ハイレゾの音の良さにびっくり! TSUKEMENが体験するICレコーダーの最新アイテム<ソニー ハイレゾICレコーダー「ICD-SX2000」>

ツイート
■実際に「ICD-SX2000」を使ってスタジオでの演奏を録音
■TSUKEMENの演奏はどれくらいの精細さで録音できたか


「ICD-SX2000」で再生されたハイレゾ録音を聴いたSUGURUが「こういうスタジオでのリハーサルを「ICD-SX2000」のような良い機材で録ったらどうなるのか、僕らもぜひ試してみたくなりました」と、音楽家らしい好奇心を口にした。KENTAもこう続ける。

KENTA:音がクリアで誰が何をやってるのかというのがすごく聴き取りやすいので、リハーサルの様子を録音したら、自分がどこに注力すべきかがわかりやすいと思うんです。その後の作業にもすんなりと入れそうですよね。例えばこういうスタジオのようなデッドな空間で録ると、広いところで弾くよりも音色がザラついたりすることがあって、気分が乗らなくなってしまうことがあるんですよ。そういうことを感じにくそうですね。狭い場所でも高音質で録音できるので、演奏している人の気分も良いと思いました。悪いところもハッキリ聞こえると思うけど、良いところも消えないんじゃないかな。


「ICD-SX2000」は、最高音質の96kHz/24bitでも最長6時間35分の録音が可能。SDカードでメモリを追加することもできるので、容量としてはリハーサルやライヴの録音には十分だろう。ハイレゾ品質での録音なので、音の繊細な機微もしっかりと拾ってくれる。その秘密の一つが、マイク性能の高さとその構造。マイクの向きが変えられる可動式になっているので、小さなスタジオはもちろん、より広いステージから野外まで立体感のある音の録音が可能。シチュエーションに合わせた使い方ができる。

TAIRIKU:良い音で録れて、出力するにも良い音で聴けるICレコーダーとしては、あまりないタイプなんですね。まだスマホのボイスメモがなかった時代に、僕自身、これよりももう少し大きい、マイクが可変式のものを使っていました。それでもとんでもなく良い音で録れたのでかなりビックリしたんですよ。当時よりもさらに技術力が上がっているんですね。

今回の体験取材は16畳ほどのスタジオなので、2つのマイクを内側に向けたX-Yポジションと呼ばれる角度にセッティング。音源から1mほど離したバージョンと、30cmほどの近いバージョンを録ることにした。「ICD-SX2000」本体には、三脚穴が標準装備されているので、カメラ用の三脚を装着し、高さを調節。スマホに「ICD-SX2000」専用アプリを入れておけば、手元のスマホで録音の開始、停止、レベルチェックや各種設定も手元で行える。


▲2つのマイクをX-Yポジションにし、近距離から録音。

TAIRIKUとKENTAが「AKATSUKI」のはじまりの1フレーズを奏で、何度か録音して聴き比べてみた。

TAIRIKU:普通だったら、近くと遠くの差は出るかもしれないんですけど、受けた印象としては、どっちにしても二人の音色をクリアに聴き分けられますし、すごくクリアに距離感が出ていますね。

KENTA:近くで弾いたものを聴いた時に、嫌な音じゃないっていうのが第一印象。弦楽器を近くで録ると、音がザラついたり、だいたい嫌な音で録れるんですよ。それが嫌な感じじゃなかった。音のザラつきが嫌な感じで録音されないというのは、今までの録音機器で感じられなかった良いところですね。弦楽器って、近くで録音すると聴けたものじゃないっていう感じになるんですよ。そういうことがなかった。

