【ライブレポート】[Alexandros]、幕張ワンマンで「今年一番騒ぎまくろうぜ！」

12月19日、千葉・幕張メッセ国際展示場9～11ホールにて＜[Alexandros]TOUR2015「ご馳走にありつかせて頂きます」＞のツアーファイナルが行なわれた。

◆ライブ画像

オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

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メンバーの登場を待ちわびた会場内に流れる、お馴染みのSE「Burger Queen」に合わせてステージ中央、上下左右に配置された6台の巨大なLEDパネルで「5.4.3.2.1」とカウントダウンがスタート。大きな歓声が上がり、ステージを覆い隠していた中央のLEDパネルが開きメンバーが現れた。ステージには大きなALXDのロゴがオブジェとして浮かび、その下で川上洋平（Vo＆G）が「Good evening幕張！」と叫ぶと1曲目の「ワタリドリ」がスタート。川上は「幕張メッセへようこそ！最後の最後まで楽しんで、準備はできてるかー？」と観客を煽り、早くも会場は大興奮だ。

「ワタリドリ」に続き「Boo！」では、ブーブーとサイレン音が鳴り響き赤いライトがパトランプのように会場を照らし、それから「ワンテンポ遅れたMonster ain’t dead」へ。巨大なLEDパネルにラップ部分の歌詞が畳み掛けるように次々と映し出され、曲の激しさを目でも体感できる演出にファンはますますヒートアップした。

「改めましてこんばんは。[Alexandros]と申します。ご馳走にありつかせて頂きますツアー2015ファイナル幕張メッセにようこそ！広いな！広いけど今日はここをライブハウスだと思ってやらせていただきます。騒ぎたい奴いるか？暴れたい奴はいるか？今年一番騒ぎまくろうぜ！」──川上洋平

「Waitress, Waitress!」や「city」では、待ってました！と言わんばかりに観客が踊り大歓声と大合唱が沸き起こる。「前のほういいね！最高です。真ん中まあまあいいね。後ろもうちょっと騒げんじゃねーか？」と煽り「（後ろのほうの歓声が）遅れてくる感じいいね。これはね。リハーサルでできないやつなんです。ここでいま初めて味わってます。最高です。」と幕張メッセの広さを再度噛みしめて喜びのコメントを述べた。

「Kick&Spin」では、ステージ中央から伸びた花道に白井眞輝（G）が立ちギターをかき鳴らす。そこにハンドマイクの川上も後に続き、磯部寛之（B）もジョイン。初の花道のセットに、フロントメンバー3人が飛び出して会場を盛り上げた。また、この日開場中にJR京葉線が運転見合わせとなり、遅れてきたファンが多数いたことから「冒頭間に合わなかった人いますか？　最初（1曲目）ワタリドリね。歌ってあげましょうか？」とサビ部分を弾き語りでワンフレーズ披露するという心配りを見せた。

そして、2016年6月26日に大阪城ホールで＜Premium V.I.P. Party＞の開催を発表。＜Premium V.I.P. Party＞とは、2015年7月に東京・日本武道館で行なわれたファン感謝祭とも言えるライブだ。大阪城ホールでワンマンライブを行なうのは[Alexandros]にとって初となる。川上は「この幕張もそうですけど、前の武道館ももっともっと前になるとZEPPもね、AXもね、シェルターも、ほんと一つ一つ、うちらはステップを踏んで変な背伸びはしないようにしてきたんですよ。だから他の同じ世代のバンドがZEPPやってるときAXやってて、自分たちがそこに行くにはもっともっと相応しいバンドになるために、もっともっとやらなきゃいけないことあるよねって。だから今日幕張も超満員でやらせていただいて…本当にありがとうございます。今日を今年一番のライブにしたいと思うんでよろしくお願いいたします。」と今までの活動をしみじみと振り返った。

そして、2016年の大阪城ホール公演に向けて「大阪に届くように歌うんで、一緒に歌ってくれますか？」と呼びかけ、会場全体で「starrrrrrr」の大合唱。「Oblivion」ではストリングス隊が現れ、白いレーザーによって幻想的な世界が広がった。「Run Away」でゴールドの紙テープが舞ったあとには「Coming Summer」と続き、アルバム『ALXD』の同じ曲順で演奏が行なわれたことにより今回がアルバムツアーだということを改めて実感させ、本編ラストの「can’t explain」で「ありがとう幕張、愛してるぜ！幕張」と締めくくった。

アンコールでは、ステージ中央からメンバー全員が登場。突如現れた会場後方のサブステージへ、花道を通ってアカペラで歌いながら移動し、4人が向かい合い「Adventure」を演奏。メインステージに戻ると激しく赤いサイレンが鳴り、先日発売したばかりのシングル「Girl A」に合わせてLEDパネルには歌詞とグラフィック映像が現れ、色とりどりのレーザー光線と共に楽曲を彩った。「本当に愛してます、ありがとう幕張」と言い残しアンコールが終了するも、観客からの熱い歓声に応えてWアンコールへ。

「いまから、タイトルも構成も歌詞も決まっていない新曲やります。みんなの反応でこれから決まっていく曲だから、リアクション頼むよ？ いつか、みんなの耳に届けます。一足先に、どうぞ」と新曲をストリングス隊と共に披露。「最後にバンドメンバーだけで演奏します。今日は来てくれてありがとうございます。そしてまたどっかでお会いしましょう！[Alexandros]でした。」と「Forever Yong」を聴かせた。ここで終演かと思いきや川上一人がステージに残り、なんとアコースティックギターの弾き語りで「ワタリドリ」をファンと合唱。全25曲、約3時間弱のステージは幕を閉じた。

なお、本公演の模様は1月10日20：30よりWOWOWライブにて放送される予定となっている。

[photo]
河本悠貴（1、2枚目）
山川 哲矢（3、4枚目）
高田梓（5枚目）