小谷美紗子、キャリア初の弾き語りベスト『MONSTER』発売決定

小谷美紗子が、4月15日にキャリア初となる弾き語りベスト盤『MONSTER』をリリースすることが発表された。

これはデビュー20周年プロジェクトの第一弾リリースとして発売されるもので、これまで小谷が発表した曲の中から、オールタイムベストな全10曲を新録した作品だ。ピアノと歌のみで構成される本作は、録音／MIXエンジニアに、Mr.Children、エレファントカシマシ、andymori、秦基博などの仕事で知られる平沼浩司を、マスタリングには岡村靖幸、電気グルーヴ、クラムボンなどの仕事で知られるKIMKENこと木村健太郎を迎え制作された。

1996年にシングル「嘆きの雪」でデビューして以来、様々な形態でライブ活動を行なってきた小谷美紗子。弾き語りは彼女の原点的な表現でもあったが、意外なことにこれまで弾き語りアルバムがリリースされることはなかったのだ。

小谷と言えば、先日Mr.Childrenから指名を受け2マンライブを行なうなど、これまで多くのアーティストやミュージシャンからもリスペクトされてきた。その小さな身体から想像のつかないほど力強い歌を歌うことから「小さな怪物」と称され、本作のタイトル『MONSTER』とは、そんな彼女を体現した言葉でもあり、長い時間を共にしたスタッフが名付けたということ。そんな“モンスター”小谷美紗子が20年の活動の中で生み出した名曲の数々がどのように生まれ変わっているか、ぜひ期待したい。

なお本作は、制作開始当初から小谷本人が構想した特別「木の箱」仕様盤と、ジュエルケース仕様の通常盤の2形態で、通販サイト「Music For Life」にて4月15日より先行発売される（一般発売日は後日発表予定）。特別「木の箱」仕様盤にはCD＆ブックレットに加え、ここにしか入らないコンテンツも収納予定とのことだ。予約は、2月20日（土）より同サイトにて受付される予定。この仕様盤は初回生産数に限りがあるとのことなので、ファンには早めの予約をおすすめしたい。収録曲、仕様、コンテンツなどの詳細は後日発表される。

また、小谷は2月19日から2月27日にかけて、東京、広島、福岡、大阪の4箇所で弾き語りのライブが決定している。各地で、曽我部恵一、寺尾紗穂、MOROHA、Caravanなどと共演する。

photo by 西槇太一