月9ドラマ『いつ恋』主題歌MVに有村架純出演。ドラマのアナザーストーリー描く

手嶌葵が歌う、フジテレビ系月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』主題歌「明日への手紙」。ドラマ主演の有村架純が出演のミュージックビデオが公開された。

◆手嶌葵「明日への手紙」ジャケット、有村架純出演MV動画＆画像

楽曲の持つ“もがきながらも少しずつ前を向いく”詞世界とこのドラマで描かれている世界感や想いがうまく表現できたらと思いから、本作のジャケット写真とミュージックビデオのトータルプロデュースをドラマプロデューサーの村瀬健 氏に依頼。その結果、密接に結びついているドラマと楽曲、そのふたつの世界が見事に紡がれる事になる。

MVでは、ドラマのエピソード0（ゼロ）とも捉えられる音のアナザーストーリーが描かれている。有村架純が演じる大人になった主人公・音がそっと目を閉じ、幼少期の記憶の中を辿って行く。するとそこには、幼少期の音の姿が。第一話で、ドラマのファーストシーンとして描かれた、親を亡くし里子として北海道へ引き取られていく場面のまさに“前夜”の音の様子が丁寧に描かれていく。音の幼少を演じるのは、ドラマでも音の幼少を演じた平澤宏々路。大人になった音は、一人ぼっちで健気に遊ぶ過去の自分を遠くからそっと見守っている。かつての自分を優しい眼差しで見つめる音の繊細な表情や心の動きを有村架純が丁寧に演じる。

また「手紙」や「都会に咲く花」など、ドラマの中にも登場したアイテムが随所に登場。ふとしたときに安らぎや温かみを感じるこれらのアイテムが、ジャケットデザイン同様にドラマ本編と同じ世界感を共有している。


大切な思い出を胸に、少しずつ前を向いて進んでいく主人公の音を通して描かれたMVは、東京という街の片隅で自分の抱える困難に縛られながらも必死でもがき、前向きに生きようとしている若者たちを描いていくドラマと見事にシンクロしている。

なお、今作のようにドラマに登場する主人公が役柄のままで主題歌のMVに登場し、ドラマとリンクしたエピソードを描くというのは、フジテレビ月9では初となる。