GReeeeNのリーダー・HIDE、TBS『NEWS23』で東日本大震災を初めて語る。犠牲者の身元確認に尽力

東日本大震災、そして福島第一原発の事故からまもなく5年。福島で結成され、これまでメディアの取材を受けて来なかったGReeeeNのリーダー・HIDEのインタビューが、3月3日のTBS『NEWS23』にて放送される。

事故当時、福島第一原発の20キロ圏内から放射能を浴びた多くの遺体を見つけ出し、身元確認のため検死の作業に尽力していた人たちがいた。その中に、歯科医師のひとりとしてGReeeeNのリーダー・HIDEも。

「そのときみんな 必死でしたからね、警察官の方も自衛官の方も……この方を家族に会わせるんだと。」── HIDE（インタビューより）

メンバー4人全員が歯科医師で、福島県で誕生したGReeeeN。これまで音楽活動と歯科医師の仕事を両立をするため、顔を出さず、メディアの取材を受けることはなかったが、震災から5年が経ち、福島の被災地で経験した事実を知って欲しいという思いから、初めて取材に応じた（※ただし顔出しはせず）。

HIDEは取材に対し、「すごい衝撃があったので、いつもだったら頭の中で音楽のメロディを探すんですけど、思いつかなくなったというか、自分の中で音楽を見失ったというか、必要なんだろうかとか。」「（亡くなられた方々が）ご遺族の方にお会いできるお手伝いをできたのは、歯科医師になってよかったなって本当に思えた瞬間でした。」と、当時を振り返った。

ひとりでも家族のもとに帰したい。その思いで被ばくを恐れず作業を続けた警察官、自衛隊、そして歯科医師たち。GReeeeNのHIDEが福島県の被災地を歩き、告白する。