櫻井孝宏と鈴村健一、故・松来未祐との番組に終止符。「3人じゃなきゃ『チェリーベル』じゃないと思う。ごめんね。」

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10月27日に亡くなった声優の松来未祐。彼女が、櫻井孝宏、鈴村健一とともにパーソナリティを務めた文化放送の番組『有限会社 チェリーベル』が、11月6日の放送を持って終了することが、同日放送の番組内にて発表された。松来が2015年7月に病気療養のため長期休養に入ってからも、櫻井と鈴村のふたりによって続けられていた番組だったが、今回の訃報を受け、関係者一同、話に話を重ねた結果として、櫻井、鈴村、松来の3人が揃ってこその『有限会社 チェリーベル』であることを確認。12年7ヶ月にわたる放送に幕を下ろすことを決めた。

番組冒頭、櫻井が「『チェリーベル』ですから、湿っぽくなるのは松来本人が望んでないと思うのですが、(中略)目の前の事実に向き合おうと思って、今日は僕らの気持ちや、これまでの『チェリーベル』の状況、僕らにとっての松来をお話しさせていただこうと思います。」と切り出す。続いて鈴村が、「病状については本人が教えてくれていました。リスナーのみなさんにお伝えしなかったのは、松来の意思を尊重したかったからです。皆さんに心配されたくない、治療がどんなに辛く長くても、元気になってしれっと戻ってきて『実は大変だったんですよ~えへへ』と報告したいと本人がずっと言ってました。いずれは克服した結果、本も書きたいといっていました。同じ病気で戦っている人の励みになりたい、と強く思っていました。強い意志で、病気と闘っていました。」と、これまでの経緯を語った。

7月に長期療養に入る際、ふたりで番組続けることに決めた経緯については、出演者、スタッフ、関係者で悩み、何度も何時間も話し合いが持たれたこと、そしてその結果、「松来本人は『チェリベ』は『チェリベ』のまま、バカな番組を続けていてください。しれっと戻ってきたいから、私の戻る場所を残しておいてくださいよ』と笑いながら言ってくれました。僕らは松来が戻ってくる場所を守るということで、『チェリーベル』を続けようということで今までやってきました。」と、鈴村から複雑な苦しい胸の内が明かされた。

ほかにも、鈴村が何度か見舞いに行き、状況を『チェリベ』関係者に報告していたこと。櫻井がメールで励まし続けていたが、逆に自分が元気づけられたことなどが語られ、「本人も絶対に回復することを確信していたんです。最後の最後までエンターテイナーで、最強にポジティブなまま仕事をやり遂げたと思います。」と、松来を偲んだ。

そして最後に櫻井から、「突然のご報告となってしまいますが、本日のこの放送を持ちまして、『チェリベ』をたたみます。営業終了、これにて最終回とさせていただきます。」と、約13年にわたって続いた番組に終止符を打つことがふたりから発表された。鈴村と櫻井は「続けてほしいという声も来ていました。でも僕らもいっぱい考えました。でもこの決断にたどりつきました。いったん心の整理をしたい。」「3人で本当に一生懸命やってこれて……。楽しかったし……。でも3人じゃなきゃ『チェリーベル』じゃないと思う。ごめんね。そういう結論を出させてもらいました。本当に松来との思い出はずっと残ります。ずっとずっと思ったままこれから生きていきます。皆さんもそうあってほしいと思います。」と締めくくった。

松来は、『有限会社チェリーベル』(2003年4月~)をはじめ、『有限会社櫻井工房』(2002年10月~2003年3月)、『ラジオトゥルーラブストーリー・サマーデイズないと』(2003年10月~2004年3月)、『ATLUS presentsめぐみゅうの神楽坂ハッピーチューナー』(2004年4月~2005年3月)、『松来未祐と金田朋子のRADIOデコピンないと2』(2004年10月~2005年3月)、『アクターズゲート 松来未祐のぷるるん大作戦!!』(2006年10月~12月)など数多くの文化放送の番組でパーソナリティを務めた。

なお、文化放送では、11月19日26時より「超!A&G+」にて松来の追悼特番を放送する。

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