【冬だ一番MAX祭り！ その12】MAX、「Love impact」で「少し守りに入ったような気がしました。」

デビュー20周年を迎えるMAXが、12月23日に3枚組全45曲入りというボリュームのベスト盤『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースする。ということで、MAXの歴史を本人たちに思う存分語ってもらうこの企画『冬だ一番MAX祭り！』。今回はMVを初めて海外で撮影した12枚目のシングル「Love impact」。

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（12）Love impact：1999年3月3日 発売

── 次のシングル「Love impact」です。今をときめくKABA.ちゃんさんが振り付けでしたね。

LINA：そう。振り付けが最終的に決まるまでが大変だった。

MINA：二転三転したやつ！

NANA：毎回なんですよ（笑）。

LINA：レコーディングも大変だった。初めてソロのパートを録ったんです。

MINA：自分たちではけっこう面白いと思って、振り付けも面白く考えられてるねってプレゼンしたら……。

NANA：「見にくい」って言われて、スタッフ的にはMAXのスタイルじゃないっていうことでNGが出て。

MINA：「Grace of my heart」の後だったから、振り付けもちょっと激しくかっこ良くいってみようかって激しく作ったら……。

LINA：今度は踊りすぎ（笑）。 お尻をカメラに向ける後ろ向きのポーズはNGとか、振り付けもまた新たに作ってもらったり。

NANA：チャレンジ、チャレンジで来ていたところだから、少し守りに入ったような気がしました。今までのイメージを崩さずにやっていこうというように感じたんです。

LINA：私たちは常に新しいことをやりたがりだから、もっと新しいのをっていう気持ちがあったよね。

MINA：ミュージックビデオ撮影は初海外だったよね。初海外だけど映像では海外って分からないっていう（笑）。せっかく行ったのにハウススタジオっていうね。


（ミュージックビデオを見ながら）

LINA：そう！ この時は海外でミュージックビデオを撮ることに憧れていてね。周りのアーティストが海外ロケで撮っていたから私たちも撮りたくて。

NANA：海外に行ったのに、バックに山が映っていてよくわからないですよね。

LINA：本当は山の上で歌いたかったんですよ。

MINA：空撮してほしいくらいの。

NANA：今思うと突然プライベートショットが入ってきて、無理矢理感が……（笑）。

LINA：なんとか海外感がほしいっていう。

NANA：だって私たちノーメイクでしょ？ よくミュージックビデオにノーメイクの映像を入れたよね（笑）。

NANA：今見たら入れないほうが良かったって思っちゃう（笑）。私ガム食べながら歩いてるんだけど。やだー、恥ずかしい！

MINA：等身大すぎる（笑）。もっとアーティストとして、一歩ずつ登らなきゃいけなかったのに気持ちだけはずっと止まったままだったね。

LINA：海外に来たっていうのを出したかったんだよ。

── KABA.ちゃんさんとのエピソードで覚えていることはありますか？

NANA：KABA.ちゃんはこのとき、まだカミングアウトしていなかったので、男性振付師として教えてもらってたんですよ。今は仲がいいんですけど、この時は先生と生徒っていう距離があったので、「あの人さ、女っぽいよね」って言ってました（笑）。

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