【連載】逆襲のアキラ「第2戦 嵐の中で輝いて!俺達の女神、米倉千尋様!出撃!」

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皆様コンニチハ、2,5次元ロックアーティスト逢瀬アキラです。「逆襲のアキラ」というタイトルで大体の方はお気づきかと思いますが、女帝はガンダムシリーズの大ファンでございます。将来の夢はシャア・アズナブルのお嫁さん。これだけは断固譲れません。

さて今回の記念すべき一発目のご紹介は、アキラが音楽を志すきっかけとなった、ガンダムシリーズでもお馴染みの米倉千尋さんをご紹介!それでは第2戦、進軍!

米倉千尋さんは1996年「機動戦士ガンダム第08MS小隊」OP主題歌「嵐の中で輝いて」同ED主題歌「10YEARS AFTER」で歌手デビュー。OVAとしては異例の10万枚以上の好セールスを記録。以後挿入歌、劇場版等の「機動戦士ガンダム第08MS小隊」シリーズの全歌唱を担当。
その他にも「仙界伝 封神演義」「RAVE」「カレイドスター」「よんでますよ、アザゼルさん。」「FAIRY TAIL」「六門天外モンコレナイト」「ラブひな」「実況パワフルプロ野球8」「サノバウィッチ」「探偵オペラ ミルキィホームズ」等々、数々のTVアニメ、OVA作品、ゲーム作品の主題歌や挿入歌を担当する。その活動は国内に留まらず海外にまで広がり、南米及びアジアでの海外イベントライヴでも大活躍している、まさにスーパーアニソンシンガーなのだ!


米倉さんとの出逢いはデビュー曲、「嵐の中に輝いて」だった。ガンダムの作品が好きだからという所もあったが、幼かったアキラはこの曲を聴くやいなや1発でベタ惚れしてしまったのだ。衝撃的だった。希望の光とでも例えれば良いのか、心の黒い部分を埋めてくれる様に、彼女の歌が気づけば自分の支えになっていた。もともと音楽は好きだったがそれまで特に意識した事はなく、ましてやこの時は自分が作詞作曲をするだなんて思ってもいなかったし、何よりとっっっっても歌が下手だったアキラ。米倉さんの歌を聴いて聴いて聴きまくり、自分もこういう風になりたいという憧れと妄想に溺れていたものだ。
米倉さんの歌声には不思議な力がある。夢と愛、勇気と優しさをテーマに歌い続けるその信念と歌声は、聴く人間皆の心にスッと寄り添って希望で包み込んでくれる。どんなに辛くても苦しくても「大丈夫だよ。大丈夫だよ。一緒に歩こうよ。」と隣で支えてくれる様だ。ただ馬鹿正直に愛だの夢だのを唄っても、薄っぺらくて何も伝わってこないものなのだが、これは米倉さんの心が成せる技とでも言うべきだろうか。歌に血を通わせる事が出来るのは、音楽に強い信念がある人間だけだと思う。夢と愛、勇気と優しさなんて言葉にすれば陳腐だけれど、米倉さんにはこの言葉に命と想いを乗せて唄う力があるのだ。
また米倉千尋さん本人のソングライティング能力にも注目してほしい。自身の曲だけでなく他のアーティストへの曲提供も精力的だ。アニメやゲームの世界観に見事にマッチしたメロディーと歌詞は原作ファンの心を掴んで離さない。

そんな衝撃の出逢いから20年経った今年、2016年1月にデビュー20周年を迎えた米倉千尋さんがアニバーサリーベスト盤「BEST OF CHIHIROX II」を発売。こちらは過去主題歌を担当したTVアニメ「RAVE」「フェアリーテイル」の原作者、真島ヒロ先生がジャケットイラストを担当していて非常に非常に非常に可愛いジャケットに仕上がっている。初回限定盤には2015年1月24日に米倉千尋さんの地元横浜で行われたライブ音源が収録!米倉さんの歌をまだ知らない人にも一曲でも知ってる人にも是非是非聴いて欲しいアルバムだ。
そして先日、自身のデビュー日となる2016年1月24日に20周年記念ライヴ「Chihiro Yonekura 20th Anniversary Special Live」がTSUTAYA O-EASTで開催されたのですが、逢瀬アキラ、張り切って参戦して参りました!うおおおおおおおお!俺達のちっひー!20歳おめでとおおおおおおおおお!;;

