【rankingbox】紀里谷和明監督が人生において影響を受けた人物BEST3

ポスト


紀里谷和明監督のハリウッド初進出となる最新作『ラスト・ナイツ』が11月14日に全国公開される。忠臣蔵をモデルにした作品は、“愛”や“忠義”といった大切なものを守り突き進む男のロマンを描いた超大作。常に新たなものへ挑戦し、世界へ挑む紀里谷監督が、今の生き方を方向づけたという人生において影響を受けた歴史上の人物とは…?

【1位】釈迦

釈迦が言う「慈悲の心を持ち、執着を捨てよ」という言葉は、ものすごく納得できるし、本来であれば、僕も含めて多くの人たちがそうありたいと思っていると思う。それに、命を懸けてまで大切な人を守るいろいろな映画の主人公が世界中から愛されるのは、この言葉をしっかりと体現しているからだと思うんです。それは『仮面ライダー』から、『タイタニック』に至るまで、国境を越えて描かれていること。僕が監督を務めた『ラスト・ナイツ』も、この言葉を体現した作品になっているので注目して観てもらいたいと思っています。

【2位】イエス・キリスト

僕はクリスチャンではないのですが、彼が言っている「人を愛しなさい」という言葉はものすごくシンプルで素敵なことだなと思っていて。釈迦と言っていることは同じだと思うんです。キリストは「愛」という言葉を使っていて、釈迦は「慈悲」という言葉を使っている。さらに、彼は、あんなにも崇められているのに、サンダルを履いて移動して、寝るところに関してはどこでもいいというスタンス。これは、様々なことに執着したり、こだわっていたらできないこと。こんな風な生き方ができたらすごくカッコいいですよね。

【3位】マハトマ・ガンジー

彼が亡くなった時の所有物が、全部で10個くらいしかなかったらしいです。今はモノを持つことがカッコいいとされている時代だと思いますが、その対極にある、削ぎ落とす行為がものすごく素敵だと思ったんです。僕自身、これまで持つという行為をたくさんしてきましたが、そこで何が重要かを見つめていく中でかなりの苦悩がありました。その苦悩を突き詰めていくと、名声や地位は非常に不要に思えてくるんですよね。今は、そんな彼を見習って、なるべく(モノを)持たないような生活を送りたいと思っています。

◆ランキング情報サイト『ランキングBOX』
◆ランキングBOXまとめページ
この記事をポスト

この記事の関連情報