はからずも45周年── 3枚組ベスト盤に見る鈴木慶一の影響力

鈴木慶一が、2015年に音楽活動スタートから45年の節目を迎えることを記念し、全キャリアを網羅した3枚組ベストアルバム『Keiichi Suzuki chronicle 1970-2015 謀らずも朝夕45年 鈴木慶一 45周年記念ベスト・アルバム』を11月25日にリリースする。

◆鈴木慶一 ベスト盤 ジャケット画像

DISC1からDISC2は、はちみつぱいから始まりムーンライダーズ、THE BEATNIKS、ソロ等の鈴木慶一の全キャリアからレーベルを超えて代表曲をセレクション。現在進行形のバンド コントロヴァ―シャル・スパークの楽曲や、12月16日発売の最新ソロアルバム『Records and Memories』からいち早く「ひとりぼっち収穫祭」をヴァージョン違いで収録、また秩父山バンド（鈴木慶一＋ケラ）唯一のシングル「未来のラブ・オペレーション」等の現在入手困難なレア楽曲も収録した、45年の歴史が一気に俯瞰できる内容だ。

そしてDISC3は、『Keiichi Suzuki songbook』と題して、コンポーザー・鈴木慶一にスポットをあてたコンピレーション盤となる。斉藤哲夫、MOTHER、渡辺美奈代、原田知世等のヒット曲を中心に収録。さらに現在入手困難な杏里の「マウイ・ムーン」や、細川たかし（！）に提供した「星屑の街」等の知る人ぞ知る名曲や、ファンには待望のオフィシャル音源となるキッコーマンのワインのCMソング（89年）「マンズ ヌーヴェレール」も初CD化として収録される。鈴木慶一が日本の音楽シーンに与えた影響力の大きさを知るベスト盤だ。