【ライブレポート】BEGIN、ブラジルの沖縄県人会主催フェスで「ただいま!」

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BEGINが、11月7日&8日の2日間、サンパウロ市で開催された<Okinawa Festival 2015>に出演し両日で2万6千人のオーディエンスを集めた。

◆BEGIN ライブ画像

今年25周年を迎え、現在ブラジル~ペルーの2カ国にまたがる南米ツアー(4会場/5公演)を巡行中のBEGIN。この<Okinawa Festival>はブラジルの沖縄県人会が毎年主催するもので、13回目を迎えるが、今回は日本とブラジルが外交関係を樹立してから120年となったことを記念して、彼らが招待された。

ブラジルでの公演が3回目となるBEGINだけあり、1日目の11月7日(現地時間)、ヴォーカル比嘉栄昇の第一声は「ただいま!」。「今日はBEGINのステージではなく、Okinawa Festivalのステージです。今日はお互いに遠慮することなく、みんなで一緒に楽しみましょう」と呼びかけ、ブラジル音楽のマルシャのリズムで作られたアルバム『ビギンのマルシャ ショーラ』より「バルーン」でライブはスタートした。




他の楽曲としては、ブラジル移民の人々の経験談を元に作られた「帰郷」や、現在日本でCMをきっかけに話題となっている新曲「海の声」が演奏された。後半はお馴染みの島唄「三線の花」「オジー自慢のオリオンビール」「島人ぬ宝」で盛り上げた。本来はここで本編終了の予定だったが、「ステージから一度引っ込む時間ももったいない!」という事でアンコールで予定していた「上を向いて歩こう」「ここに幸あり」といった日本を代表する名曲を披露し、最後に「かりゆしの夜」が演奏されると“大カチャーシー大会”となり、もう一度「島人ぬ宝」をプレゼント。会場中が大合唱となり、1日目のコンサートは幕を下ろした。



明けて11月8日。冒頭、比嘉栄昇は「日本とブラジルの外交関係樹立120周年おめでとうございます。」と挨拶しブラジルの大ヒット曲「O Abre Alas」からライブをスタートさせた。続いて自身の代表曲「島人ぬ宝」「三線の花」をマルシャのリズムに乗せたアレンジでメドレー。沖縄の大ヒット曲「安里屋ゆんた」や「また逢う日まで」「月がとっても青いから」などのカバー曲を繋ぎながら、「バルーン」までメドレーは続いた。

後半は、BEGINにマルシャを教えたという坂尾英矩氏がステージ上で紹介されるというスペシャルな瞬間も。そしてライブの終盤は、「島人ぬ宝」「三線の花」「かりゆしの夜」といった自身の代表的島唄を立て続けに披露した。最後の「涙そうそう」では観客は立ったまま大合唱し、歌いながら涙を流す姿も見られた。こうして2日間で2万6千人を動員した<Okinawa Festival>は、盛況のうちに終了したのであった。



なお、BEGINは現在も南米ツアーを続行中だ。現地時間11月10日にサンパウロのTOM JAZZでのライブを経て、ペルー・リマに移動。バンドにとって初となるペルーでは11月14日<MATSURI>というイベントに出演し、翌日15日のテアトロ・ペルアノ・ジャポネーズにて行われるワンマンコンサートまで続く。

写真提供:株式会社アミューズ

[セットリスト]

■11月7日(土)
バルーン
Churrasco
砂糖てんぷら
帰郷
海の声
竹富島で会いましょう
三線の花
笑顔のまんま
オジー自慢のオリオンビール
島人ぬ宝
ここに幸あり
上を向いて歩こう
涙そうそう
かりゆしの夜
島人ぬ宝

■11月8日(日)
O Abre Alas
島人ぬ宝
三線の花
帰郷
風よ
愛が走る
安里屋ゆんた
鳩間の港
オジー自慢のオリオンビール
国道508号線
笑顔のまんま
旅人よ
また逢う日まで
月がとっても青いから
いつでも夢を
バルーン
(ここまで全曲マルシャ ショーラ・バージョン)
島人ぬ宝
三線の花
かりゆしの夜
涙そうそう
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