さらにTAIRIKUが「松ヤニがこすれる音までも聞こえてびっくりした」と付け加える。

TAIRIKU:ヴァイオリンって、弓をそのまま弦にこすっただけでは音が出ないんです。だから、松ヤニを弓に塗ってザラザラさせて、その状態でこすることで振動して、ヴァイオリンの音が鳴るようになっているんです。弾いている本人やすごく近くにいる人にはその音は聴き取れると思うんですけど、普通の録音機器には入らないし、ホールのような場所での演奏では2~3m離れたら聞こえないような音なんです。だから、その音がかなりクリアに入っていたので、「そこまで拾うのか!」と。驚きましたね。自分でもびっくりな近さです。僕が耳元で聴いている音よりもクリアに入っている気がしました。僕の主観と好みなんですけど、さっきKENTAも言ったように嫌な音じゃなかったというのは、これだけ明瞭にいろんな成分が録れる機器だと、もうちょっと耳をつんざくような、ヒステリックな音でヴァイオリンの音を広いがちなんです。でも、ヴァイオリンの音色が持っているウッディさがそのまま収録されていて良かったと思います。弦楽器にはかなり向いているんじゃないでしょうか。


▲2メートルほど離れたポイントから録音。

KENTA:ここをもっと良く弾きたいって思うと、音に乗らなくても体が力んで空回りしてしまうことがあるんです。でも、「ICD-SX2000」で録れた音からはニュアンスみたいなものも明確に聞こえるので、練習で聴いた時に、変に気張ったことをしなくても良くなりそうだなと思いました。そういう意味で、こういう音で録れると冷静になれますよね。ちゃんと聞こえてくるから。

今回はヴァイオリンのみの演奏となり、出番がなかったSUGURUだが、二人の演奏を客観的に聴いて、こんなコメントをくれた。

SUGURU:僕は今、二人が演奏しているのを真横で演奏していたのを覚えておきつつ、録音したものを聴かせてもらったんですけど、ほぼそのまましっかり入っていて、こんなにちゃんと再現されているのかと。「ICD-SX2000」を使って音に広がりをつけると、いろんなことができそうだなと思いました。これだけ明瞭に生で弾いているように拾ってくれるというのは演奏家としてもありがたいことですよね。バンドにも大会があるように、僕らも音楽コンクールがあります。当時はカセットテープで大丈夫でしたけど、最近は、そもそもが良い音質じゃないと応募作品を聴いてすらもらえないという時代になってきている。「ICD-SX2000」で録った音源なら、コンクールのテープ審査に出しても恥ずかしくないし、かなり使えるんじゃないかな。

「ICD-SX2000」で録音した音源は、内蔵のスライド式USB端子を経由して、USBケーブルなしてパソコンに直結、保存が可能。このUSB端子にはモバイル用バッテリーもつなげるので、本体の充電残量が心配な時も、録音を止めることなく長時間の録音に対応できる。また、スピーカーも内蔵されているため、イヤホンを忘れても録音内容の確認をするのに便利だ。このクオリティと機能なのに購入しやすい値段であることを伝えると、三人がさらに驚いた。

TAIRIKU:ちょっとこれは欲しくなりますね(笑)。ほとんどすべての機能を網羅していると言っても過言ではないのに。素晴らしい音で録れて、素晴らしい音で出力できるということを考えるとむしろリーズナブルなくらい。

■こういうクオリティの高いもので録音して
■それを聴いてまた練習するというのが上達への第一歩なんじゃないかな


「デザインにもこだわっている感じがするし、このフォルムもかっこいい」と、その見た目も絶賛するTAIRIKU。その言葉の通り、「ICD-SX2000」は、スマホよりもコンパクトでありながら、大きめの操作ボタンが使いやすく、黒を基調としたシンプルなデザインも魅力だ。そして、さらに「ICD-SX2000」を賞賛する一言が飛び出した。

TAIRIKU:ヴァイオリンにもピンからキリまでありますが、良いヴァイオリンとすごく似ているなと思いました。ヴァイオリンは会場で弾いた時に、そこそこの楽器だと途中で音が沈んだり、失速しちゃったりするんです。でも、本当に良い楽器だと最後までピーンと通って行くんですよ。これで録ったライヴ録音を聴いた時に、結構遠いところからマネジャーが録っていたのに、スタジオで近くで録った時と同じような音の拾い方をしているんですよね。クリアさが遠くで録っても失われていない。高級ヴァイオリンの音の特徴と同じような聞こえ方がするんです。


