【冬だ一番MAX祭り! その1】MAX、グループ名は「ハーレムクイーン」になりかけた

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2015年にデビュー20周年を迎えるMAXが、12月23日に3枚組全45曲入りというボリュームのベスト盤『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースする。そこで、全35曲のシングルタイトル曲と最新曲「Mi Mi Mi」で、MAXの歴史を本人たちに思う存分語ってもらうことにした。

しかしながら、サービス精神旺盛なMAXからは、なんとも興味深い裏話も次々飛び出して、彼女たちの20年を1本の記事に収めることなんてどう考えても無理……というわけで、全36本(ほぼ)連日更新でお届けします。

  ◆  ◆  ◆


(1)恋するヴェルファーレダンス ~Saturday Night~:1995年5月10日 発売

── 20周年ライブなどもあり、最近はデビューの頃のことを思い出す機会も多くあったと思いますが、「恋するヴェルファーレダンス ~Saturday Night~」をリリースした時のエピソードは覚えていますか。

NANA:最初にこの話を頂いたときは、SUPER MONKEY'Sで活動していた私たちが、まさか! 四人でやるとは思っていなかったので本当に嬉しかったです。それで、ダンスは元々あったんですけど、他にも振り付けましょう、という話になった時に、張り切って「自分たちで付けます!」って言ったんです。

LINA:企画物だしね、遊んでいいんじゃないって。

NANA:この一曲だけやるなら、ちょっと遊び心を取り入れようって自分たちで振り付けたんだよね。それで、それを提出したんですけど、没になりました(笑)。

MINA:ふざけすぎたのかな(笑)。

LINA:企画物とか言いながらも、一応は先のビジョンを持ってくれていたのかも。

MINA:グループ名の候補もいろいろあって、挙がった候補が「ザ・ブーン」、「レディ・マドンナ」(笑)。

NANA:これにならなくてよかった! と思ったのが、「ハーレムクイーン」(笑)。

一同:爆笑

MINA:なんとか最終的にMAXになったという。

LINA:結構「ハーレムクイーン」がギリギリまで残ってたよね。全員十代でハーレムクイーンっていうキャラじゃないのに(笑)。その時ちょうどグラビアのC.C.ガールズとかが流行っていて、女性グループというとそういう感じの人たちが多かったからね。

NANA:結局どれもしっくり来なかったんですけど、でも「私たちはこれがいいです」なんてあの時は言えなかったので、最終的にはエイベックス・グループの社長であるMAX松浦さんの名前をいただくっていうことで、MAXになりました。
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