【ライブレポート】今井美樹、ロンドン公演に布袋寅泰が登場

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オールタイムベストアルバム『Premium Ivory -The Best Songs Of All Time-』(2015年10月)のリリースを皮切りに、30周年アニバーサリーイヤーとして精力的な活動を続ける今井美樹が、1月30・31日に<Miki Imai New Year Concert 30th Anniversary Special>をロンドン・カドガンホールにて行なった。

◆ライブ画像

同コンサートホールで今井がライブを実施するのは、2015年1月に引き続き2回目。アコースティックピアノ、ストリングスカルテット、パーカッションを従え、ゴージャスな黒いドレスを身にまとった今井が登場すると、会場に詰めかけた900人のオーディエンスから大きな拍手が送られた。

第一部は「恋の唄」(1998年)で幕を開け、「瞳がほほえむから」「野生の風」といった代表曲を中心に、ユーミンのカバーアルバム『Dialogue』(2013年)から「卒業写真」「私を忘れる頃」を披露していく。近年の作品に欠かせないアレンジャーのサイモン・ヘイルによる繊細なピアノは今井の歌声にぴったりと寄り添い、四重奏のストリングスがそれを包み込む。ロンドンの名門コンサートホールの名に相応しい豊かな響きが会場を満たしていく、まさに大人のための音楽会だ。


第二部にはスペシャルゲストとして布袋寅泰が登場した。2004年以来のライブでの共演となった今回のステージは、布袋の作曲による「AQUA」からスタート。曲によってアコースティックギターとベースを持ち替える布袋は、演奏をさらに色彩豊かに彩り、「Miss You」「PRIDE」といった布袋の提供曲が続いていく。「今夜はラッキーですよ(笑)」という今井のMCにはひときわ大きな拍手が湧いた。

鳴り止まないアンコールの拍手に応えて「Pray」を歌い終えた今井は、「またいつかこの舞台に戻ってきたいと思います」との言葉を残して、貴重なライブを締めくくった。今井の言葉通り、また来年もロンドンでコンサートが行なわれることを期待したい。

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