音の専門家だけでなく、会議やインタビュー、自然集音など、仕事の場や趣味など、さまざまな場所で活躍しそうな「ICD-SX2000」。その中でも、特に音楽の道でプロを目指す人に対して、TSUKEMENの三人から「ICD-SX2000」がおすすめな理由を最後に話してもらった。

KENTA:音楽っていろんなパートが出している音にそれぞれ意味があります。だから、どこかのパートが聞こえないと、その音に込めた意味が消えてしまう。それがすごくイヤなんですね。三人の感覚で、全部が綺麗に響くところを探して作っている。それはどのジャンルでも一緒だと思うんです。そういう意味では、グレードの高くない録音機材で録った音だと、どうしても聞こえなくなる音があるんです。「ICD-SX2000」の場合、それがないというのが画期的だと思いました。出てきた音を聴いた時に、ハイグレードなイヤフォンを買った時のような印象がありました。音像もハッキリしていて、いろんな音の成分を聴き分けられるので。音楽をこれからやる人にとっては、「ICD-SX2000」のような良い機材があるとすごく助けになるんじゃないかと思います。

SUGURU:どんな楽器でも、自分の主観で弾いていると、どれだけ上手く弾けていても、客観的に見るというところから始めないと絶対にうまくなっていかないので、毎回絶対、自分の音は聴かなきゃいけないと思うんです。でも、自分の音って同時に外からは聴けないから、その中でもこういうクオリティの高いもので、かつ値段も手ごろなもので録音して、それを聴いてまた練習するというのが上達への第一歩なんじゃないかと思います。ちょっとずつ自分の実力を高めて行くということが大事だと思います。繊細な音も拾うから、嘘をつかないので、自分を鏡で見たような音が確認できると思うんです。僕たちも「ICD-SX2000」を使って練習したいと思います。作曲するにも良さそう。

TAIRIKU:確かに。これだったら、人前で恥ずかしいような状況でも、めっちゃ小さい声で歌っても拾ってくれそう。忘れないうちに録音できそう。音大の学生さんとか、録音して自分の音を聴く機会が多い人っていうのは、普段も録音してると思うんですけど、並みの録音機器だと、それこそタイミングとかピッチとか、それくらいのことしか測れないと思うんです。でも、こういう良いもので録音したら、例えば、「音色の変化がちゃんとできているのかな?」っていう、そういうところまで神経がいくようになると思うんです。一歩レベルの高いセルフプロデュースができるようになる気がしますね。

取材・文●大橋美貴子
撮影●藤井玲菜

製品情報

◆ICD-SX2000
価格:オープン(ソニーストア価格 29,880円 税別)
発売中

TSUKEMEN プロフィール

2ヴァイオリンとピアノのインストゥルメンタル・ユニット。 マイク・スピーカーなどの音響装置(PA)を通さずに楽器本来のもつ「生音」にこだわったLIVE を展開、年間100 本に迫る公演を開催している。メンバーの全員が音楽大学出身で、またそれぞれが作曲を手掛ける。そのオリジナル曲を始め、クラシックはもちろん、映画音楽・ジャズ・ゲーム音楽からアニメ曲まで多彩な楽曲で魅了する。ジャンルレスであり、どこにも属さないそのステージは新たな楽曲を生み出す。クラシックでもない、ポピュラーでもない、TSUKEMENという音楽がそこにはある。

最新アルバム『TSUKEMEN CINEMAS』
発売中
KICC-1247 ¥2,778+税


◆ハイレゾICレコーダー「ICD-SX2000」の詳しい機能の紹介は次のページへ
◆「TSUKEMENのライブをICレコーダー「ICD-SX2000」で録音」へ戻る
この記事をツイート

この記事の関連情報