【rankingbox】妻夫木、豊悦、山田孝之…etc『dTV』で観られる胸キュンドラマBEST3

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『dTV』では、現在292本(2016年2月1日現在)もの国内ドラマが視聴可能。過去の名作から最新作まで豊富なラインナップなのだが、今回は「胸キュンドラマ」に絞ってランク付け!ときめく心を抑えられない、珠玉の名作3本をご紹介します。

【1位】『オレンジデイズ【TBSオンデマンド】』(主演:妻夫木聡、柴咲コウ)

社会に出る前の、まだ何ものにもなれていない学生という時期。若くて無鉄砲で、やたらアツくて、だからこそ人生においてとびきりキュートでいられるこの期間は、何よりも時間がたくさんある。周りが見えなくなるほどの恋や、仲間たちとのかけがえのない瞬間、そういうことに夢中になれる時間だ。本作には、そんな学生時代特有のキラキラした日々が溢れんばかりに描かれ、胸をキューっと締め付ける。

2004年にTBS系で放送された本作『オレンジデイズ』は、聴覚障害のある萩尾沙絵(柴咲コウ)と、優しくてアツい結城櫂(妻夫木聡)を中心とした青春群像ラブストーリー。妻夫木が演じた櫂のキャラクターがとにかく魅力的で、彼を見ているだけで心が洗われていく。聞こえないことで苛立ち、感情が爆発した沙絵に対して「君を音の闇から救う」と伝えたり、海辺で「沙絵ー!萩尾沙絵ー!口悪ぃぞー!性格悪ぃぞー!顔かわいいかもしんねぇけどモテねぇぞー!でも好きだー!おまえが好きだー!」と人目もはばからずに叫んだりと、いつでも直球ストレートの櫂に、沙絵同様こちらも心を鷲掴みにされてしまう。また仲間内で結成した「オレンジの会」の交換日記で綴られる、“青春”としか言いようのない青くて少し恥ずかしい言葉の数々にも揺さぶられる。

今学生の人も、もう学生時代を通り越してしまった人も、本作を観れば甘酸っぱい胸キュンの日々に心の底から没頭できるはず。

配信終了日:2016年11月30日

【2位】『愛していると言ってくれ【TBSオンデマンド】』(主演:豊川悦司)

聴覚障害を持つ画家の榊晃次(豊川悦司)が、素直で一生懸命な女優の卵・水野紘子(常盤貴子)と出会い恋に落ちていくラブストーリー。驚くのが、本作が放送されたのが1995年で今から20年以上前でありながら、胸キュンポイントはまったく同じだということ。つまり古臭さなど感じることはなく、どストレートに「ときめきました…!」と言える作品なのである。

特筆すべきは、主役を演じた豊川の絶妙な笑顔。優しくてカッコいい晃次の、どこか寂しげで儚げな微笑みは、目を離すとすぐにいなくなってしまいそうな不安感を醸し出す。だからこそ、紘子に「会いたい」とFAXを送ったあと、その返事を待ちきれずに紘子の家まで走って行き、恋する人の帰りをドアの前で待っている様子には、彼女への想いの強さが示され最高に胸キュン。また、嵐の二宮和也が映画『プラチナデータ』で豊川と共演した際、しきりに「エロかった」と豊川についてコメントしていたが、本作はそんな彼の持つ“男の色気”を存分に堪能できる作品であることもポイントだ。

全12話、すべての回で胸キュンシーンがあり、そのどれもが切なくて温かくて忘れがたい。DREAMS COME TRUEの名曲「LOVE LOVE LOVE」がそんな名シーンの数々を盛り上げ、女子たちの心を大きく揺さぶるのだ。

配信終了日:2016年11月30日

【3位】『タイヨウのうた【TBSオンデマンド】』(主演:山田孝之、沢尻エリカ)

人生を斜めから見ているようなクールな藤代孝治(山田孝之)と、XPという病と闘いながら日々たくましく生きる雨音薫(沢尻エリカ)が出会い、恋をし、夢に向かって奮闘する姿が描かれる。

少し強がりで、でも一生懸命で、絶妙な愛らしさを持つ薫が、まず抜群である。音楽に懸けるひたむきさや、孝治に向かって少し強がって見せる様子など、沢尻の魅力とも相まって非常に魅力的に映っている。孝治はそんな彼女とは対照的に、いつもボソボソと話し、つかみどころがなく、斜に構えていて、最初はなかなか好きになれなかったりするのだが、薫の熱心さに触れ、孝治の心がどんどんと溶かされていく様子には胸を打たれる。そして薫への「お前のこと好きだからに決まってんだろ!」というぶっきらぼうな愛の告白に、思わず胸キュン。

ギターを心の支えにしていた薫だが病気の影響で指が動かなくなり、ついに弾けなくなるかもしれない、というときに「俺がお前のギターになってやるよ」と薫の曲を途中まで爪弾き、「この続き、教えてくれよ。…教えてくれよ」と目を見て伝える孝治。今度は俺がキミを支える番だ、と言わんばかりの真っ直ぐさ。過酷な運命に立ち向かおうとする若いふたりのひたむきさに、思わず涙が溢れる。
配信終了日:2016年11月30日

文:木村桂子

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