【ライブレポート】筋肉少女帯「恵比寿!ツアーファイナルだ!」
<筋肉少女帯 NEW ALBUM リリースツアー2015「おまけのいちにち(闘いの日々)」>ファイナル公演が11月14日、東京・恵比寿のLIQUIDROOMで開催された。10月7日に産声を上げた最新の名盤を軸としたこのツアーは、各地で大盛況。最終夜、ソールドアウトの会場は、筋少を隅から隅まで楽しみたい観客の熱気に包まれていた。
◆筋肉少女帯 ライブ画像
SEの「大都会のテーマ」が鳴り、ステージが輝く。メンバーがずらりと並び、1曲目の「レジテロの夢」が奏でられた瞬間、暴発するオーディエンス。続く「ムツオさん」でファンキーに、「混ぜるな危険」で再び激しく、「これこそ筋少のライヴ!」といった強烈なエネルギーを放出し、ツアーファイナルが幕を開けた。『おまけのいちにち(闘いの日々)』を聴いて真っ先に感じたのが、この楽曲を思う存分ライヴ会場で味わいたいということ。ゴージャスなラウドロックを轟かせる一方で、そこはかとなくアングラの空気を漂わせるという絶妙の作風は、ライヴ空間で更なる深みを見せていた。大槻ケンヂ(Vo)、橘高文彦(G)、本城聡章(G)、内田雄一郎(B)という強烈な個性の集合体が、今夜もオーディエンスを魅了。三柴理(Key)と長谷川浩二(Dr)の強力無比なサポートを得て、曲が進むごとに輝きを増す彼らには、孤高のライヴアクトとしての風格がある。
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