【ライブレポート】Cheeky Paradeが結成4周年記念ライブ。「不安な気持ちは強さに変えて」

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アンコールでは「WE ARE THE GREATEST NINE'9」とプリントされたライブTシャツに着替えてメンバーが登場。そして披露されたのは2月24日リリースのシングル「SKY GATE」のカップリングであり、離れた仲間のことを想う「faith」。まさにこれからのチキパとも重なる物語を、気を抜くとこみ上げてくる感情を抑えながら声を重ねる9人。

そして4周年ライブのラストは「チキパを好きな気持ちをぶつけてください!」と、関根優那が叫んで、多くの人にとって一番聴き慣れているであろう、インディーズデビューシングル「Cheeky dreamer」。メンバーもファンも、ありったけの想いをぶつけるように歌う。

当時はまだ何もわからないままに<今 私 夢の途中>と歌っていたであろうこの曲。4年の年月を経て、彼女たちは今、この曲に何を想うのか。綴られた言葉の意味を理解し、現実に直面し、痛感し、様々な感情が去来しているかもしれない。辿り着いた2016年2月19日は、もしかしたら、当時描いていた未来とはちょっと違ったかもしれない。

永井日菜は、1部の挨拶で“悔しい”という正直な気持ちを涙とともに吐露していた。

「こうやって、このメンバーで今日を迎えることが本当に嬉しいし、みなさんには本当に感謝しています。でも実際の気持ちは、すごい悔しくて。4年前と同じステージのここに立っていることが、情けないというか……。芸能界は華やかに見えて、すごい厳しい世界だなってあらためて感じています。でも、絶対、みんなの顔が見えないくらいの大きいステージで、絶対ライブするし、夢を諦めたくないので、これからもよろしくお願いします。」

それでも彼女たちは、自分を信じ、仲間を信じ、ステージ上、目の前に広がる光景を信じ、<ワレ・ユメヲ・ツカムナリ!>と高らかに歌い続ける。その言葉を現実のものにするために。夢を自分たちの手で掴み、こちら側に巻き込むために。

この日、そんなCheeky Paradeの9人の姿は、実に気高く、そして勇ましかった。

「あらためて今日演ってみて、やっぱりこのみんなでやってこれてよかったなって心から思うことができました。そんな私たちを応援してくれているみなさん、もっともっと最高だってあらためて今日感じました。本当にありがとうございます。Tシャツにも書いてあるように、“GREATEST NINE'9”っていうくらい、私たちの曲にはこういう言葉がたくさん散りばめられていたり、決意表明だったり、そういうものがたくさんの場所で使われてきました。そういう言葉は、言葉だけで終わらせるんじゃなくて、私たち、“自分たち絶対売れる”って自分たちのことを信じているし、それだけのことをしていかなければならないって、あらためて今、すごく感じています。チキパのこと、本当にこのグループ最高だなって、数あるグループの中でもチキパを選んでよかったなって、そう思っていただきたいし、そう思ってもらえるような存在、そんなグループになっていきたいと思います。2016年は、強くなるためにも、みなさんの応援が何よりも必要です。私たちも強くなりますし、みなさんも私たちのことを支えてほしいです。そして強くなって、次は、チキパについてきてくださいって胸を張って言えるような存在になりたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。」── 関根優那(Cheeky Parade リーダー)

Cheeky Paradeは、2月21日にはラゾーナ川崎にてリリースイベントを開催(13時からと16時から)。また5月には東京・大阪でのワンマンライブ(9人での留学前ラストワンマン)も予定されている。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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