クイーンが制作するフレディ・マーキュリーのバイオグラフィー映画でフレディを演じるはずだった俳優サシャ・バロン・コーエンが、映画の内容や降板した理由を語った。

◆フレディ・マーキュリー画像

アメリカのラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演した彼は、クイーンのメンバーが彼らのレガシーを描くこの作品に慎重になるのは理解できるが、初回のミーティングからクリエイティブの面で相違がありそうなことは予測できたと話した。

「メンバーの1人、それが誰とは言わないけど、彼はこう言ったんだ。“これは素晴らしい映画だ。なぜなら、映画の半ば、スゴイことが起きるんだ”ってね。何があるの?”って訊いたら、“フレディが死ぬんだ”って答えだったよ」

コーエンは、時系列が入れ替わる構成なのかと思ったが、バンドは、映画の後半はフレディの死を乗り越え活動を続けていく彼らに焦点を当てようとしていたそうだ。

フレディには素晴らしい逸話がたくさんある、類まれな人物だと考えていたコーエンは全てに賛同はできないと思いつつも、この企画に数年を費やし、脚本家や監督を紹介したが、クイーンのメンバーは満足しなかったという。

コーエンは、降板したのは「結局のところ、芸術的な相違だった」と言いつつも、「ブライアン・メイは素晴らしいミュージシャンだ。でも、素晴らしい映画プロデューサーというわけではない」と続けた。

映画の制作は、コーエンだけでなく監督も降板し、この2年ほど先に進んでいない。

一方、ロジャー・テイラーは以前、コメディ色の強いコーエンは相応しくなく、「僕ら(映画を)ジョークにはしたくなかった。感動的なものにしたいんだ」と、彼を解雇したと話していた。

Ako Suzuki