え、これもルカサーだったの? 『セッション・ワークス』堂々完成

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スティーヴ・ルカサーの『セッション・ワークス』が3月2日にリリースされる。ルカサーがレコーディングに参加したヒット曲/名曲/レア曲の数々を収集、一枚の作品にまとめたコンピレーション・アルバムだ。

◆スティーヴ・ルカサー画像

当作は、スティーヴ・ルカサーの忘れがたい名演/印象的なギター・ソロはもちろんのこと、“このヒット曲も実は彼が弾いている“といったマニアックな視点を中心に選曲されている。登場するアーティストは、彼のその後のキャリアを大きく後押ししたボズ・スキャッグス、ルカサーが生涯のお気に入りバンドと語るアース・ウインド&ファイアー、マイケル・ジャクソン『スリラー』でもルカサーに声をかけたクインシー・ジョーンズ、世界初CD化となるサラ・ダッシュなどが名を連ねる。これ一枚で当時のAOR/LAシーンを様々な角度から堪能できる内容だ。


ブックレットに採用された写真は、ロックフィルムの第一人者として著名な井出情児が、1980年初来日公演時のリハーサル風景を撮影した貴重なものが起用されている。ブックレットに掲載されたスティーヴ・ルカサー本人による各曲解説では、当時の音楽シーンの舞台裏やレコーディング秘話が楽しめる。

1977年に結成され、来年で結成40周年を迎えるTOTOは、3月3日から<TOTOジャパン・ツアー>を敢行する。

「この旅を始めてからもう40年近くになるけど、実にいろいろなことがあった。僕は、18歳から19歳の頃に、駆け出しの若いセッション・ミュージシャンとしてスタートしたんだけど、その頃のレコーディングを振り返ると、つい笑みが浮かび、いつも幸せな気持ちになるんだ。あれほど素晴らしいアーティストや伝説的な人たちと一緒に働くことができて、本当に感謝しているよ。中には何十年も忘れていたトラックもあったけど…。これらのセッション・ワークのすべてが、僕の人生にとって最高の時間を思い出させてくれる。是非、僕のこれまでの旅を一緒に楽しんでもらいたい。そして、僕を自分の作品で演奏するように誘ってくれたすべてのアーティストに心から感謝したい。一緒にプレイできたことを本当に光栄に思っています」──スティーヴ・ルカサー

Photo:Hans Colijn、井出情児


スティーヴ・ルカサー『セッション・ワークス』

2016年3月2日発売
SICP30919 ¥2,000+税
高品質Blu-specCD2仕様 歌詞・対訳付/解説:中田利樹 スティーヴ・ルカサーによる全曲解説を含むセルフ・ライナーノーツ収録
1.バック・オン・ザ・ロード|アース・ウインド&ファイアー from 『フェイセス』(1980)
2.ブレイクダウン・デッド・アヘッド|ボズ・スキャッグス from 『ミドル・マン』(1980)
3.ユー・ニード・サム・ラヴィン|エリック・カルメン from 『トゥナイト・ユア・マイン』(1980)
4.愛のコリーダ|クインシー・ジョーンズ from 『愛のコリーダ』(1981)
5.アイ・ウォント・ユー|ブラザーズ・ジョンソン from 『ウィナーズ』(1981)
6.ヒーロー・ウィズ1000アイズ|スティーヴ・ルカサー from 『キャンディマン』(1994)
7.朝のとばりの中で|ポール・アンカ from 『ウォーク・ア・ファイン・ライン』(1983)
8.フォーエヴァー|ケニー・ロギンス from 『ヒューマン・ヴォイス』(1985)
9.パラダイス|サラ・ダッシュ from 『クロース・イナフ』(1981)世界初CD化
10.ア・クルー|ボズ・スキャッグス from 『ダウン・トゥー・ゼン・レフト』(1977)
11.暗闇の中の女|ヴァレリー・カーター from 『ワイルド・チャイルド』(1978)
12.追憶のパラダイス|ドウェイン・フォード from 『ストレンジャー・イン・パラダイス』(1981)
13.アローン|i-TEN from 『テイキング・ア・コールド・ルック』(1983)
14.トゥイスト・ザ・ナイフ|スティーヴ・ルカサー from 『ルカサー』(1989)
15.君のすべてを今夜|ウィルソン・ブラザーズ from 『アナザー・ナイト』(1979)
16.突然の出来事|デイン・ドナヒュー from 『デイン・ドナヒュー』(1978)
17.プリーズ・ステイ・テューンド|チェット・アトキンス from 『ステイ・テューンド』(1985)

<2016 TOTO JAPANツアー>

3月3日(木)宮城:仙台サンプラザホール
3月4日(金)神奈川:パシフィコ横浜
3月7日(月)東京:日本武道館
3月9日(水)福岡:Zepp FUKUOKA
3月10日(木)広島:広島上野学園ホール
3月12日(土)大阪:あましんアルカイックホール(追加公演)
3月14日(月)大阪:フェスティバルホール
3月15日(火)愛知:名古屋市公会堂
[問]ウドー音楽事務所http://www.udo.co.jp/Artists/Toto/index.html

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