【ライブレポート】若旦那、ツアーファイナルに尾崎豊の長男・裕哉がサプライズ登場

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2月20日、若旦那が4枚目のオリジナルアルバム『WAKADANNA 4 ~男はつらいぜ、泣いてたまるか~』(2015年8月発売)を引っさげた全国ツアー<男はつらいぜ、泣いてたまるかTOUR>のファイナル公演を東京・下北沢GARDENにて行なった。

◆ライブ画像

オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

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1曲目のグルーヴィーな「Good morning Bull shit !!」で、会場はあっという間に沸点に到達。ロカビリーやスカ、ロシア民謡をミックスした漢節全開リリックの「キングオブ男!」に続いて、80s’感溢れる爽やかな「夏の神様」のイントロが響くと全員でタオル廻しがスタート。会場を青春ど真ん中の真夏へと一足早くトリップさせた。

「ジャックナイフみたいに尖ってたい」と若旦那がアカペラで歌い始めると、強烈なギターリフから「Jackknife」へ。 「暴れろ! 下北いくぞ!」という若旦那の煽りを受けたファンは、サビに合わせてジャックナイフに見立てた2本指をクロスさせて一体感が更にアップ。若旦那はアウトロに被せて「まっすぐ自分らしく生きていこうぜ!」と語り、曲間を空けずに「まっすぐ」を披露。それから、最も影響を受けたアーティストの1人であると常々公言しているブルーハーツの未CD化楽曲「ほんの少しだけ」をカバーし、全員でコーラス部分を合唱して会場は興奮の坩堝と化した。


MCでは、キーボードの音色に乗せて語りかけた後、スローでスウィートなラブソング「ありきたりのラブソング」、ラヴァーズレゲエ調の失恋歌「たそがれ」と、愛にまつわる曲を2曲連続で歌唱。優しく哀しい歌声で、その場にいた観客それぞれの想いを抱きしめていく姿が印象的だった。一旦はクールダウンした会場の空気も、ギターリフと共に再度ヒートアップ。4月リリースのニューアルバムに収録される新曲「トンネル」、そしてアニメ『うしおととら』の第2期エンディングテーマとして好評を博した「負けるな小さきものよ」で前へ前へと疾走し、会場を沸かせつつライヴは終盤へ。魂を絞り出すように歌い上げた「Happy Birthday to me」、そして「愛してる」で会場のヴォルテージをマックスに押し上げてライブ本編は終了。客席に大きく手を振り、若旦那はステージを後にした。

「Thank you for 旦那~」と、若旦那の楽曲「いのち」の替え歌を会場全員で合唱して若旦那を呼び込みアンコールへ。アコースティックギターを抱えた若旦那が再登場し、湘南乃風の名曲「純恋歌」をバンドで演奏。「純恋歌」の後、「腹は鳴る」「誰にも負けたくない」というメッセージ性の強いミッドテンポの2曲を披露した。


アンコールが3曲終わったところで、サプライズゲストとして尾崎豊の長男・尾崎裕哉が登場し、会場は驚きに沸いた。若旦那は、尾崎豊への尊敬の念が高じて、2014年リリースのアルバムでは尾崎の名曲「シェリー」のカバーを収録しているほどで、尾崎豊のスタッフを介して知り合った彼の息子である裕哉とは会ってすぐに意気投合。楽曲を共同制作することが決定し、完成したのが「ハル ~feat. Hiroya Ozaki~」だ。この日初めて客前で演奏され、どこか淋しさを感じさせるリリックとメロディ、声質が違う二人が紡ぐ独特のハーモニーに観客もすっかり魅了されていた。大きな拍手で尾崎裕哉が送り出され、最後は「あなたの笑顔は世界で一番素晴らしい」というポジティブなメッセージが詰まった楽曲「青空」を熱唱し、ツアーファイナルを締めくくった。

なお若旦那は、4月6日に5枚目のニューアルバム『WAKADANNA 5 ~フォアグラなんていらねぇよ~!』のリリースが決定している。



Photo by Aki Saito

セットリスト

01.Good morning Bull shit !!
02.キングオブ男!
03.夏の神様
04.伝えたい事がこんなにあるのに
05.欲しいものなら
06.何かひとつ
MC
07.Toy Box
08.信じろ
MC
09.Jackknife
10.まっすぐ
11.ほんの少しだけ
MC
12.ありきたりのラブソング
13.たそがれ
MC
14.トンネル
15.負けるな小きものよ
MC
16.Happy Birthday to me
17.愛してる
[ENCORE]
En1.純恋歌
En2.腹は鳴る
En3.誰にも負けたくない
MC
En4.ハル ~feat. Hiroya Ozaki~
MC
En5.青空

5th Album『WAKADANNA 5 ~フォアグラなんていらねぇよ~!』

2016年4月6日(水)発売
TKCA-74352 ¥3,000(税抜)
全12曲収録予定

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