その日のライヴを少しだけレポートさせて欲しいと思う。
当日のTSUTAYA O-EASTは満員で熱気はムンムン。ウェルカムムービーが流れ歓声と共にライヴはスタート。1曲目「ガンダムに愛を込めて」の激しいイントロでいきなり会場は沸く。力強く凛とした米倉さんの声が響くと共に全身に鳥肌が。あんな小さな体のどこからそんなパワーが?!と思わずにはいられない。2曲目「約束の場所へ」の冒頭で逢瀬アキラ、早くも大号泣。この曲は本当に大好きで、辛い時、もう立ち上がれないかもしれないと泣いてた時、どれだけ支えてもらった事か。「願いがいつか叶うまで ひとりじゃないさ」と満面の笑顔で唄ってくれる米倉さん。しかもご本人の作詞作曲、名曲すぎる!アキラの人生支えてるソングのひとつであります!続く3曲目「10 YEARS AFTER」もう!誰だこんなセットリスト考えたの!こんなスタートズルい!ズルすぎるぞ!!!;;「機動戦士ガンダム第08MS小隊」EDとして知る人も多いだろう。アニメの思い入れもあり逢瀬アキラ、続・号泣。愛に溢れたこの曲、他の誰でもない夢と愛に真摯な米倉さんが唄うからこそ響く至極の名曲。この後にふしぎ遊戯の「永遠の花」、封神演義の「ALIVE」と、懐かしいアニメの思い出が蘇る華やかなオープニング。


ここでMCが入るのだが、アキラは米倉さんのMCがとっても大好き。米倉さんの元気で明るくて天真爛漫な人間的な部分が作られる事なく言葉に成っており、言わばとっても「素」の米倉さんがお客さんと楽しく会話している様な、何とも心温まる雰囲気になるのだ。20周年駆け抜けてきた米倉さんの感謝の想い、音楽への情熱、そしてこれからの未来を切り開いていく希望の言葉は、我々ファンの胸を熱くさせる。続くセットリストも名曲のオンパレード。アニメで言うと「FAIRY TAIL」→「RAVE」→「RAVE」→「仙界伝 封神演義」→「ふしぎ遊戯」と、ファンとしては実にうひゃああああああああ!////な流れである。特にTVアニメ「RAVE」の「Butterfly Kiss」という曲は大好きで、お洒落極まりないミディアムテンポの曲となっているので是非皆に聴いて欲しい!これぞお洒落泥棒ソング!
そして「後半戦いくぞー!!!」と、米倉さんの掛け声と共に突入した後半戦だがこれが凄かった。アップテンポの激アツナンバーを8曲ほぼノンストップでパワフルに歌い上げる米倉さん、ますます熱が入るバンドメンバーの演奏、そして声を張り上げて飛び跳ねて全力全開で楽しむフロアー。盛り上がりは最高潮でこれぞ幸せいっぱい太陽の様な米倉千尋ワールドである。「ライオンの翼」「Return to Myself」ときて「恋せよ乙女!」キターーーーーーーーーーーー!!!(゚∀゚)この曲はあたしが大好きなゆずソフトさんが出している美少女ゲーム「サノバウィッチ」の主題歌となっていてアゲアゲノリノリなうえに歌詞がまた可愛い!ゲームムービーも曲に合っていて何よりメチャクチャ可愛いので是非見て聴いて、そしてゲームもプレイして欲しい!(サノバウィッチは18禁のゲームなので未成年の方は我慢してね☆)フルテンションは続行で「ぱんでみっく!」この曲もノリが良いのなんの!ハードロックアレンジのこの曲は演奏が凄く格好良い!Aメロで楽器隊と米倉さんが振りを合わせているのがとっても楽しかった。掛け声も沢山入っていてかなりオススメの曲。そして次に「WILL」!きましたあああああああ!うおおおおおおお!!!逢瀬アキラ、号泣再び。TVアニメ「仙界伝 封神演義」OPのこの曲はなんと言ってもメロディーが素晴らしい!アキラは神曲はBメロの善し悪しで決まる所があると思っているのですが、そのBメロが良い!歌詞も未来に向かっていく「君」をいつも傍で見守って応援している詞で、この曲を聞いていると前を向かなきゃって思う。サビ終わりの「君を信じていいですか」の米倉さんの声の通りと伸びが凄く気持ち良い。これもアキラの人生支えてるソングのひとつ!そしてそして、アキラの人生支えてるソングと言ったらこれ、「嵐の中で輝いて」イントロが始まった瞬間に血が沸騰するんじゃないかってぐらい全身が熱くなった。ライヴで何度も聴いているのだが、何度聴いても逢瀬アキラ、号泣。この曲は人生支えてると言うよりもアキラの人生変えちゃったソング。冒頭でも書いた様に、この曲で米倉さんに出逢えたから今の自分が居ると思う。自分も米倉さんの様に、嵐の中でも凛と立っていられるアーティストに成りたい。この曲を聴く度にそう強く思う。その後は米倉さんが思い出話と共に届けてくれた「三本の魔法の木」で本編は締めくくられた。


