ハウジングは直径約6mmの極小サイズのまま、クリプシュのプレミアムラインの象徴である銅色のリングがワンポイントとなっている。X20iと同様、ケーブルはReferenceケーブルに刷新され、リモコン一体型マイクもより小型・高性能化を果たしている。


新たに登場したXR8iにも注目だ。なんとバランスドアーマチュアとダイナミックにょるハイブリッドである。正確な音の再現力をもつバランスドアーマチュアドライバーと轟くような低音をもつダイナミックドライバーの連携により、クリアかつ重低音の効いた音質を実現、ハウスミュージックやトランス、EDMサウンドなどのリスニングに最適とのことだ。

逆たまご型の楕円形を押し出したような形状をもち、中心軸をずらして斜上に向けて取り付けられたノズルによって、サイズからは想像でいない小型イヤホンのような装着感が得られるようになっている。内耳部分には装着感を重視した亜鉛ダイカスト、外耳部分には柔らかな接触感を重視したエラストマー複合材を配した二層構造をもち、高い耐久性を持ちながらも長時間でも疲れずに音楽を楽しめる。

こちらのケーブルも新開発のReferenceケーブルと3ボタンリモコンマイクが起用されている。



新XシリーズのエントリーモデルとなるX6iは、バランスドアーマチュアドライバを1基搭載したスタンダードなモデルとなる。クリプシュ独自のシングルフルレンジKG-723バランスドアーマチュアドライバーは、明瞭性に優れ、より自然なヴォーカルやしっかりとした中高音域が楽しめる。ハウジング部分を極限まで絞り込んだスリムな楕円形状は、耳の輪郭に沿って自然に挿入可能で、こちらもXR8iと同様に内耳部分には装着感を重視した亜鉛ダイカスト、外耳部分には柔らかな接触感を重視したエラストマー複合材を配した二層構造を持っている。もちろんケーブルも同様のReferenceケーブルと3ボタンリモコンマイク付だ。

エントリーモデルらしく、こちらはブラックとホワイトの2つのカラバリが用意されている。





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