癒やしキャラShinya（DIR EN GREY）の全軌跡『ROCK AND READ 063』

ミュージシャンのパーソナルロングインタビュー集『ROCK AND READ』最新号が12月28日に発売される。

◆Shinya画像

今号の表紙巻頭を飾るのは、DIR EN GREYのドラマーShinyaだ。2016年2月5日と6日に日本武道館2デイズ公演を行なうDIR EN GREYだが、Shinyaは2015年9月にバラエティ番組『有吉反省会』に登場し、知る人ぞ知る癒し系キャラが浮き彫りにされ、バンドの激しさからは想像もつかないほどの意外性でお茶の間的な話題を呼んだばかり。

本誌に登場するのはこれが初だが、その生い立ちから個人活動が解禁になった経緯を含む現在までの軌跡がたっぷりと語られている。普段は口数が多くないShinyaだけに、完全パーソナルでの2万字規模のロングインタビューは非常に貴重なものだ。また、城で撮影された幻想的なグラビアは、今後のShinyaの方向性を示唆するものだそうで、そこにも注目が集まる。従来のファンにとっても新しい情報を交えつつ、最近Shinyaのことを知ったという方にもそのパーソナリティがよくわかる、新旧ファンともに満足できる内容となっている。



裏表紙を飾っているのは、初監督した短編映画『WE CRY OUT HELLYEAH』が山形国際ムービーフェスティバルでアーティストシネマ賞を受賞したりと、相変わらず精力的かつ多角的な活動を展開するSuGの武瑠だ。さらに、2016年2月7日のEX THEATER ROPPONGIでライブ完全復帰を目指すMERRYのテツ、メンバーの17回忌となる2006年に再々演および全国ツアーを敢行するRaphaelの櫻井有紀らキャリアのあるアーティストから、DOG inTheパラレルワールドオーケストラのメイ、DIAURAの翔也、BugLugの優、ペンタゴンの千吊ら若手まで、勢いのある全12人がすべてパーソナルで登場する。全員がロングインタビューとコンセプチュアルな完全撮り下ろし写真掲載という、読み応え見応えともに充分な一冊だ。