アンコール1発目はなんと!このライヴでフル尺初お披露目の新曲「零-ZERO-」だ!妖艶でハードな演奏にこれでもかと力強い声が響く。ぶっ飛ばした後半戦の疲れなんて微塵も感じさせない絶唱。さすが!さすが俺達のちっひーだぜ!////今年発売のゲームソフト「数乱digit」のOP主題歌となっているこの曲。「アニソンシンガーとしての20年を詰め込んだ」とMCで言っていた様に相当な格好良さに仕上がっている。米倉さん渾身の作詞作曲と成っているので楽しみにしていて欲しい。アキラもゲーム買っちゃう!


そしてこのライヴで一番良かったと思った曲が、ダブルアンコール時に届けてくれた「未来の二人に」という曲だ。こちらは「機動戦士ガンダム第08MS小隊」の挿入歌で、ピアノと歌だけのシンプルな構成だった。はっきり言ってこの曲の聴き方が変わってしまうぐらい良かった。相当に良かった。米倉さんの声はバンドサウンドでもかなりの破壊力なのだが、実はアコースティックの方が威力を発揮するとアキラは思う。何も包み隠さず露わになったその声は猛烈に艶っぽく、色っぽく、吐息ひとつまでもが恐ろしいほどに美しいのだ。MCで「この曲はデビューするきっかけに成った曲。大切な曲なんだけれど、だからこそ何て言うか、自分には少し重くて苦手だったんですよ。でもね、20年唄ってきて、今なら、今の自分だから唄えるんじゃ無いかって思って、どうしてもやりたいって言ったんです」と話す米倉さん。もう本当にこの曲は痺れた。20年と言うキャリア、情熱、愛、重みが物凄く凝縮されてダイレクトに心に入ってくるもんだから、逢瀬アキラ、号泣again。ラストを締めくくった曲は「永遠の扉」劇場版機動戦士ガンダム第08MS小隊の主題歌だ。20周年のこのライヴ、米倉さんのデビュー作品であるガンダムで始まりガンダムで終わる。何とも素晴らしいじゃないか。満面の笑顔で心底楽しそうに唄う米倉さんを見て聴いて、本当に沢山元気をもらったし、お客さんも皆キラキラとしていて活力に溢れていた。夢と愛、勇気と優しさをテーマに歌い続けた米倉千尋さんのパワーを大満喫、20周年集大成に相応しい最高のライヴだった。


これからも、30周年、40周年、、、持ち前の明るさとその笑顔で皆に元気を与えてくれる事は間違いないだろう。「唄えなくなったら死んじゃう!」ぐらい歌が好きで好きで堪らないお方。ますますの愛を、世界中に届けてくれるに違いない。
私の人生を音楽に結びつけてくれた彼女の歌を聴きながら、あたしは今日も、彼女の背中を追いかける。


◆【連載】逢瀬アキラの『逆襲のアキラ』
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