サンダー、これぞライブバンド、充実の最新ライブ作品登場

サンダーの最新ライヴ作品『オール・ユー・キャン・イート』が、2月10日に発売される。ロンドンの名門スタジオ“RKA”でのセッション、ブルックリン・ボウルで行われたクラブ・ギグ、そしてここ日本で行われた＜ラウド・パーク14＞でのライヴ映像に最新アルバム『ワンダー・デイズ』のメイキングなど、70分を超える長編ドキュメンタリーを収録したBlu-ray/DVD、さらに＜ラウド・パーク14＞でのライヴ音源をボーナスCDとして追加した日本限定仕様でのリリースだ。

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ブリティッシュ・ハード・ロックの真髄を極めるべく四半世紀に渡り不変のスタイルを貫くサンダーは、1990年に『バックストリート・シンフォニー』でデビューした。活動休止を挟みながらも2013年、2014年（＜ラウド・パーク14＞）、2015年と3年連続で来日を果たし最強のライヴ・バンドぶりを見せつけ、時代の流れに左右されない骨太のロックでリスナーを魅了してきた。本作『オール・ユー・キャン・イート』は、最新作からのナンバーや彼らのグレイテスト・ヒッツ、そしてレアなカヴァー曲の数々を余すところなく収録した、最新アルバム『ワンダー・デイズ』発表前後の3大スペシャル・ライヴを収めたスペシャル・パッケージだ。


CDディスク1“スターター（前菜）”はロンドンのRAKスタジオでのスタジオ・ライヴだ。かつてジェフ・ベックやドノヴァンらが録音してきたロックの聖地で、『ワンダー・デイズ』からの8曲とカヴァー6曲をプレイしている。新作からのナンバーはライヴ・アレンジでさらに迫力を増しており、（9）「ビー・グッド・トゥ・ユアセルフ」（フランキー・ミラー）、（10）「ザ・ロッカー」（シン・リジィ）、（11）「迷信」（スティーヴィ・ワンダー）、（12）「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」（CCR／ハノイ・ロックスでもヒット）、（13）「アイム・ダウン」（ビートルズ）、（14）「ザ・スティーラー」（フリー）という名曲の数々に敬意を払いながら、大胆なアレンジを加えてカヴァーしている。

CDディスク2“メイン・コース”は、2014年11月ロンドンのブルックリン・ボウル・クラブで行われたライヴが完全収録されている。800人の観客を前にしたクラブ・ギグで新曲の数々に加えて、「ダーティ・ラヴ」「ロウ・ライフ・イン・ハイ・プレイセス」「ジャスト・アナザー・スイサイド」といったクラシックスが楽しめる。

Blu-ray/DVD“デザート”には、2014年10月19日＜ラウド・パーク14＞でのステージの全貌が映像で収められている。全6曲のショート・セットでベン・マシューズが病欠という状態だったが、1曲目から「ダーティ・ラヴ」で全開、「リヴァー・オブ・ペイン」などを含むショーはフェスのハイライトのひとつだった。また70分におよぶ『ワンダー・デイズ』ドキュメンタリーも、アルバムのメイキング映像などを収めた貴重なドキュメントだ。さらにCDに収録されていた『RAKスタジオ』『ブルックリン・ボウル』でのライヴの抜粋を映像で収録。そして日本盤にはLPのみでリリース予定の＜ラウド・パーク14＞ライヴ音源をCDとして追加収録され、エキサイティングなライヴの模様は、単なるボーナスの域を超えたものと言える。

ライヴ・バンドとして怒濤の大攻勢を見せつける『オール・ユー・キャン・イート』は、ロック・ファンを圧倒、満腹にさせる充実の作品だ。

【メンバー】
ダニー・ボウズ（ヴォーカル）
ルーク・モーリー（ギター）
ハリー・ジェイムズ（ドラムス）
ベン・マシューズ（ギター＆キーボード）
クリス・チャイルズ（ベース）
ピーター・ショルダー《サポート》


◆サンダー『オール・ユー・キャン・イート』オフィシャルページ