【インタビュー】SCREW、10年を振り返り「全てが輝いていた時間だった」

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▲【STANDARD EDITION】

■物語性がある楽曲に仕上がった
■1つ手に入れるなら何かを捨てていかなければならないのかなと

――『Melodies Best 2011-2016』には書き下ろしの新曲「Brilliant」が収録されていますね。

和己:そうですね。今回のベスト盤を携えて10周年ツアーを廻るので、新曲があったほうがフックにもなるし、意味付けにもなるので「新曲入れたいよね」って話になって。

――曲は和己さんとジンさんの共作ですね。

ジン:そうですね。一緒に作ったというよりは自分と和己の曲を合わせた感じなんですが、2人の特徴がうまいこと融合しました。合作はこれまでにもあったのですが、リード曲になるのは初めてで10周年にふさわしいヒストリー、物語性がある楽曲に仕上がったと思います。想像がつかない展開のアレンジの曲で、それがSCREWなんだなとも思いましたね。

――確かに。ヘヴィなんだけど、情緒的でもあり、メロディは伸びやかで。

和己:デモの段階からいろいろな要素を詰めこんだんですが、ジンとの合作になってさらに変化した曲ですね。例えばイントロのセクションって最初しか出てこないんですよ。そういう試みは初めてですし、出だしを聴いてまず、この曲のサビは思い浮かばないと思います。

マナブ:展開が多くて飽きないというのもありつつ、この曲も主役はメロディー。テンポ的に突っ走るような曲ではないんですが、僕が思うSCREWらしい曲ですね。

――「Brilliant」の歌詞もSCREWのことを歌っているのかなと思わされます。終わりのようでもあり、始まりのようでもあり、非常に意味深ですね。

ジン:歌詞にはバンドを続けている自分たち、続けさせてくれているファンへのメッセージも込められていると思います。

――未来への希望も込めつつ、最後の“地図を捨てよう”という言葉はどんな想いで書いたのか気になります。

鋲:後半の歌詞に関してはまだまだ何かを掴んでいきたい自分がいるけれど、1つ手に入れるなら何かを捨てていかなければならないのかなと。だから、10年で区切っている歌詞でもあるんですね。1度、整理したいなと。書いている時に1つ大事なものを犠牲にしなければという想いがあったので、すごく生々しい歌詞になったと思います。

――そのあたりが未来に繋がっていくわけですね。

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