【ライヴレポート】VAMPS、『MTV Unplugged』本日3/19放送「暴れまわるくらいの気持ちで」

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VAMPSが1月19日、アコースティックライヴ番組『MTV Unplugged』の公開収録を品川ステラボールにて行なった。この模様が本日3月19日21時よりMTVにて放送される。Chara、フィンランドのAPOCALYPTICAがサプライズ登場した収録当日の模様を改めてお伝えしたい。

◆VAMPS 画像

ツアー<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666>の真っ只中に行われた本ライヴを目撃できたのは抽選で選ばれた450人のオーディエンスたち。その服装もいつもとは異なりフォーマルな出で立ちのBLOODSUCKERSも多い。通常のVAMPSライヴとは趣の違う着席スタイルで、スペシャルな一夜を楽しんだ。



ステージ中央には、無数のキャンドルが飾られた宗教的なオブジェ、立て掛けられた燭台がセットされており、ほの暗い照明が神秘的なムードを醸し出す。20時過ぎ、メンバーが静かに登場した。HYDE、K.A.Z、Ju-ken、ARIMATSU、JINといったいつものライヴメンバーに加え、今回のアンプラグドではピアニスト、ストリングスカルテット、パーカッショニスト、ギタリスト、女性コーラス2人を加え、アンプラグドならではのゴージャスな編成となった。

K.A.Zがアコースティックギターを手にとり、最初に演奏されたのは「SAMSARA」。やがてHYDEがまるでゴシックホラーの映画に出てくるような背もたれの大きな椅子に座って、「MY FIRST LAST」が披露された。女性コーラスや鍵盤の響き、美しく深みのあるストリングスの調べ、ティンパニーやウィンドチャイム、タンバリンなど様々な打楽器を操るパーカッショニストの効果音が、アンプラグドスタイルにアレンジされたVAMPSの楽曲に繊細さと奥行きを与え、幻想的な演出と見事にシンクロする演奏が奏でられていった。そんな中、片足でリズムをとりながら歌うHYDEは「JESUS CHRIST」の後半ではシャウト気味に狂おしいヴォーカルを響かせた。

「『MTV Unplugged』にようこそいらっしゃいました」──HYDE

静かに演奏に耳を傾ける客席に、「リラックスして大丈夫ですよ」と微笑みかけたHYDEが、この日のライヴの当選倍率が「64倍だった」ことを告げると驚きの声があちこちから上がった。「当選おめでとうございます。もう今年の運、使っちゃいましたね(笑)」とジョークを飛ばし、「今日はいつものライヴみたいに走り回れないですけど、精神的には暴れまわるくらいの気持ちでいきたいと思います」と後ろを振り返り、メンバーにも「リラックスしてる?」と笑いかけた。


通常ライヴと同じように「Are you fuckin’ ready?」と客席を煽り、椅子に座っているのが少しもどかしそうに前傾姿勢で「SWEET VANILLA」を歌うと一際大きな拍手が沸き起こる。アンプラグドだからと言ってジェントリーなVAMPSを強調するライヴではない。ファンにとっては選曲も大いに気になるところだが、この日のセットリストがそれを物語っていた。

K.A.Zのギターのフレーズが妖しげに響く「DAMNED」では赤の照明の中、ストリングスの音色が荘厳に絡み合い、HYDEが今にも立ち上がりそうな佇まいで歌い、シャウトを繰り返す。キャンドルの炎が揺れる場内は完全に異空間となり、切ないピアノの旋律で幕を開ける「VAMPIRE’S LOVE」で真紅の薔薇を1輪手にして、深い悲しみをたたえた歌を響かせた。


そしてライヴ後半では思いがけない2組のゲストアーティストが登場することになった。

「ここで大好きなアーティストを呼びたいと思います」──HYDE

驚きの声の中、HYDEが呼びこんだのはお姫様のような純白のドレスをまとったCharaだ。

「今日は、僕はハーモニーに徹して、彼女の素敵な歌声を聴いてもらいたいと思います」──HYDE

そう前置きして、Charaの大ヒットアルバム『Junior Sweet』収録曲「ミルク」が披露された。Charaのスイートでセクシーな声とHYDEの艶やかな声が溶け合い、宙をただよっていくようなスペシャルヴァージョンにみんな夢心地だ。

華やかなデュエットの後に披露されたのは女性コーラスが彩りを添えた「DEVIL SIDE」。HYDEは椅子の手すりに腰を下ろし、シートに足を掛けるスタイルで歌い、躍動感たっぷりの演奏が客席を揺らした。


続いて2組目のゲストにフィンランド出身のAPOCALYPTICAがステージへ登場。ZEPP NAGOYAで4日間にわたってVAMPSと共演したばかりの彼らが、名古屋からこのステージに駆けつけたのだ。

「彼らとはイギリスや日本で一緒にツアーを廻ってきて、もうすっかり酔っぱらい仲間です(笑)。去年の夏から秋にかけて、それぞれのツアー中に合間を縫って曲を作ったんですけど、お互いのライヴでやり合ったりできて、一緒に作って良かったなって。その曲を聴いてもらいたいと思います」──HYDE

大歓声の中、届けられたのはAPOCALYPTICA × VAMPS名義でアメリカ、ヨーロッパ、アジアを含めた全世界254地域に配信されたコラボシングル「SIN IN JUSTICE」だった。

APOCALYPTICAの4人が加わって大編成で奏でられることによって、この曲がもともと持っているエキゾティックなムードが増幅され、タイトなドラミングとサビの美しいメロディに絡むチェロは迫力たっぷり。深い森を旅しているような気持ちにさせてくれた。

「人力って表情が出て、演奏している間も素敵な時間が流れていく感じでした。すごくいい経験をさせてもらったと思います」──HYDE

K.A.Zのリフが際立つ「FAITH」の演奏が終わり、サポートメンバーが立ち去ったステージに残ったのはHYDEとK.A.Zの2人。「もう二度とやらないと思うんですが」と最後にアコギのストロークで始まる2人だけの「GHOST」が贈られた。


番組の収録が終わり、全11曲を演奏したVAMPS。夢のような現のような時間が過ぎ去り、場内はいったん明るくなったが、再び、想定外の出来事が起こった。暗くなったステージに2人が姿を現したのだ。

「「GHOST」が楽しかったから、もう1回やりたいなって。さっきは「二度とやらない」って言ってたのに、みんなラッキーだね」──HYDE

この粋なはからいに大声援が飛んだのは言うまでもない。会場に集まった人たちのために再び「GHOST」が演奏され、素晴らしい夜にピリオドが打たれた。

なお、この日のライヴの模様は3月19日21:00からMTVにてオンエアされるほか、J:COMオンデマンドではMTVでの放送と同じ内容を3月19日の24:00から4Kで配信する。

取材・文◎山本弘子

■VAMPS<MTV Unplugged>
2016年1月19日@品川ステラボールSETLIST

01. SAMSARA
02. MY FIRST LAST
03. JESUS CHRIST
04. SWEET VANILLA
05. DAMNED
06. VAMPIRE’S LOVE
07. ミルク (Chara)
08. DEVIL SIDE
09. SIN IN JUSTICE (APOCALYPTICA)
10. FAITH
11. GHOST
encore
en1.GHOST

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