【インタビュー】BREAKERZのAKIHIDE、四季を音で綴るアルバム『ふるさと』に“和”

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■今は歌よりもギターの方がいいかなと、それだけなんです
■懐かしい感じや温かさを一緒に味わってみたかった

──話は戻って、初回限定盤には昨年、品川教会グローリア・チャペルで開催されたライヴ<夢見る海月のクリスマス>の模様が収録されていますね。観に行けなかった人にとってもこれは嬉しい。

AKIHIDE:そうですね。念願の教会でのライヴだったんですが、教会ってそれ自体が楽器なんですよ。パイプオルガンも常設されていますし、音の鳴りが非常に神々しいので、音も含め情景も含め、観ていただきたい映像ですね。

──もうすぐスタートする東名阪ツアー<桜の森の満開の下で>はどんな内容になりそうですか?

AKIHIDE:『ふるさと』は優しくて暖かいイメージなんですが、ライヴではアドリブや音のバトルが繰り広げられるので、アルバムとはまた違う熱い内容になると思います。タイトルにちなんで、昔、演っていた“ふるさと”と呼べる曲たちも今のアレンジでお届けすることで、これまでの僕の活動のひとつの総決算になるんじゃないかと。ちょうどお花見の時期でもあるので、宴のように賑やかなライヴにしたいですね。そして4月10日のBLUE NOTE TOKYOでの追加公演はアルバムを曲順通りに演奏したいと思っています。こちらは花見の後にしっぽりバーに行くみたいな大人の雰囲気のライヴになりそうですね。

▲通常盤『ふるさと』

──最後にギタリストとしてAKIHIDEさんが見据えている未来のイメージは?

AKIHIDE:最近思うのは、伝えたいメッセージはいろいろありますけど、見てくださる方、聴いてくださる方が楽しんでいただければ。そう思うと僕自身が楽しんでいる姿を伝えていくのが一番大事なのかなと思います。

──インストゥルメンタル作品って難しい局面もあると思うんですね。簡単に言うと、人の声とかメッセージとしての歌詞がないから聴く人が限られがちで。ともすると、プレイヤーの自己満足に陥りがちでもある。AKIHIDEさんはエンターティメント性という部分ではどう考えていますか?

AKIHIDE:おっしゃる通りで、ひとりよがりになっちゃいけないというのはありつつ、そこを考えすぎても面白くなくなると思うんですよね。最近、僕の作品にインストゥルメンタルが多いのは、ギターという楽器を弾く気持ちよさを、一緒に共有できたらどんなに幸せだろうと思ったのが発端なんです。例えば、速弾きをして僕が楽しくても、聴いている方にそれが伝わるかどうかはわからない。でも、大事なのはライヴだったら観終わった時に“楽しかったな”、“面白かったな”って思えることで。インストにこだわっているわけではなく、僕が表現できるものは何かなと思った時、今は歌よりもギターの方がいいかなと、それだけなんです。『ふるさと』の懐かしい感じや温かさを一緒に味わってみたかったり。

──その温度感や感触を共有するために、作品やライヴでは音以外の伝え方にもこだわり抜いてますし。

AKIHIDE:アートワークやMCはまさにそうですね。今のような活動ができるのはお客さんがいるからこそだと思っています。感謝は忘れないでいたいし、その気持ちを込めた曲が「この時計が止まるまで」なんです。

──それにしても、『ふるさと』のようなアルバムを作る一方で、BREAKERZでは激しくテクニカルなギターを聴かせるんですから。

AKIHIDE:いやいや、両方あるからこそ刺激になって得たものを活かせるんだと思います。それは今回、改めて強く思いましたね。

取材・文◎山本弘子



■5thアルバム『ふるさと』

2015.3.23 Release
【初回限定盤スペシャルパッケージ】ZACL-9089 ¥6,000(¥5,556+税)
※CD+LIVE DVD+スペシャルフォトブックレット(ふるさと詩集付き)
【通常盤 CD Only】ZACL-9090 \2,800(¥2,593+税)
※通常盤のみボーナストラック「Namida ~Live Version~」を収録
M1 夕焼け小焼け
M2 ゆりかご
M3 待雪草
M4 桜の森の満開の下
M5 小さなカーネーション
M6 遠雷
M7 星祭りの夜に
M8 ジェリーフィッシュ
M9 月下の蝶
M10 秋風スウィング
M11 氷雨
M12 この時計が止まるまで
<特典DVD>
※Premium Night Show 2015 夢見る海月のクリスマス in キリスト品川教会 グローリア・チャペル
M1 待雪草
M2 Moon Dancer
M3 Lapis Lazuli
M4 ジェリーフィッシュ
M5 氷雨
M6 桜の森の満開の下
M7 小さなカーネーション
M8 この時計が止まるまで

■東名阪ツアー<AKIHIDE Live Tour 2016 “桜の森の満開の下で”>

2016年3月27日(日) 東京 日本橋三井ホール
開場:16:30/開演:17:30
全席指定 7,000円(税込・ドリンク代別)※未就学児入場不可
(問)ディスクガレージ050-5533-0888

2016年4月1日(金) 名古屋 ダイアモンドホール
開場:18:30/開演:19:00
スタンディング 6,500円(税込・ドリンク代別)※整理番号付 ※未就学児入場不可
(問)サンデーフォークプロモーション052-320-9100

2016年4月3日(日) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
開場:16:30/開演:17:00
スタンディング 6,500円(税込・ドリンク代別)※整理番号付 ※未就学児入場不可
(問)キョードーインフォメーション0570-200-888

■<AKIHIDE Live Tour 2016 “続・桜の森の満開の下で”>(追加公演)
2016年4月10日(日) BLUE NOTE TOKYO
1st:開場16:00/開演17:00
2nd:開場19:00/開演20:00
7,500円(税込・飲食別)
(問)BLUE NOTE TOKYO 03-5485-0088
小学生以上18歳未満のお客様は、下記全ての条件を満たしている方のみご入場を承ります。
・ 保護者の方(20歳以上の)がご同伴下さい。
・ 1st公演のみ。
・ ボックスシートセンター、ボックスシートペア、ボックスシー L/Rをご利用の場合のみ。
※未就学児(小学生未満)のご入場はお断りしています。

◆AKIHIDE オフィシャルサイト
◆AKIHIDE ツアー特設サイト
◆AKIHIDE オフィシャルTwitter
◆BREAKERZ オフィシャルサイト

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